これも初登場、リネンのマドラスチェックで、メディカル・シャツを作りました。
普通は柄合わせをするべき胸ポケットなどはあえて柄を外して付けるなど、
面白い工夫が入ってます。
そしてこの生地、見事にクタってます。
このビンテージ加工、種明かしはできないのですが、抜染剤でもバイオウォッシュでもない、秘中の秘のテクらしいのです。
レッド系とグリーン系。25,920円(税込) 。
ナイジェルのシャツ・コレクションの中で
ブリティッシュ・オフィサーズ・シャツと並んで双璧とも言えるのが、
メディカル・シャツです。
1953年のヒラリー卿エベレスト初登頂に同行したメディカルドクターが着ていたシャツ、
というのが触れ込みですが、
本来は補強の目的で二重布の構造にするため、
肩まわり袖まわりに施す独特の切り替えステッチを、三本針で、しかも曲線で描く、という、
信じられないスゴ技が駆使されています。
三本針でカーブを縫うとき内輪差をどう解消させてるのだろう、と不思議になります。
で、今までシャンプレー素材が主であった、このメディカル・シャツに、
今年はいろんなバリエーションが加わってきました。
初登場のリネン100%モノです。
コットンよりもやや透け感のあるリネン素材ですので、
布が二重になっている部分だけが見える色合いが少し変化します。
これがトーンオントーンのツートン風になり、ユニークな視覚効果を出しています。