「帽子を作ろう!」が「誂え」分野に加わりました。

ひょんな縁で、同業店からのつながりから知り合いました、若き帽子職人の上原夫妻。

沖縄→高知→大阪→東京・中目黒と、南から東への流れ者ですが、
なかなかにリラックスしていて、かつちゃんとした帽子を作ります。

店にあった端切れを使って、キャップ4ヶ、ハット2ヶのサンプル、計6つ作ってもらいました。
細部は彼らにお任せでやってもらったのですが、
杓子定規に肩肘張ったバカ正直なものでなく、
裏地や耳使いで適度に自分の感覚で遊びが入っている、というのが、うまいところです。

これらを元にお客様の要望を取り入れてアレンジをしながら、
3-4週間でひとつずつ作ってしまおう、というのが、
「帽子を作ろう!」の企てです。

以下の価格は生地代を除いた仕立て代の標準価格です。
生地代は店にある端切れやお手持ちのジャケットの残布などで足りればタダですし、
新たに買うとしても50cmもあれば充分ですので、そんなに掛かりません。

※ベーシックなキャップ 仕立て参考価格\11,550

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後頭部の立体的な作りで、美しい流線型です。
(サンプルの素材は、アイルランド・ドネガルのエディ・ドハティによる手織りツイード)

※スキッパーキャップ 仕立て参考価格\11,550
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水兵さんとか鉄道員さん、郵便屋さん、といった、制服系な感覚です。
(素材はドーメルのスポーテックス(英国製)を使用しました)

※6ピース・キャップ 仕立て参考価格\12,600
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前が楕円状の二つのパーツ、後ろが半円4分割の6枚剥ぎ。柄合わせが見事です。
(生地はアイルランドのジョン・ハンリー)

※8ピース・キャップ 仕立て参考価格\12,600
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ドーム状の8枚剥ぎ。女性にもいいですね。
(生地はアイルランドのジョン・ハンリー)

※クラッシャブル・ハット 仕立て参考価格\13,650
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ハットは、脱いだ時の持って行き場に困るものなんです。
これならクシャッとつぶして片手で持てるし、カバンにも入ります。
(葛利毛織の夏物のスーツ生地2種をコンビ使いにしました)

※カントリーハット  仕立て参考価格\13,650
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堅い作りのように見えて、実はこれも芯の薄いクラッシャブル、
だから、片手でクシャッと持てます。
それに、私のように耳が大きくてメガネをしている人の頭にも
柔らかく形が変化するので難なく快適にかぶれます。
(生地はアイルランドのジョン・ハンリー製ソフトツイード)

あ、上原夫妻、と言いましたが、ちゃんと団体名とブランド名がありまして、
リーガ・フェリスLIGA FELIZの スル・コラルSur Cora、といいます。