「ふわとろ」の触感で皆さんを魅了し続けている、
フィルメランジェ不動の定番パーカPARKERの追加が入荷しました。\21,000。
これで色展開は3種。
表身頃だけが少し濃くて微妙なツートングラデの「メランジ(melange)」
全体に黒っぽい「ブラック・メランジ(black melange) 」
ついでに、ここで書いちゃいますが、このPARKERを前開きにした
JEFFEREY(\25,200)もありますよ。
「翼の王国」の影響からか、今年はアランセーターが予定よりも売れているので、倉庫から古いストックを持ってきました。
これでもう倉庫は空になりまして、ついにこれが最後のデッドストック放出となりました。
ほとんどが1980年代に編まれたものです。
今回の追加は、すべてバイニン(白、キナリ)のプルオーバーで、
サイズは38,40,42の3サイズ、全部で9枚です。
特に40サイズは、かなり品薄になっていたので、これで一挙に候補作品が増えました。
中には、何でこんな古いセーターが売れずに残っていたの? というような
ベリーオールドなものも含まれています。
どうぞこちらから在庫一覧をご覧下さい。
https://www.savilerowclub.com/aran/aranswf.htm
英国本島のはるか北方の北海、
ノルウェイとの中間に位置するシェットランド諸島にあるジェイミーソン社。
またの名を遅刻の常習犯。
11月に入んなかったらキャンセルだかんね、と言っていた、
そのリミット2週間前にやっとの到着です。
こんだけ遅れても、他に代わるものがないので、ちゃんと店頭に並ぶ、
というのは凄いところです。
ピッタリめフィッティングで着てもらいたいので、
今回は、38をMサイズ見当に、40をLサイズ見当に、と、2サイズで用意しました。
解説なしで、じっくりと見て下さい。
☆ショールカラー(へちま衿) 2つボタン・プルオーバー(かぶり) \26,250
★レディス・Uネック・プルオーバー(かぶり) \21,840。サイズ34”のみ
最初に言っておきます。
本来、アランセーターというのはプルオーバー(かぶり)なのです。
その発祥の由来からしても、
また独特の編み柄が最も美しく映えるという視覚的な理由からいっても、
アランセーターというのは本来はプルオーバーしかないのです。
(何をもって「本物のアランセーター」と呼ぶのか、という定義はこちらをご覧下さい)
ただ、そうは言っても、カーディガンはないの、というご要望は絶えません。
確かにニットジャケットとして着られる実用性は捨てがたい魅力です。
実際に、私だって、何枚も持っているアランセーターのうち、プルオーバーとカーディガン、
どっちを多く着ているか、と問われれば、後者であるわけですから。
ということで、待望の衿付きカーディガンの復活です。
恩人・故パドレイグ・オシォコン氏はこのカタチを
ランバージャケット(lumber=きこり)と呼んでいたので、
引き続きその呼び方を継承したいと思います。
商品の提供はアイルランド・コークのアテナ・デザインに頼みました。
ここは、亡きオシォコン氏とも古くから交遊があり、
優秀なニッター(編み手)をアイルランド国内に多く抱えています。
毛糸は、アイルランド・ドネガルのドネガル・ヤーン社からの供給ですが、
従前からのマシンニット/ハンドニット兼用の汎用糸ではなく、
近年復活を遂げたハンドニット専用のアイリッシュヤーンを供給してもらっています。
(オモーリャも同じ糸を使っています)
伝統的はボタン型だけでなく、今回は近代的なフルジップ型も頼んでみました。
うまくできました。
色は、未染色のブラックシープの毛にライトグレーをブレンドした「ブラック&シルバー」を中心に、バイニン(ナチュラルホワイト)と新色ライトグレーの3色です。(ジップ型はブラック&シルバーのみ)
サイズも幅広く、レディス向け34"からメンズLの44"まで揃えました。
価格です。これが39,900円なのであります。
えっ、プルオーバーが49,350円で、カーディガンが39,900円?
逆じゃないの? 間違ってない? と思われるかもしれません。
編み手の技量が劣るわけでもなく、使っている糸も同じですしね。
実は、この価格の差こそが、冒頭に触れた「本物のアランセーター」の度合の違いなのです。
どこまでインディビジュアル(一枚ずつが柄もサイズもバラバラに違う)なのかの差であります。
このランバージャケットの方は、どれも編み柄は同じですし、仕上がりサイズもほぼ均一なんです。
(もちろんハンドニットですから多少の個体差はありますが)
安かろう……では決してありませんから、自信の3万円代です。
遅れていました、カーディガンタイプが到着です。
ブラックシープ(焦げ茶)、バイニン(生成)、オートミール(ライトグレー)など
これらは、アイルランド・コークのアテナ・デザインAthenaDesignsからの提供。
熟練の編み手によりますが、
アラン諸島やその周辺の編み手に限定せず、
柄パターンもほぼ標準化させているので、
価格は、リアルなアランセーターよりも手頃で39,900と設定しました。
この価格でこれだけのグレードのセーターを提供できるのは、
恐らく当店ぐらいなものだろう、と自負してますが…。
これから実測などの検品に入ります。
WEBに販売可能な在庫として載せられるのは、もうしばらく先になります。
お急ぎの方は直接店までお越し下さい。
これらのセーターとアランセーターとの違いは、
当店サイトの§商品の区分(定義)
をお読み下さい。