出来上がり紹介。いろいろ仕上がってきました。まずはシャツから。

一ヶ月サボっていた、出来上がり紹介です。この辺でやっとかないとまた後回しになっちゃうので、
一気に進めます。

まずはシャツの仕上がりを原則到着順に。

リンクルフリー・フェアでAさんからリモートでのご注文。
ブルー無地のシャンブレーツイルは長袖でニューセミワイド。
半袖はネイビーのロンストでワイドカラー。従来からずっとある衿型ですが、近頃またご注文が増えてきた衿型です。
数日後にもう一枚半袖の追加注文があり、色違いでブルーのロンスト。この衿はニューセミワイドをボタンダウンにしたもの。となると当然バックはセンターボックスプリーツに変更しています。
どれもターンバック付きの小さめの胸ポケット、これAさん流儀でしょうか。


Oさんも、リンクルフリー・フェアの利用で白ツイルで同じもの3枚口。
従来からのやや大きめ衿のセミワイドです。
スプリットヨーク入れ+白蝶貝がOさんの流儀。


Jさんは女性ですが、いつもメンズ仕立でのご注文です。
高い台衿のスタンドカラーダブルボタン。おなじみハードマンのアイリッシュリネンの白で、同じもの2枚口。


Yさんの5枚。衿はすべてニューセミワイド。
左2枚は、オックスフォードのタッタソールチェック2色。定番のようですが毎年少しずつ色合いが違っていてこれも今年の新色です。この2枚は奥様からのサプライズブレゼントでした。
それを知らずに、しかもこれが仕上がる前にご本人がご来店したので、
慌ててこのチェック柄の生地見本を隠して、選んでもらったのが右側の3柄。
これは使えるはず、と私からのおすすめで、オックスフォード生地のベージュとオリーブ。珍しいでしょ。
右端もオックスフォードのギンガムでブルー。
タッタソールとかぶらず、しかも、無駄にならないように、と、この3枚に誘導したようなカタチになりました。


ここからはオプションフェア。いろんなシャツが一気に仕上がってきました。
左上、Mさんのネイビー無地は、高密度ピンオックスの生地。フィナモレ風ナポリカッタウェイ。黒蝶貝、スプリットヨーク、白い脇ピース、の3オプション入り。

上中はNさんから、近頃人気集中の伊トーマス・メイソン、ブロードの濃いブルー無地。いわゆるアリソデナサソです。衿型はクラシックなホリゾンタルワイドの衿先裏にスナップの隠しボタンを付けて、スナップダウンにしました。裄丈91cmと腕の長いNさんは、それだけでビッグサイズのオプションがかかるのですが、フェアでそれが無料、
ついでに白蝶貝と共布の脇ピースも無料オプションのおまけ付き。

上の右はKさん。単身赴任ばかりで富山県から山口県にお引越し。藤枝の本宅に戻られた限られた時間に立ち寄ってくれて嬉しい限りです。白ベースに濃いブルーのストライプ、この衿は、従来からあるワイド衿をボタンダウンにしたもの。
ボタン付け糸、白蝶貝、スプリットヨーク、が無料のオプションです。

下段はレディス。左2つはOさん。意外にもハードマンのアイリッシュリネンにこの普通のブルーは今までなかったんです。是非ゲットしといて、ということで強力にプッシュしました。もう一枚はシアサッカーなのですが、グレーにまえますけれど、実はオリーブグリーンです。
右のパープルカリビアンコットンはCさんのリペアで、クレリックに変身です。意外なことにレディスのリペア依頼これが初めてでした。
そのCさんからはこのご注文も。オックスフォードギンガムのネイビーです。


今日届いた2枚がこちら。

東京の下町で頑張っているGさんのお店に問い合わせがあり、
静岡なら野沢さん、ということでこちらにご来店頂いたのがSさん、
よくよくお話してみると、40年以上前の呉服町のジャックノザワヤ(現サンドラッグ)、をご愛顧いただいていた方でした。
クレリックでミラノカフス。左のボールドストライプはナポリカッタウェイ(フィナモレ風)、右のロンストはラージラウンドカッタウェイ。

以上、オーダーシャツの出来上がり紹介でした。