11月のイベント。「コートを作ろう!!」スタート・キャンペーン、実施します

「誂え」にまたひとつ新たな分野が加わりました。今度は「コート」です。
ステンカラー、チェスターフィールド、トレンチ、といったドレス系や、
Pコート、マック・コートなどのカジュアル系、
コートといっても様々ですが、それらを全部「作ろう!!」で面倒見ましょう、というアイデアがようやく実現しました。

試着サイズ見本としても使用する4つのサンプルがようやく仕上がりましたので、まずはこちらをご紹介しましょう。こんなことができます、といういい参考例ですので。

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★ショート・マック…当店でもロングセラーになっているティピカルなマッキントッシュ・コートを、伊ロロピアーナの、ピーチスキン・コットンでストームシステム加工をした生地で作ってみました。
総裏で袖裏も付けましたので、ゴム引きモノよりも着やすくなっています。
参考価格\84,000。

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★ショート・トレンチ…ダブルのトレンチをショート丈で作ってみました。オーダーですから着丈は自由自在なんです。トレンチというのは、コテコテにいろんなディテールが付いていますが、これらのディテールをひとつずつ外していくという引き算をするといろんなコートの顔が作れるわけです。素材は撥水性の高いコットン・ギャバジンで、国産です。この紺色はなかなかいい色です。参考価格\89,250。

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★シングル・トレンチ…ロング丈のトレンチは、シングルで作ってみました。シングルだと前を開けたまんまでもサマになりやすいので。
肩章と右胸のヨークをなくして、袖口形状をタブ付けに変更すると、シングルのベルト付きコートになるわけです。
また、このサンプルには取り外しのできるライナーを付属として付けてみました。
素材はコットン・ギャバジンの玉虫織りで淡カーキ色、綿のドレスコートといえばこの生地ははずせません。
参考価格\94,500。

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★ロングボックスコート…チェスターフィールド・コートのかっこよさとステンカラーコートの使いやすさ、このいいトコ取りをしました。
後ろ姿はチェスターですが、襟元は狭く仕上げて、脇のポケットは手を入れやすい斜めの箱ポケにしました。
ラグランスリーブのステンカラーコートだとどうしても背中が丸くなって野暮ったく見えるのですが、付け袖の肩ですと自然に背筋が伸びるんですね。
袖口はちょっとキザっぽくダブルの折り返しにしてみました。
素材は英国製エドウィン・ウッドハウスの紺色の綾ウネで、super100’sウール90%カシミア10%。これ実はジャケット用の生地でして、おかげでとても軽く仕上げることができました。
写真には撮りませんでしたが、このコート、背中にも変わった仕掛けをしています。
参考価格\99,750。

ウールコートのサンプルはこれひとつですが、ウール素材については、スポーテックス、ハリスツイードなどのざっくりモノから、カシミア100%のようなラグジュアリーなモノまで、ジャケット用の生地をコートに転用できるので、想像しやすいだろうと思います。

さて、期待たっぷりにスタートのコートのオーダーですが、
受注経験をもう少し積みたいところなので、
11月中のご注文については、モニターとして着用感をレポートいただくことを条件に、
設定価格の15%offにて注文を承ることにします。
納期は3週間を頂戴しています。寒さは急にやってきますので、お早めにご検討いただけると嬉しいです。