入荷速報。英ジェイミーソンズ(ジャミーソンJamieson’s)のフェアアイルセーター、遅れに遅れてようやく入荷しました。ベストやショールカラーなど。男女あり。

英国本島のはるか北方の北海、
ノルウェイとの中間に位置するシェットランド諸島にあるジェイミーソン社。

またの名を遅刻の常習犯。

11月に入んなかったらキャンセルだかんね、と言っていた、
そのリミット2週間前にやっとの到着です。
こんだけ遅れても、他に代わるものがないので、ちゃんと店頭に並ぶ、
というのは凄いところです。
ピッタリめフィッティングで着てもらいたいので、
今回は、38をMサイズ見当に、40をLサイズ見当に、と、2サイズで用意しました。

解説なしで、じっくりと見て下さい。

☆Vベスト・プルオーバー(かぶり) \21,840。
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☆Vベスト・前開き \23,730
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☆ショールカラー(へちま衿) 2つボタン・プルオーバー(かぶり) \26,250
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★レディス・Uネック・プルオーバー(かぶり)  \21,840。サイズ34”のみ
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詳細案内。「アランセーターのカーディガンはないのですか」との多くのお問い合わせにお応えできる、衿付きカーディガン(ランバージャケットlumberjacket)が揃いました。アイルランドのアテナ・デザインAthena Designsから、ボタン型とジップ型、3色、男女あり。

最初に言っておきます。
本来、アランセーターというのはプルオーバー(かぶり)なのです。
その発祥の由来からしても、
また独特の編み柄が最も美しく映えるという視覚的な理由からいっても、
アランセーターというのは本来はプルオーバーしかないのです。
(何をもって「本物のアランセーター」と呼ぶのか、という定義はこちらをご覧下さい)

ただ、そうは言っても、カーディガンはないの、というご要望は絶えません。
確かにニットジャケットとして着られる実用性は捨てがたい魅力です。
実際に、私だって、何枚も持っているアランセーターのうち、プルオーバーとカーディガン、
どっちを多く着ているか、と問われれば、後者であるわけですから。

ということで、待望の衿付きカーディガンの復活です。
恩人・故パドレイグ・オシォコン氏はこのカタチを
ランバージャケット(lumber=きこり)と呼んでいたので、
引き続きその呼び方を継承したいと思います。

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商品の提供はアイルランド・コークのアテナ・デザインに頼みました。
ここは、亡きオシォコン氏とも古くから交遊があり、
優秀なニッター(編み手)をアイルランド国内に多く抱えています。

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毛糸は、アイルランド・ドネガルのドネガル・ヤーン社からの供給ですが、
従前からのマシンニット/ハンドニット兼用の汎用糸ではなく、
近年復活を遂げたハンドニット専用のアイリッシュヤーンを供給してもらっています。
(オモーリャも同じ糸を使っています)

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伝統的はボタン型だけでなく、今回は近代的なフルジップ型も頼んでみました。
うまくできました。

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色は、未染色のブラックシープの毛にライトグレーをブレンドした「ブラック&シルバー」を中心に、バイニン(ナチュラルホワイト)と新色ライトグレーの3色です。(ジップ型はブラック&シルバーのみ)

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サイズも幅広く、レディス向け34"からメンズLの44"まで揃えました。

価格です。これが39,900円なのであります。
えっ、プルオーバーが49,350円で、カーディガンが39,900円?
逆じゃないの? 間違ってない? と思われるかもしれません。
編み手の技量が劣るわけでもなく、使っている糸も同じですしね。

実は、この価格の差こそが、冒頭に触れた「本物のアランセーター」の度合の違いなのです。
どこまでインディビジュアル(一枚ずつが柄もサイズもバラバラに違う)なのかの差であります。
このランバージャケットの方は、どれも編み柄は同じですし、仕上がりサイズもほぼ均一なんです。
(もちろんハンドニットですから多少の個体差はありますが)

安かろう……では決してありませんから、自信の3万円代です。


入荷(超)速報。アランセーター。アラン模様の手編みカーディガンジャケットが、やっと入荷しました。各色、男女、あり。

遅れていました、カーディガンタイプが到着です。
Athena
ブラックシープ(焦げ茶)、バイニン(生成)、オートミール(ライトグレー)など

これらは、アイルランド・コークのアテナ・デザインAthenaDesignsからの提供。
熟練の編み手によりますが、
アラン諸島やその周辺の編み手に限定せず、
柄パターンもほぼ標準化させているので、
価格は、リアルなアランセーターよりも手頃で39,900と設定しました。

