倶樂部余話【408】令和4年台風15号(アジア名「TALAS」)(2022年10月1日)
(バックナンバーを含めたリンクはこちらからどうぞ)
今回は予定を変えて書きます。この度の台風被災について、触れないわけにはいかないからです。
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10月に入る前に、ここで出来上がりの紹介です。
まず、NZ100+JN50の記念生地、葛利のダブルクロスでのスーツの仕上がりです。
Kさんは、スリーピース、それもベスト(正確にはウェストコートと呼びます)は、衿付きのダブル、という仕様。

Mさんはオーソドックスなツーピース。細身ですがいかり肩が強い男性です。

フォーマル用のウェストコート。Yさん。
ピンクのシルク生地はフォーマル専門の神田の生地屋で私が直接買い付けてきました。

そしてエコノミーのシャツがたくさん。
急いで届けなければいけないものもありましたので、袋のまま、簡単にまとめて撮りました。
解説も省略いたします。

こうやって見るとやはり白とブルーが圧倒的に多いですね。
そんな中で、皆様、色々と自分だけの一枚になるよう、細かいところに工夫を入れ込んでいただいて、
楽しんで作っていただけたと思います。
ありがとうございました。
さぁて、10月、だぞ。
ファクトリーからPOP原稿が届きました。
秋冬期はオーダーシャツのご注文が春夏期よりも減りますし、
また、店としても、シャツのオーダーよりもセーターやコートを売ることに忙しくなりますので、
あまり積極的にプッシュすることもしないのですが、
シャツのファクトリーとしてはそんなことも言ってられません。
こうしてイベントも企画してPOPまで作って送ってきます。
ですのでお知らせしないわけにはいきません。
ビエラ調の無地や細畝コーデュロイ、ダンガリーやインディゴもの、などが秋冬期のおすすめです。
ただ、タッタソール柄だけは、もう少しあとに、英国OxfordBlueから既製品の新柄が届きますので、それを待っててください。
なんだかやる気があるんだかないんだか、のおかしなお知らせになっちゃいました。
100周年記念のつもりで発注したジェイミーソンズJamieson’sのフェアアイルは、
長年構想を温めていた、リピートなし、の特別なパターンです。
☆丸首プルオーバーが3種。26,400円(税込)。
※グリーン

私、42″を着ました。適度なゆとりがあり、私の好みではこのサイズを選ぶでしょう。
※スチールグレー


私、38″を着ました。パツパツで小さすぎです。
※ミックスネイビー

私、40″を着ました。隙間なくピッタリ、ジャストフィットです。
☆1種だけカーディガンにしました。29,700円(税込)。
※ブルー


私、44”を着てます。ダボッとしてます。
斜めに立っているのは、肩のトップのところにある7番目の柄の赤の部分を見せたかったからです。
ここでサイズについて申し上げます。こうなってます。
提げ札の表記サイズ・38″(インチ)=当店のサイズ感覚はメンズS (衿ラベル表示サイズはM)
提げ札40″=当店メンズM (衿ラベルL)
提げ札42″=当店メンズL (衿ラベルXL)
提げ札44インチ=当店メンズLL (衿ラベルXXL)
つまり、Jamieson’sは日本人を相当小さい人種と考えているようなのですが、
この余計なおせっかいがとても紛らわしいので、まず衿のラベルサイズ表記は無視して、
今後もサイズを言うときはインチサイズで言うことを原則にします。
「Mを買ったつもりなのに品物にはLと表記されている」という事態が今後も起きますが、
こういうことなのでご理解ください。
さて、リピートなし、の説明です。
アランセーターと同じく、フェアアイルでも一つの模様をステッチ、
そのステッチをいくつか合わせた柄の組み合わせをパターン、と呼びます。
アランのパターンは縦向きでひとつだけですが、フェアアイルの場合、パターンは横向きです。
小さいと数センチのこともありますし、大きいと30センチ以上にもなったり、と様々で、
そのパターンを何度も繰り返していきます。その繰り返しをリピートといいます。
これは壁紙と同じでして、リピート10cm,とかリピート30cmとかと称します。
例えば、ということで、わかりやすいもので比較しますとこうなります。
白い紙の幅がひとつのパターンです。ちなみに、セーターは下から編み始めて上に進みます。
左はリピート10cmです。これを5回ほど繰り返してひとつのセーターの大きさにしています。
対して右はリピート30cmととても長いです。2回目の繰り返しが終わらないうちに十分な着丈になります。
2回目の半分過ぎたあたりで終わってます。
ところが今回のセーターは、8-10cmの異なる7つのパターンがひとつづつ現れては消え、
リピートをしないで違うパターンが延々と続くのです。
横向きにしてみるとわかりやすいでしょ。左側が裾で、右側が肩です。44″で撮りました。
44”サイズなので7つ目のパターンの中心にある大きなステッチが現れてきてます。
多分48”ぐらい大きなサイズなら7つ目のパターンも完全に見えてくるんでしょうね。
この7つのパターンはどれも大きなステッチを小さなステッチで挟むという構成で配色も似ているので、
ガチャガチャに見えずに落ち着いた統一感を醸しています。パターンは全部違うのに不思議と派手ではないんです。
むしろリピート30cmぐらいの大きなパターンのもののほうがよほど派手なガチャガチャに見えるほどです。
似て非なる異なるパターンが次々と現れて同じパターンは二度と現れない、
これが、リピートなし、という意味です。
このリピートなしのサンプルを私が初めて見たのは15年以上も前のことです。
しかしそのサンプルは、リピートのないことを強調したかったあまりか、
とても色使いの派手なクレージーなものに見えました。
多くのバイヤーの目にも売れそうもないものに映ったはずです。
色を変えるとどうなるか、までの興味には至らなかったのでしょう。
しかし、いつか一度はやってみたい、と私の記憶の中に常にこのセーターがありまして、
今回、コロナで社長のPeterと会うことができず、
でもJack(私のことです)の頼みなら何でも力になるよ、と言ってくれたのを幸いに、
この色違いを画像で送ってもらい、
今回のようなカラーリングが存在することを知った次第。
いつか実現させたいと構想を温めていましたが、
100周年記念がいいきっかけになりました。
多分日本でこれをやっているのは当店だけのはずです。
なお、ジェイミーソンズJamiesonsのブランド紹介についてはこちらをご覧ください。
サイズ切れが起きる可能性が高いので、最新の在庫状況はwebShopにてご確認ください。
カーデイガンはこちらです。