ナイジェル・ケーボンのベーシック・ポロ。
ポロシャツにしてはやや厚手、ラガーシャツよりはうんと薄手、という、天竺素材を使い、
シャツのような三本針の縫いを肩線やヨークにふんだんに施し、
タブ付き台衿ボタン、大きめの胸ポケット、
猫目の二つ穴ボタン、などなど、
こんだけ特徴的なのに、なぜか、ベーシック・ポロという品名が与えられています。
三本針使いをこれでもかと見せつけてくれるのがネイビー。
逆にさりげなく見えるのがアイボリー。
色違いで大違い、の2色展開です。
綿100%、\12,600。
ナイジェル・ケーボンの夏物です。
1953年にエベレスト初登頂を果たしたのは、良く知られているとおり、
英国のエドモンド・ヒラリー卿が率いる登山隊ですが、
実際に8776メートルの山頂に立ったのは二人です。
一人はもちろんヒラリー卿、
そしてもう一人はチベット人シェルパのテンジン・ノルゲイでありました。
このシャツは、そのテンジン・ノルゲイが着ていたシャツを元にしてデザインされたものです。
オリジナルは当然長袖の冬物なのですが、ここでは夏らしい半袖として登場させました。
カーキ色の濃淡というツートンの配色で、特に肩のところの切り替えが特徴的です。
大きめに付いた両胸のポケットもフタ付きプリーツ付きで
いいアイキャッチとなっています。
素材は薄手の高密度コットン100%、それをウォッシュド加工しています。
\19,950。
競争相手の多い、鹿の子のポロシャツですが、
当店の今シーズン、こんなチョイスをしてみました。
衿はボタンダウン。
台衿のあるモデルなので、ジャケットを上から羽織っても衿が沈みません。
そしてロールの具合がいいのです。コレは自慢してもいいですね。
全体のボディは、細身で丈も短め。
袖口は提灯袖ではなく、巻き縫い仕様で、だぼ付かずにスッキリとしています。
素材はカノコ素材には珍しいコットン65%リネン35%。これを洗い加工を掛けています。
触った感じは麻が混じっているようには感じませんが、
このくたった様な感覚はリネン混じりだからなんでしょうね。
色は、よそになかなか無さそうで、しかも合わせやすい色として二つの色を選びました。
何色、と言いにくいのですが、
鉱物っぽいというか、土から掘り出したような感覚の色なので、
勝手にミネラルカラーと名付けました。
黄色っぽいイエローストーンと
茶がかった粘土のような、ミンクのような色です。
そしてカノコには欠かせないホワイト(一番上の写真)、を加えた、3色の展開です。
\22,050。
インコテックスと同じスローウエアのグループに属す
ニット&カットのイタリアブランド、ザノーネZANONEの、
夏のお得意もの、アイスコットンのポロシャツです。

アイスコットンというのは、スイスの紡績屋さんが開発した糸なんですが、
強撚糸といって、細い糸をともかく思いっ切り「撚(よ)り(=捻(ねじ)り)」を掛けた糸でして、
肌触りがものすごくシャリッと冷やっこい、という素材です。
ザノーネがうまいのは、高機能素材という点を前面に訴えるんじゃなくて、
格好良くスタイリッシュに仕上がっているところ。
ま、インコテックスのグループですから当然といえば当然でしょうか。
チビ衿ですが、台衿がしっかりと付いているので、
ジャケットの中に着ても衿が潜ってジャケットから見えなくなってしまう、
なんてことがありません。

ブラック、と、ネイビーの2色。
白も、と言いたいところですが、
サンプルを見たら白はあまりに透けすぎるので発注を止めときました。
イタリア製、コットン100%、普通に洗濯機での洗いがOK。\21,000。
トロトロふわふわのカノコ素材、として、毎年定評のフィルメランジェのJohn2です。
エジプト綿ギザ70とオーガニックコットン糸を吊り編み機で掛け合わせた絶品です。
ライトグレーとホワイトの2つの色を、ボディはカノコ編みに掛け合わせ、衿部分(袖リブも)は細ボーダーに配列したもの、


同じく、ネイビーとキナリの2色を、ボディはカノコ編みに掛け合わせ、衿部分(袖リブも)は細ボーダーに配列したもの、


この2柄は、昨年からの継続です。
昨年も好評で仕込んだ在庫はシーズン内ですべて完売しましたので、
新たに今年度分として追加発注しました。
ただ、これらの唯一の欠点は、汗などで濡れるとそこだけ色が濃くなってしまう、
という点にありました。
そこで、今年新たに加わったのが、真っ黒です。これは重宝です。

ということで今年は3色展開のJohn2。価格は\13,650。
フィルメランジェのレディスです。
メンズ同様の隠し技入りボーダーTシャツ、レディスもあるんです。
品番名SALLY。
女性らしく、首元はUネック、シルエットもちょっとだけ裾広がり、になってます。
胸ポケットに同じストライプ幅のシャツ生地を使っているのはメンズと同じ、
でも、バストを意識して、コンパクトで程良い位置に付いてます。
背中側は、メンズ同様にスプリットヨークに布帛のシャツ地を使用。
よく見ないとわかんないですよね。
ヨークの中央に小さく見えているオレンジの閂留め(かんどめ)は、
フィルメランジェ レディス版のあかしだそうで、「女の子のしるし」。

marine melange(ブルー)とmelange(ライトグレー)の2色。\9,975。
さて、レディスだけのアイテム、それがワンピースです。
品番名SIENNAです。

前身頃と背中側のヨークは布帛のシャツ地、後ろ身頃だけが吊り編みのニット地になってます。
つまり、Tシャツに比べるとシャツ生地を使っている比率が高いのですね。
衿があるから、なんですけれど。
コンパクトでありながら、ストレスのない着心地を味わえます。
裾の脇ピースには、フィルメランジェカラーということで、
オレンジのアクセントカラーが入ります。。

これも、marine melange(ブルー)とmelange(ライトグレー)の2色です。
\19,950。