新着情報。フィル・メランジェのTシャツ

「オーガニック・コットン+吊り編み機」で、
「エコ+国産」の最高峰を目指そう、と志を高く持つ、
「フィル・メランジェ」から、新商品が到着しました。

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まずは、VネックのTシャツ「ビクター」VICTOR。
「Vネックはないの」の声はわりと高かったので、待望の新品番であります。
ポケットなしのシンプルなカタチですが、
Vネックのところをよーく見ると、丸首のものと違ってフライスの地の目が横でなくて縦なのです。
確かにVネックだと丸首ほどリブが伸縮しなくても着たり脱いだりはできますものね、
これがカットソーっぽく見えなくて、
まるでスメドレーのニットのようなすっきりした衿元を作っているのです。
このアイデアはうまいと思います。4色の展開で、上から、REAL NAVY, MARINE MERANGE(新色です)、MERANGE,WHITE。
レディス向きの1から、メンズSMLに相当する2、3、4までの4サイズの展開。
価格は\6,930 です。

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もひとつ、新入荷は「ブラウン」BROWNという品番で、
カタチは今までと同じ、ポケ付き丸首Tシャツなのですが、
売り言葉はこの色。
この茶色は、染めた色ではなくて、茶色の綿花そのまま、なのです。
オーガニック・コットンというのは、農薬を使わないで、
テントウ虫に害虫を食べさせながら育てるのですが、
その中でも特に茶色の綿花だけを独自にブレンドして、
メランジェ(杢)の糸を作った、という代物です。
これぞ、正真正銘、オーガニック・コットン100%でして、
まさに、フィル・メランジェの真骨頂ここにあり、という自信作であります。
\8,400、メンズの2.3.4のサイズ展開です。


近頃は、オーガニック・コットンを5%混ぜただけで、
「オーガニック・コットン使用のエコ商品でございます」といったような、
「えせエコ」な商品も増えていますが、
オーガニック・コットンの権威者、大正紡績さんと早い時期からがっちりと組んで、
その当初のコンセプト自体から、「エコと国産」という主義を貫く「フィル・メランジェ」
その姿勢を感じるごとに、ついつい応援したくて、
私の説明も熱が入ってしまうのです。





カシミアセーター受注会、一週間延長します

カシミアセーター受注会は、多くの方に見ていただいて、
好評のうちに、ほぼ予定どおりの注文状況で進んでいます。

当初の展示期間は昨日までだったのですが、
来ていただけるはずのお客様がまだ何名か、お見えでないので、
サンプルの返却を待ってもらうようにお願いしまして、
期間をもう一週間延長することにしました。

ということで、もう一週間、6月1日まで、となりました。

お待ちしております。


追加入荷。フィル・メランジェのTシャツ

 3月に入荷してほぼ完売状態でした
フィル・メランジェのボケット付きTシャツ、
追加が到着しました。

色は、オフホワイト、メランジ(杢グレー)、リアルネイビー(濃紺)の3色です。
\7,350。
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一枚買った人が次の日に色違いを2枚買いに来た、
という実話が、このクオリティを何よりも物語ってます。


店のイベントの予告です。ニットを作ろう!「カシミア・セーター受注会」5月14日~25日

最新の倶樂部余話【232】と三月の【230】にてご案内のとおり、
いよいよカシミアセーターの受注会、開催の運びとなりました。
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レディスは、ボレロありワンピースあり、ハイケージありローゲージあり、
リブ編みあり、縄編みあり、のいろいろで、40型以上、
メンズでも20型はあります。
その上、袖丈や着丈、首の開き、ボディシェイブなどの微調整もできてしまうのです。
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おおよその価格ですが、ベーシックな無地物で、
レディスが4万円台、メンズで5万円台、と言ったところです。
上は、10万円超の太糸ケーブルジャケットなどから、
下は、マフラー各種が概ね2万円台です。

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色数は約40色ですが、無地だけでなく、アーガイルやライン入りなどの柄物も多く、
この40色から好きなように色組みができます。
6色マフラーなんかもありますから、目が回りそうです。

お渡しは10月初めの予定です。
見るだけでも「うっとり」のサンプルの一群がやって来ますので、
是非今のうちから、期間中のご来店をご予定下さいますよう、お願いいたします。
期間は、5月14日(水)より25日(日)までです。


追加入荷。バーバリアンの半袖に無地系(メンズ)

バーバリアンの半袖モノに、無地系を追加しました。各\10,290。

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上の二つは、タイカーストライプと呼ばれる細か~い縞模様で、

左ネイビーXアッシュグレー、右アイボリーxグラファイトグレー。


下三つは完全な無地で、左から、ネイビー、アッシュグレー、ブラック。

ブラックだけは衿も前立てもボタンもすべてブラックです。

バーバリアンの所有者の中には、
複雑な配色モノは持っているのに、シンプルな無地を持っていない、
という方が意外に多いようです。
なので、無地、であります。


アランセーターのビッグな情報、その1…博物館で特別展

季節外れですが、アランセーターに関してのすごい話が二つ入りましたので、ご案内します。

まずは、アイルランドからの情報です。
アイルランド国立博物館の別館である「カントリー・ライフ」館(メイヨー県キャッスルバー市)で、
4月8日から、古いアランセーターの特別展示が始まりました。
しかも、私が書いた自分の本でその中心人物として据えた大恩人、故パドレイグ・オシォコン氏にスポットを当てた特集なのです。
エキジビションのタイトルは “Romantic stitches and realistic sketches”と言います。
詳しい案内は「国立博物館のサイト」を参照下さい。(但し英語です)



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このエキジビション開会に当たり、先週テープカットのパーティに出席した故人の四男ルーリィから、今日その特別展のリーフレットが郵便で届きました。懐かしい写真がいっぱい載ってます。
その情報や他からの話を聞き集めますと、どうやらこれはアイルランド初の(つまり世界初と言うことですが)、
「アランセーターの本格的な特集」のようなのです。

そして、もうひとつ、未確認情報なのですが、
どうも、「私の本が展示されているかもしれない」のです。

確かに私自身、この「カントリー・ライフ」館には、執筆当時の2000年に取材に訪れ、
古いセーターを数枚、ストレージから特別に見せてもらいまして、
そのお礼も兼ねて、その後、自著を何冊か寄贈していますし、
本の内容と展示の中身はかなり関連性が高いので、
自著が展示されていても不思議ではないのですが、
でも日本語で書いた自分の本が外国の博物館に展示されているなんて、
想像しただけで何だか体が震えるほど嬉しくなります。
それが今のところ未確認なので、ドキドキでして、
ダブリンにいる友人に「早く観てきてよ」とお願いしている最中なのであります。

もしアイルランドにお住まいの方やこのエリアへご旅行の方で、
この特別展に行かれた方がいらしたら、
どうか私まで連絡をいただけると大変嬉しいです。

もちろん、私も都合が付けば飛んで行きたいのですが、
この特別展、いつまで、というのがはっきりしません。
6月という話もあれば、10月までという人もいて、あるいは来年まで続くかも、という情報まであり、
このあたりが、とってもアイルランドらしいところですなぁ。