入荷速報。英ナイジェル・ケーボンNigelCabournのリバーシブル・ヘビー・ネルシャツ。

ナイジェル・ケーボンNigel Cabourn。

☆リバーシブル・ヘビー・ネルシャツ Reversible heavy flannel shirt

ベースになっているカタチは第二次世界大戦当時、
英国軍が運用していたビンテージです。
普通のネルシャツはせいぜい4色使いですが、
これは9色も使って織られています。

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このチェック織りの生地は、表と裏とで、
縦目と横目の色の出方が逆になってしまいます。
ならばその特性を生かして、
どうせなら両A面で着られるようにしちゃおうじゃないか、
という遊び心から、リバーシブルのシャツになってしまいました。
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ただ、発想は単純でも製品にするにはかなりの苦労があったみたいです。
ボタンなんか、すごい工夫が施されています。
\29,400。

なんで今年ここでケーボンなのか。
これもちょっと大人の事情。流れ流れて再び当店へ。

ま、いいタイミングで当店にお鉢が回ってきてくれた、というところです。

でも、「これが好きだからこんな商品作っちゃいました」というブランドの中でも、
そのスキスキ度がハンパでない、一番上を行くブランドですから、
扱えることは大いなる喜びであります。


入荷速報。英ナイジェル・ケーボンNigel Cabourn、なんと当社に28年振りの再登場。まずはシャンブレーのシャツ。

ナイジェル・ケーボンNigel Cabourn。
今シーズンから取り扱い開始です。
前振りすると長くなるので、まずは商品紹介。

☆メディカル・シャツ(ダンガリー)Medical shirt(dungaree)
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1953年にヒラリー卿がエベレスト初登頂を果たした際に、
同行していた英国登山隊のメディカルドクターが着ていたシャツがベースになっています。
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ヨークからアームホールへの補強を意味する独特のデザイン、
カン留めやハトメにグリーンのアクセント。
あちこちに多用された3本針ステッチの美しさ。
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脇ピースもしっかり。 袖口や前立てには、赤耳使い。

もうこれ以上手の加えようがない、というほどに完成された、意味のあるデザインです。
これを実現できる日本の職人技にも驚きます。

ここまでビンテージウェアをレプリカナイズして、
この価格は決して高くない、と感じるのです。
\23,100。

さて、ナイジェル・ケーボンって、誰?、というお話。
実はこのブランドを扱うのは、28年振り。
28年前というと、まだセヴィルロウ倶樂部は開店していません、
その前の店でのことですから、随分と記憶も風化しています。
彼も私ももう50代のおじさんになっちゃいました。

ナイジェル・ケーボンNigel Cabournは一応デザイナーという肩書きですが、
普通のファッションデザイナーとはちょっと違います。
英国軍服をはじめとする欧州のビンテージウェア、
二十歳そこそこの頃から集め始めたそのコレクションはなんと4000点以上、

一点ものの貴重なビンテージウェアを顕微鏡レベルまで解析し尽くして、
決して手抜きはせずに、オリジナル以上のウェアを作る。
流行とは一線を画す。
というのがナイジェル・ケーボンの基本姿勢です。
だから、ほとんどの商品には、先述のようなストーリーが付きます。

……と、話せば長いので、また機会を見て、おいおい話します。


イベントのお知らせ。ニット地ジャケットを作ろう!! \3,000 offキャンペーン。9/16(金)~10/2(日)。明日9/10より受付開始します。

シャツジャケットとかジャージジャケットとか、今までいろんな呼び方をしてきましたが、
どうもうまく伝わらないので、今度は「ニット地ジャケット」と言ってみることにします。
ニットジャケット(衿付きのカーディガン?)ではありません、
伸縮性のあるニット生地(つまり業界用語で言うところのジャージです)の
ジャケットのことです。

で、秋のキャンペーンの知らせがファクトリーから届きました。

ニット地ジャケットを作ろう!!
メンズもレディスも、\3,000 offでオーダーを承ります。
ファクトリーの受注期間は、9月16日(金)から10月2日(日)まで、ですが、
店でのオーダーの受付は明日9月10日(土)から開始します。

新しい生地もいろいろと揃いました。
価格は、概ね3万円台後半から4万チョイといったところです。
男女とも同価格で、ここから3,000円をOFFします。

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今回はレディスでサンプルを2着作ってみました。もちろんメンズでもOkです。

☆紺の無地で裏側がストライプのダブルフェイス生地。
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ウール48%、コットン26%、ナイロン26%

☆白黒のハウンドトゥース(千鳥格子)で裏が黒無地のダブルフェイス。
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ウール25%、コットン75%。

キャンペーン割引を適用した仕上がり日は早くても10月14日と、
結構先になります。10月ともなればもうかなり涼しくなっているはず、
ですので、ご関心のある方は、早め早めのご注文をお考え下さい。


