今シーズンの入荷のどんじりは、ハーレィHarley of Scotlandです。
当初から11月になるよ、と言われていたので、まぁ予定通りです。
今年は、おなじみVoe True Shetlandのシリーズから、
4plyリブ編みの丸首セーターをピックアップしました。
24,750円(税込)。36”(レディス)、38”(メンズS),40”(メンズM),42”(メンズL),44”(メンズXL)、の5サイズ。
過去記事を遡ってみたら、このVoe True Shetlandの糸は、
ハーレィから6年前から連続で展開、
その前にはエベレストで仕入れていた時代もありますから、
一体もう何年続けて売り続けているのか、
この糸への私の惚れ込み具合がわかっていただけることでしょう。
展開色は無染色の数色しかないし、カタチも丸首プルオーバー(シームレスニッティング)のひとつだけ、という制約の中で、
毎年どうやって発注しようか、とても悩むのですが、
その結果が2020年の4plyリブであります。
薄手の1plyプレーンが顧客にはほぼ行き渡り、
そのヒアリングから、次は少し厚手が欲しい、という声が多く、そこからの結論です。
4plyリブも3回目のリピートですので、もう語る必要もないのでしょうが、
そうも言ってられないので、1色ずつ解説です。
☆SILVER(オートミール)
(40”を着ています)
Voeの色展開では一番新しい色で、アランセーターのオートミールともよく似た色です。近年では一番人気のカラーです。
子鹿のバンビですからまぁベージュ系と言ったらいいでしょうか。
Voeの中では最も古くからある伝統的な色で、多分統計的には一番数が出ている色でしょう。やっぱりこの色は欠かせません。
☆MOORIT(ムーリット=赤味の中茶)
(44″を着ています)
昨年から仕入れ始めた色です。mooritは英語じゃなくて多分シェトランドの言葉でしょう、だからある意味この色こそ最もシェトランドらしい色とも言えます。
やや赤みがかった茶色で、よく観察すると数色が混ざって茶色を作り出している事がわかります。
プレーンな編み立てだとややベタな色合いになってしまうので、リブ編みにこそ適した色だと思います。
ひとつ触れておかないといけないのは、価格です。
現地での出し値が30%以上上がってしまいまして、
今回の入荷からやむなく価格改定となりました。
言い訳めいてますが、このクオリティで今までが安価すぎたきらいがあるので、ようやくVoeTrueも正当な価値を評価されてきた、ということでしょう。
皮肉な話ですが、私がずっとVoeTrueはいいよいいよ、と言い続けてきたので、
日本でも発注が増えたようで、それがHarleyを強気にさせたのかもしれませんね。
色によってサイズの有る無しがありますので、
色サイズの在庫状況はwebShopにてご確認ください。
そのままご購入へも進めますので是非。
あ、やむなくモデルになっている私の体型、書いておきます。
身長164cm体重73kg胸囲96cm胴囲(スラックスのサイズ)85cm,腕は短くてシャツの裄丈で78cmです。
なので最適サイズは40”、ちょっとゆったり目で42″です。
それと老婆心ながら。
今回リブ編みを取り上げていますが、リブ編みだからといって、体に密着させて伸ばして着るようなレディスセーターのような着方は想定していません。
リブ編みを採用したのは、1plyにない厚みが欲しかったからで、大きさや着方は1plyも4plyも同じです。