入荷速報。ハリスツイードも準備ができました。なので、9月のジャケットキャンペーンの対象生地に追加します。

ジャケットを作ろう!!のキャンペーンを昨日からやっていますが、
例年好評のハリスツイードもいつもより早くセットできまして、
受注可能となりました。

毎年変わらない定番の品番に加えて、
今年も新しい柄が加わっています。

ハリスツイード自体のブランドとしてはやや食傷気味の感は否めませんが、
やっぱり安定した生地のバリエーションと価格は魅力です。
仕立て上がり参考価格、ジャケット62,000円~、ベスト26,000円~、と手頃なんですね。

ですので、ジャケットを作ろう!~帽子も一緒に3,500円で、
のキャンペーンの対象生地に加えます。


9月のイベント。ジャケットを作ろう!!~ドネガル/ローデン/ムーンビームで、帽子も一緒に。

新着のジャケット生地3種を先行して紹介したのには、訳があります。
このイベントを仕掛けるためでした。

9月のイベントは「ジャケットを作ろう!!」です。9月30日(日)まで。
ベストのオーダーも対象にします。

適用生地は、この3つのバンチ。

すなわち、左から

☆アイルランド、モロイ&サンズのドネガルツイード (67,000円~)

詳しくは紹介記事へ

☆スコットランド、ハリソンズのムーンビーム (79,000円~)

詳しくは紹介記事へ

☆オーストリア、ライヒトフリートのローデンクロス (64,000円~)

詳しくは紹介記事へ

イベントの特典です。
ふだんから余り生地を使ってお揃いの帽子の制作を12,000円でお薦めしていますが、
今回はこの帽子をキャンペーンの特典にします。

対象生地でのジャケット(またはベスト)のオーダーには、
3,500円(税別)の追加料金だけでお揃いの帽子をお作りいたします。
帽子のサンプルは写真のようにハットもキャップもいろいろあって、
当店のオリジナルデザインもあります。
ジャケットを裁断した残布を使用しますので、
ジャケット仕上がり後の制作で2週間程かかりますが、
その分帽子のデザインなどはジャケットを頼んだあとでゆっくり考えられますので、
楽しみが二度あるような気分になります。

なお、レディスのジャケットの受付は、前寸の活用が可能な方に限りますのでご了承ください。

まだ残暑のある時期ですが、お彼岸(秋分の日)が過ぎればすぐに涼しくなります。
ホントです、きっとそうなります。
ジャケットの仕上がりには一ヶ月掛かりますので、
今から頼んでおいてまったく早すぎるなんてことはないのです。

本日から受付開始です。お待ちしてます。9月30日(日)まで。


入荷速報。オーストリアのライヒトフリート社Leichtfried woollen millsから届いたローデンクロス。…といえばチロリアンジャケットのイメージですが、こいつは圧縮していても軽く柔らかで近代的な仕上がりです。

オーストリア特産のローデン・クロス。
はい、衿を縁取りしたチロリアン・ジャケットやずっしりと重たいローデンコートでお馴染みの、
お湯で茹でて圧縮させたフェルト・ウール生地の代表選手です。が、

今回始めるライヒトフリートのローデンは、上質なフラノ生地のようなソフトなタッチ。
で、剛毛ではなく、メリノウールを使った近代化がミソのようです。
これならジャケットやコートを作ってもゴワつかない仕立て映えのいい服ができそうです。
フランネルっぽく作るなら、ネイビーやグレーでしょうが、
ローデン・グリーンと呼ばれるお得意のグリーンカラーやボルドー、などもココらしくて一興です。

クラシックな雰囲気をお求めの方には、アルパカ混のヒマラヤ・ローデンもおすすめです。

おなじみのダブルフェイス素材も用意されていて、
一枚仕立てのシャツジャケットやチェスターコートにすると面白そうです。

価格は生地と工場によって異なりますが、
ジャケットで64,000円~、と、思ったよりも手頃な価格設定ができています。

この生地の織元、ライヒトフリート社Leichtfried Woollen Millsについても、
実はあまり良く知らないのですが、
100年以上続く、ローデンクロスの老舗にして、近代化を怠らず、軽量で贅沢感のあるローデンクロスを目指して研鑽を続けているそうな。
立派なサイトがあるので、ご覧いただきたいです。
Leichfried Loden

この秋は、ジャケット生地が面白いです。


入荷速報。アイルランド・モロイ&サンズから、ドネガル・ツイード11色。ウェイトもネップもやりすぎ感が抜けた、いい意味でフツーに着られる、今までにありそでなかったジャケット生地が登場です。

アイルランド特産のドネガル・ツイード(ドニゴール、とも言いますね)。
新たに届いたのがこの11色。

え、何が新しいの、なんだかつまらなくない?、と思った方もいるでしょうね。

ドネガル・ツイードと言えば、ざっくりとぶ厚くて重たい、カラフルな色糸のネップがたくさん入っている、という印象をお持ちでしょう。
当店でも今までそれを売り言葉に、ハリスツイードや他のツイードに飽き足らないような、
まあ、ちょっとマニア的な生地としてご紹介してきました。
こんな生地ですよね。W.Billのコレクションです。

今回、モロイ&サンズという会社から届いたのは、
もっと軽いし(390g)、ネップもかなり控えめ、
つまりことさらにアイリッシュネスを訴えないでいいの、という方に向けた、
ポピュラー性を狙った、今までにありそでなかったコレクションだと言う位置づけで取り上げました。

つまり、それほどドネガルツイードにこだわるわけじゃないけれど、
ハリスツイードにはそろそろ食傷気味だし、
柄物でなく、無地のいいツイードが欲しいよ、という需要はかならずある、と踏みました。

