入荷速報。英ウィリアム・ロッキー、アーガイル模様のVセーター(インターシャ編み、ラムズウール)です。

英国スコットランドはホーウィックHawickのウィリアム・ロッキーWilliam Lockieから、
ひと柄だけ、アーガイルセーターの到着です。

ここのファクトリーに伺って、
ランチにホーウィック名物の特製ハギスをご馳走になったのが、
懐かしく思い出されます。

インターシャ編みのアーガイル模様、
Vネックです。Vゾーンは狭めですね。
素材はラムズウールの1プライ。
\24,675

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色は写真のFlannel(ライトグレー)ベースのみ。
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何だかとても当たり前の商品のように見えますが、
実は、アーガイルのVネック、というのは意外に色柄のチョイスが難しいのです。

というのも、Vネックとアーガイル、仲が良さそうに見えて、ケンカもするのです。
この2つの斜めの線の角度が違うので、
Vネックに切り取られたアーガイルの部分が変に浮いて見えたりするんです。

例えば好ましくない例はこういう感じで、
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何だかセンターのブルーのダイヤがV字に模様が残っちゃったような
おかしな見映えになってしまいます。

入荷品はそう見えないように、ちゃんと配慮してあるのです。
何事もないように当たり前に見せる、というのも腕の見せ所のひとつなのであります。


入荷速報。フィルメランジェのレディス。ウールのパーカ、ヨシュアJoshua2です。

フィルメランジェでは、レディスもあります。
品番がヨシュアJoshua2で、\35,700。

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素材は、メリノウール100%。コットンじゃない、というのも冬物らしいです。

でもって、このウール裏毛スウェット素材、
ちゃんと洗えるのです。さすがフィルメランジェ。

ボディ全体は一枚物なのですが、フード内側だけはボア付きになってます。
被ってふわふわを頬で楽しむもよし、
被らずに丸みのあるフードの形状を楽しむもよし。
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ワインとネイビーの2色。


入荷速報。英国ジョン・スメドレーのメリノウール・セーター。女子編

ジョン・スメドレー、レディスの新作紹介です。

☆アーガイルカーディガン Kerbela \37,800

シンプルに小さいダイヤを左右に4列ずつ配置しています。
70年代ぽいレトロ感がありますね。
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Charcoalベース

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Polar Whiteベース

☆丸首カーディガン Antionette \31,500
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ウェストスッキリな新シェイプ「Pettite Neat Fit」

しっかり「くびれ」てます。しかもいい位置で。

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Indigo(藍)とBlack。

釦が11個。
カーディガンというと、どうしても重ね着のイメージがありますが、
これは、ボタン全部締めて単品で着てもらいたい、というのが作り手の意図ですね。

☆タートルネックプルオーバー Twine \27,300
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↑のカーディガン同様のスッキリシェイプの「Pettite Neat Fit」。
「くびれ」しっかり、です。
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Soot(すす)とIndigo(藍)の2色。
どちらもメランジェ(杢)の色合いです。

     


入荷速報。英国製「エベレスト」のセーター、今年も到着。ほんとのシェットランドセーターってこんなに不思議な暖かさがあるんだ、と実感します。

シェットランドセーターの最高峰、エベレストです。

今年も入荷しました。飽きずに毎年同じことを繰り返しお話しすることも大事でしょう。
手抜きせずに語ります。

英国の北方、北海に浮かぶシェットランド諸島のメインの島、
シェットランド本島で編まれているのがアンダーソン社の「エベレスト」です。

特産のシェットランドシープの子羊の産毛を使い、
古い手編み機(ハンドフレーム)で無縫製の筒編み(シームレス)で編まれています。

「エベレスト」の名称は、1953年エベレスト初登頂に成功した
エドモンド・ヒラリー英国隊が着用していたことに由来します。
もっともその当時の着方は、むしろ下着に近かったようですが。

①丸首プルオーバー \23,100
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Red、Fawn、Blueの3色。

物事何が幸いするか、分からないものでして、
エベレストの場合、その下着っぽさが奏功したのですね。
無縫製の丸編み、胴や腕の密着するような細さ、
締め付け感のないシングルリブの衿回り、などなど、

60年間変えなかった(いや、たぶん変えられなかった?)化石のようなセーターが
現代の要求にぴったり合ってしまった、というファッションの世界では希有な例です。

②Vネックプルオーバー \23,100
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Lt Grey、Shaela、Blue、Navy、Charcoalの5色。

シェットランドウールというと、ひと頃は廉価品の代名詞のように扱われていましたが、
本物のシェットランドウールというのは不思議な暖かさがあるのです。

カシミアともメリノウールともジーロンラムズウールとも違う、
じわっと包まれるような発熱体のような柔らかい暖かさです。
(あ、これも今時の下着に似てるのかも…?)

