不祝儀の時、私、困っていたのです。ふくさ。
香典袋をよくある台付きの袱紗(ふくさ)に包んでスーツの内ポケットに納めるとかなり嵩張り邪魔になるし、
といって香典袋をむき出しのまま携行するのは礼を失しますし、
でも安っぽい簡易式のふくさでは人前に出したくないし…
で、とある展示会で出会ったのがこれです。
いろんな人の手を経て商品として販売を始めることができました。
そもそものアイデアとなるデザインは、日本の伝統工芸品を現代にマッチさせるデザインを得意にしている、東京南新宿のY2というところ。
そのアイデアをカタチにしているのは、ここかしこ、というところで、富山は高岡の会社。
さすが仏具、神具、鋳物、和物、といえば、高岡ですね。
生地の生産と卸販売の担当は、京都西陣の根角(ネカド)という古い絹織り処。
やはりというかさすがというか、こういう生地は西陣なんだなぁ。
そのネクタイの生地をふんわりとしたふくさのカタチに縫製しているのは、
近江守山の清原という会社。
ここはふくさの専業で、慣れたところじゃなければこうもさりげなく高い完成度は出せません。
そして、ようやく静岡の当店までたどり着いたというわけ。
6種類用意しました。桐箱入りで8,925円です。