ちなみに、織元(weaver)のモロイ&サンズMolloy&sonsについては、正直あんまり良く知りません。(今回は輸入生地問屋さんの紹介なんです)
ドネガルのアーダーArdaraで5世代続く、とサイトにはあるけれど、
モロイという姓はアーダーではよくある苗字だし、自社内で織っているのかも判明しませんが、サイトは割とよくできていて、きれいな動画もあるので、
興味のある方は見てみてください。
Molloy&Sons

あ、価格を書き忘れるところでした。
ジャケット仕立て上がり参考価格。67,000円~84,000円(税別)、です。


入荷速報。英ハリソンズから秋冬ジャケットのロングセラー「ムーンビーム」がリニュアルされ生地バンチが届きました。スコットランド製、ラム75%アンゴラ25%、全52柄。月光のネーミングが頷けます。

さあ、お盆休みも明けまして、いよいよ秋冬モノに切り替わります。

もう十何年も売り続けているジャケットの生地、ハリソンズのムーンビームが
久しぶりに全面リニュアルされまして、本日手元に届きました。

ムーンビーム、つまり月光。スコットランドの某有名ミルで織られていて、
裏表紙の風景写真の様な月明かりの色合いがそのイメージなのでしょう。

組成は、スーパーファインラムズウール75%、アンゴラ25%。つまり子羊3頭+うさぎ1羽。11oz(オンス)=320gのウェイトは秋冬のジャケット生地としては軽い方に属します。

色柄は全52柄。無地調からヘリンボーン、グレンチェックまで多彩です。特に2インチ角のブロックチェックは長年定評があります。
カラーリングにもスコットランドらしさが出ています。ムーンビームの名の如きブルー系はかなりの種類があり、迷うところです。
で、見本代わりに自分用に一着分注文したのですが、散々悩んだ末、
フォレストグリーンの無地系を頼みました。
黒と緑を掛け合わせたピンヘッドで、黒い靴で合わせられるグリーン系は意外に珍しく、
ロビンフッドが住んでいたシャーウッドの森、というインスピレーションがむくむくと湧いたので、これに決めました。
(最初の写真、バンチブックの下に敷いてあるのがそのグリーンの生地です)


ジャケット仕立て上がりの価格。
制作を依頼するファクトリーによって異なりまして、
79,000円、86,000円、96,000円、です。(税別)
ベストも作れます。33,000~43000円。

ラムズウール&アンゴラ、略してラムアンとよく言いますが、
スコットランドでは、ジャケットだけでなく、マフラー・スカーフやインテリア素材としてもよく使われる糸です。
プアマンズ・カシミアとかカシミアもどき、などと揶揄する口の悪いこともいたりしますが、
粗悪なカシミア製品よりもよほどぬめりと光沢のラグジュアリー感があり、
ラムアンは、もはや一定の別領域を確実に確保した高級素材と考えたほうがいいと思います。
ビールよりも高い発泡酒や瘠せたカニよりうまいカニかまぼこ、そういう物が出てますよね。

この52柄中に、あなたを呼んでいるひと柄がきっと見つかるはずです。

 

 


入荷速報。丸和ニットの新作は、春夏秋OKのニット生地ジャケット&パンツ。お得意のバランサーキュラー機と縫い代なしの突き合わせ縫い。シルエットも想像以上によく出来てます。

今までも何度か紹介してきた、和歌山は丸和ニットのジャケットです。
(ブランド名は、ビブレイン。紹介記事はこちらで)

新作は春夏秋対応のセットアップです。


上も下もLサイズを着ています。私だいぶお腹が出てきましたね。ウェスト86cmぐらいかな。

ポリエステル61%、キュプラ(ベンベルグ)30%、ナイロン9%。ネット洗い可。
色はネイビーとグレーの2色。
ジャケット24,000円(税別)、パンツ16,000円(税別)。M, L,LLの3サイズ。

(わかりやすく赤い線で示しました。縫い代なしで縫合しています。コレが裏側ですよ。)

生地は日本で4台しかない大変複雑な機械「バランサーキュラー」で編み織り上げた、丸和ニットだけが作れる特殊生地。伸縮するのに伸びっぱなしにはならない、という奇跡のような素材です。
それを縫い代のない突き合わせ縫合という特殊ミシンで組み立てています。

このことはもう皆さんよくご存知ですよね。
今回の新作は、シワになりにくく、水洗いもできて、トラベルの携行にも便利、
という利便性を重視したため、
天然素材に固執することなく、また上着の作りも身返しも背裏地もなしの簡略仕立て、で仕上げています。

想像以上に出来が良いのが、ワンタック入りのパンツ。

尻も太腿もあり、お腹も出ていて、足も短い、と、コンプレックスだらけの私が履いても、ご覧のとおり、悪くないでしょ。(Lサイズを履いてます)

ね。さすがに縫い代なし突き合わせ縫合はパンツでは出来ませんが、
裏地を付けず丁寧に、しかも水洗い対応可能で、仕立ててます。

今日展示サンプルが届いたので急いで写真をとって自分の言葉で解説を書きました。
実は丸和ニットのサイトにも動画入りで詳しい商品説明がありますので、
こちらの方も是非参考にご覧下さい。こちらです。

(先方サイトにはレデイス版も一緒に紹介されています。試着サンプルを用意しているのはメンズだけですが、レディスも取り寄せができます)

上着はカーディガンのような、パンツはジャージのような、そんな楽チンな着心地ですが、
そこそこにはサマになるという、さすがのメイドインジャパンであります。