③Vネックベスト \19,950
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Red、Green、Lt Grey、Shaela、Blue、Navy、Carcoalの7色。

一枚買った方が色違いやカタチ違いを求められたり、
自分が着て良かったので父親にも勧めてみたり、と
リピーターや高年齢の方の比率が高いのも特徴でしょう。

何年も同じものが売れ続ける理由がここにあります。


再報解説。英国ジョン・スメドレー、メリノウールの極細ニット、この秋冬の入荷品はこんな感じです。男子編

英国のニット、ジョン・スメドレーです。
薄手の無地セーターばかりなので、どれも毎年同じなんだろ、って思うかもしれませんが、
結構その年毎に微妙に変化しているのです。

まずはメンズから。

★メリノ24ゲージ、VネックカーディガンCAVENDISH \31,500
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もったりしたシルエットだと「老けアイテム」になってしまうカーディガンですが、
ポケットもなくスッキリとしたシャープなスタイリング、高めのVネック、で、
デニムなどのカジュアルシーンにも使えるアイテムに昇華しています。
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細かいところなんですが、Vネックのところもちゃんと「減らし」で仕上げていて、
以前見られた手抜きのようなカットソー的な簡易仕上げからかなり改善されています。
こういう点はセーター好きとしては、大いに評価しています。
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左から、Charcoal、Black、そして新色のSoot(すす)。

Sootは、いい色ですよ。すす払いの「すす」の意。
焦げ茶のような杢糸で、ルーペで見るとかなりいろんな色が混ざっています。
ツイードっぽい感じ、と言っても良いかもしれません。

★メリノ30ゲージ、前開きベストNo.2715 \28,350
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定番のようで定番でない、ベンベン…、なのがこの前開きベストです。

以前あった品番は着丈がやけに長くて、ちょっと野暮ったかったのですが、
今回のNo.2715は実にうまくスッキリとしています

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色は3色をチョイス。スーツの中に着てもいい、を前提にしています。

左から、Soot、Charcoal、Indigo。 

★メリノ30ゲージ、タートルネック BELVOIR \27,300
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以前の30ゲージタートルは、袖の付け方が単なるセットインの縫い付けで、
全く美しくなくて、私には「手抜き」としか思えなかったので、
積極的に買い付けたいという気持ちが湧かなかったのです。 
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それが、このBELVOIR になって改善され、
従来の24Gものに見られたのと同じように、減らし目を駆使した立体的な肩付けになり、
格段に美しくなりました。

これなら30Gを拒絶する理由はありません。

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左(上)から、Blackcurrant、Indigo、Soot、Charcoal、Black。


入荷速報。フィルメランジェの定番「フランスパン」パーカー、Vikki2、デザインもマイナーチェンジ。

フィルメランジェのパーカー、Vikki2、です。
\29,400。

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Melange(ライトグレー)とNavyMelange(紺)

いくつかあるフィルメランジェのパーカーの中で、
このVikki2はチャンピオンばりのリバースウィーブを使った
一番ヘビーな「バリカタ」素材。
フィルメランジェでは「フランスパンのよう」と称しています。
「外はパリッと、中はフンワリ」です。
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前シーズンまでのVikki(1)は衿があったのですが、デザインをマイナーチェンジ、
衿をなくして、首廻りがスッキリとしました。スナップ釦もマイナーチェンジ。
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フードの後ろ姿が、三角形なのは、
前作を継承しています。

同じ吊り編み機を使っても、糸が変わるとこれだけ表情が変わる、という、
お手本のような、フィルメランジェのパーカー3種、

これで、フワフワの食パン(Parker/Jeffrey)、モチモチの米粉パン(Jasper)、バリカタのフランスパン(Vikki2)、と、
見事に3種が揃い踏みです。

どうぞお好みでお選び下さい。