入荷速報。アイルランドのクッシェンデールCushendale Woollen Millsからトラベル・ラグ(ゴツい毛布)。原毛から製品までを一貫して製造する、800年前の修道院を活用した自己完結型の小さな工房です。

アイルランドのクッシェンデールCushendale Woollen Millsから届いたトラベル・ラグ。
早い話がゴツい毛布です。

8つ折りで並べてます。
サイズは135x180cm、シングルベッドサイズですね。
価格21,450円(税込)。
在庫状況はwebshopでご確認ください。



Capri(カプリ)
伊ナポリのカプリ島をイメージした地中海カラー。


バレン(Burren)
アイルランド西部の岩だらけの地、バレン高原をイメージしたモノトーンです。


モーン(Mourne)
アイルランド島北東部のモーン地方(モーン・テキスタイルのあるところですね)
をイメージとした緑豊かなランドスケープの色合い。


アトランティス(Atlantis)
はるかアメリカを夢見る大西洋の広い海のイメージです。

対角線で二つ折りして体に巻くとこんな感じです。

最大の特徴は、ピュアなアイリッシュウールを
原毛(フリース)から製品に至るまで、
すべて自前の工房1か所で自己完結させているところ。

ここを訪れたのはもう20年以上も前になります。
場所は、キルケニー県グレイグナマナという美しい田舎町。
ニコラス・モスのあるベネッツブリッジとは山ひとつ隔てたところ。
800年前に修道院として作られたその建物。
名ばかりのwoollen mills(毛織工房)も多い中、ここは今でもバリバリの現役ミルで、坂道に沿って建てられ、裏手には小川が流れています。
この坂の上の入口にフリースが入れられます。

ここから坂道の下りを利用しつつ、
洗浄、染色、梳き、製糸、織り、裁断、整理、などのすべての工程を経て、
坂道の下の出口から世界に向けて発送されます。
初めて内部を案内された時、未だにこんなところがあるのか、と驚いたものでした。そのほとんどを6代目のフィリップ・クッシェンとその家族数人でこなします。余談ですが、この一家は3年前に静岡に来てくれて、おでんをたくさん食べて帰りました。大好きなアイリッシュ親父です。

原毛から製品までを自己完結、がウリ、のpop。

もう一つ触れておきたいのは、フィリップの天才的色彩感覚です。
このユニークな色合いを自分自身で染色していますから、
糸の引き合いもあって、
例えばモネのスカーフのリズ・クリスティも、ここから糸を買ったりしています。
だから、この4つのチェックの色出しもとてもユニークで、よそにないオリジナリティあるパターンです。

クッシェンデールは、もちろん、マフラーやストールなど体にまとう物もいろいろやってますし、私も今までにいろいろご紹介をしてきました。
でも、今回、ここの最大の特色である、アイリッシュウール一貫製品、を訴えるのにふさわしいのはマフラーじゃないだろう、ということで、
あえて不得意なインテリア寄りの商材を手掛けてみることにしました。

リビングに、ベッドルームに、車内に、
一家に一枚備えてほしいピュアピュアなアイリッシュです。

ブランドの紹介記事はこちらです。