イベントのお知らせ。オーダーシャツも同時開催。シャツを作ろう!! いい生地だけ\3,000 offキャンペーン。9/16(金)~10/2(日)。明日9/10より受付開始します。

シャツも、ニット地ジャケットのキャンペーンと同時開催です。
(だって会社が同じなんですもん)

オーダーシャツも\3,000 offします。
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対象は概ね通常価格13,650円以上のいい生地で、これでも200柄以上あります。
(具体的な対象品番は売場でご確認下さい。)

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実施期間もニット地ジャケットと同じで、
ファクトリーの受注期間は、9月16日(金)から10月2日(日)まで、ですが、
店でのオーダーの受付は明日9月10日(土)から開始します。

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シャツを作ろう!!という呼び掛けは春夏期は盛んにやるのですが、
秋冬になると、我々も他のものを売るのに躍起になってしまい、
シャツまでなかなか目が届かなくなります。

この3,000円offのイベントが終わると、
オーダーシャツのイベントは春まで当分予定がありません。

ですので、秋冬にオーダーシャツを作ろうっかな、とお考えの方は、
是非このイベントをお見逃しなく、
どうぞこの機会をご活用下さい。


入荷速報。バルスターValstarのトレンチコートとパルスタリーノValstarinoのスウェードブルゾン。

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イタリア・ミラノのバルスターValstarといえば、
「バルスター型ブルゾン」とすっかり定番ブルゾンの代名詞のように
有名なこのカタチのブルゾン。
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何しろこの原型が出来上がったのが1935年というから、76年前のこと。
もちろん幾度となく細部の変更は繰り返されて、
特に21世紀に入ってからは、細身のスタイルにしてディテールも少し簡略化したモデルに、
新たにパルスタリーノValstarinoのブランドを冠し、
世界中のマーケットに供給を続けています。
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バルスタリーノ
ウォッシュドスウェード(やぎ革)のダークブラウン。\115,500。

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で、このバルスター。
もともとは、英国マンチェスターが本社のThe English Fashion Waterproofという会社が
1911年にミラノに設けたトレンチコートの縫製工場がそのルーツ。

数年後に英社の資本から離れ、以降バルスター社として、
英国的なトレンチコートを中心にイタリアを代表するコートブランドに
押し上がってきました。

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よそのブランドの多くがその生産拠点を東欧圏などに移す中、
バルスターは今でもずっとイタリア製を誇ります。

そして、今年がちょうど工場設立から100周年。

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なので、100周年を記念して、バルスターが100年間最も大切にしてきたコートであるトレンチコートを
「CENTO(=100)」の特別の刺繍入りで展開します。
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もちろん、スタイリングは現代風にアレンジされています。
ネイビーのみ。\113,400。

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ところで、なんでいきなり今年からバルスター始めんの?、という疑問はごもっとも。
まぁ簡単にいうと、大人の事情、でして、
親しくしている輸入卸が今年からエージェントになったから、であります。

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そんな理由でいいの、というつっこみも分からないでもないですが、
しかし過去には、大事に長く付き合いたい、と思い入れを込めて仕入れていたブランドが、
いきなり代理店が変わって、扱いたくても扱えなくなった、なんていう
悔しい経験を今まで何度もしてきているので、
逆にこういう契機で扱いが始まることも、この世界では充分アリなんですよ。11fwvalstarad4

 


入荷速報。アイルランドのジョナサン・リチャードJonathan Richard 、ドネガルツイードのシャツジャケット、3年振りの仕入れです。

アイルランドはダブリンのメンズブランド、ジョナサン・リチャードJonathan Richardに、
定番のシャツジャケットを3年振りにリピートオーダーしました。
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\38,850。

生地は、ドネガル(ドニゴール)の雄マギーのドネガル・ツイード。ブラウンとブラックのミックス色で、まるでアイルランドのターフ(ピート)の様な色合いです。
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もちろん本来はジャケットの生地ですが、これをとてもうまくシャツ仕立てにしています。
裏地はまったくなくて(これが実は技術的には難しい)、
重たいツイード素材なのに全然重たくない、早い時期から着られる、
というのが過去も人気の秘訣でした。

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ストンとしたスッキリのシルエットで、過去には身体の大きな人にもすこぶる好評だったので、
今回も、XS(日本のMに相当)、S(同じくL)、M(同じくXL)、と大きいサイズまで用意しました。

実は、アイルランドのインフレとウールの値上がりで、
3年前に比べて、仕入れ価格は40%も値上がりしていました。
発注時には、こりゃ相当値上げしないと合わないなぁ、と危惧していたのですが、
入荷してみたら、ユーロ安円高で為替レートは3年前より35%も下がっていました。
つまり、結果として、価格は据え置きができた、というオチになったのです。
めでたし。