この価格でこれだけのグレードのセーターを提供できるのは、
恐らく当店ぐらいなものだろう、と自負してますが…。

これから実測などの検品に入ります。
WEBに販売可能な在庫として載せられるのは、もうしばらく先になります。

お急ぎの方は直接店までお越し下さい。

これらのセーターとアランセーターとの違いは、
当店サイトの§商品の区分(定義)
をお読み下さい。


入荷速報。フィルメランジェFilMelange、秋冬はウールも手掛けます。BUDDY2はウールフリース素材のボアを使ったアウターベスト。

フィルメランジェFilMelangeというと、
吊り編みのオーガニックコットン、というイメージがありますが、
しかし彼らはリネンもウールも大好きなのです。
なので冬になればウール素材でも提案があるのが楽しいのです。

入荷したのは、BUDDY2。\39,900。

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従来から好評のBUDDYをマイナーチェンジ、改良したものです。
昨年のは配色のコントラストがかなり強かったのですが、
今年はだいぶおとなしくなりました。

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メリノウールのボアをメインに、
衿と胸の配色アクセントの部分はシェットランドツイードを組み合わせています。
ririのジッパーも光を抑えたグレー系のカラーに変わりました。

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色は2色。メランジェ(グレー)とネイビー。

デザイナーからも素材解説が来ていますので、ここに書き添えます。
「最高品質のメリノウールに防縮加工を施した糸を使用し、天然素材100%の、
洗えるフリース素材を実現しました。
メリノウールは現代でもシリアスな冒険の現場で使用され続ける
天然のブレサブル&サーモテック素材。
濡れると発熱し、体温を保つその性能にはどんなテクノロジー素材もかないません。
さらにフィルメランジェでは着心地を追求し、
スケールの立っていない柔らかな肌触りのメリノウールを使用しています。」


入荷速報。フィルメランジェFilMelangeが英国をテーマに冬のジャケットを作ると、こうなる。CHARLES、絶品でしょ。

3月の震災直後、キラー通りに開店したばかりの
フィルメランジェFilMelangeの直営店で開かれた秋冬物の展示会。
行くとデザイナーの尾崎さんがニコニコと話しかけてきます。
「野沢さん、今回のテーマ、英国、なんです。コレ見て下さいよ。」と。
ははは、こりゃうまく作ったねぇ、と感心したのがこのジャケット、
CHARLESです。47,250円。

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世の中には、織り(ウィーブweave)と編み(ニットknit)の区別を、
ごっちゃにしている人が多くて、
例えばアランセーターを指して「コレは手で織るんですか」という人がいたり、
逆に、スーツ生地を見て「このヘリンボーンの編みは…」という人もいます。
このジャケットはその違いを説明するには絶好の教材です。

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前身頃が織り(ウィーブweave)生地、後身頃と袖が編み(ニットknit)生地、
で、しかも材料となる糸は同じ糸を使っているんです。

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だから、前から見ると織り生地のジャケットのように見えるのですが、
着てみると、あら不思議、まるでカーディガンなのです。

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エドワード8世(ウインザー公)を思わせるグレンチェック、
まさにプリンス・オブ・ウェールズ、の柄のブラウン色と、

英国カントリーといえば、という、グレーのヘリンボーンツイード、
この2つをチョイスしました。

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デザイナーからのメッセージはこう。
「上質なラムズウールの糸をぎっしり編んで縮絨(しゅくじゅう)したニット地と、
同じ糸を使用してシャトル機で織った同柄の織物を、
シームレスにつなぎ合わせてひとつの製品にしました。」

フィルメランジェのコレクションの中では一見異質なものに見えるかもしれませんが、
なかなかどうして、じっくり見ると、やっぱり、ココらしい、ココしかできない、
というものに仕上がっているんですね。
さすが。絶品でしょ。


入荷速報。フィルメランジェFilMelange、テーマ英国のコンセプトをレディスに置き換えるとこういうパーカができました。CEDRICです。

フィルメランジェFilMelange、CEDRICです。
セドリックといえば小公子、つまり男の子の名前ですが、
当店ではレディスのサイズだけを採用しました。37,800円。

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写真でお分かりのように、メンズのCHARLESと同じ生地を使っています。
プリンス・オブ・ウェールズ(グレンチェック)の柄です。
これも、織り(ウィーブweave)と編み(ニットknit)の違いを示す好教材です。

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つまり、同じ糸を原料にしつつ、
前身頃が織り(ウィーブweave)生地、後身頃と袖が編み(ニットknit)生地、
になっています。
フードは、というと、ははは、面白いことやってる、
外側が織り、内側が編み、になってますね。

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見た目と違って、ふんにゃっ~、と着られます。