入荷速報。インコテックスINCOTEXからはウール・トラウザーズが到着しました

インコテックスINCOTEXからはウールのドレストラウザーズが2種類入荷。

①ライト・キャバリー・ツイル(ウォータープルーフ)\32,550
11fwincotexm21 11fwincotexm22
J35型。チャコールグレーのみ。
11fwincotexm23

キャバリーツイル(cavalry twill)というのは、
元来は英国の乗馬ズボンのために作られた頑丈な生地。
(cavelry=騎兵隊の意、twillは綾織りの一種です。)

コートやジャケットなどにも使われるバリッとした素材で、私はとても好きな素材です。
(ドーメルではホイップコードwhipcordと呼んでますね。)

これをインコテックスはSuper100’sの糸で織って軽量化した生地にしています。
オマケにこれに撥水加工をして、雨にも強いトラウザーズに仕上げました。
シルエットは、今やすっかり日本の定番モデルになったJ35型。

チャコールのウールパンツは一番使用頻度の高い一本です。
何本持っててもいいのですが、どれもこれも同じようなものだとつまらないでしょ。
これなら、手持ちとダブらない、新境地の一本として加えてもらえるはずです。

余談。ライト・キャバーリー・ツイルの
ライト(軽い)は、ツイルの方に掛かります。
「ライト・キャバリー」というと、「軽騎兵」になりまして、
はい、スッペのオペラ「軽騎兵」序曲で有名ですね。
ファンファーレが聞こえてきそうです。

②シャークスキン \32,550
11fwincotexm11 11fwincotexm12
30型。ダークブラウンのみ。

シャークスキン、shark=鮫(サメ)、skin=肌、ですから、つまり鮫肌。
実はインコテックスのこのシャークスキン素材は当店でも過去に何度かやっていて、
安定した人気素材なんですが、
今回再び取り上げた理由は、この色です。
これだけ色混じりの美しいダークブラウン、初めて見ました。
ルーペで拡大してみると、黒、焦げ茶、明るい茶、金茶、シルバーグレー、
などの色が混ざっているのが分かります。

ブレザー、ジャケット、だけでなく、色調のはっきりしたニットに合わせても、
名脇役になってくれる一本だと思います。

シルエットは、ヨーロッパで主流になりつつある、30型。
細身ですから、ヒップや腿のある人だと、ワンサイズ大きめを履いた方が
いいかもしれません。

裏返してみました。ブルーのシャツ地がきれいです。
11fwincotexm13

最後に、いつものことですが、裾上げについて。

当店では、インコテックス支給の純正裾上げテープを裾に一周ぐるりと回して付ける、
手間のかかる裾上げ処理をしていますが、
そのコストは商品代金に含んでいますので、新たな加算をすることはありません。


入荷速報。TexTeqのコットンパンツ2素材入荷。

秋冬物のコットンパンツが届きました。
すべて\15,750。

①ストレッチ・起毛チノ(生地・伊SONDRIO。日本での縫製)
11fwtexteqc11_2
ドレスっぽく履きたい、ということで、膝の裏地が付いています。
11fwtexteqc12_3 11fwtexteqc13 11fwtexteqc14_3
サンド、アーミーグリーン、ネイビー、の3色。
さすがイタリアものらしいちょっと他にない色出しです。
綿100%に見えますが、ちゃんとストレッチします。

②細畝(うね)コーデュロイ(生地も縫製も日本製)
11fwtexteqc21
こちらもヒザが抜けないように、裏地付きです。大丈夫です。
11fwtexteqc22_3 11fwtexteqc23 11fwtexteqc24_3
オリーブグリーン、マロンブラウン、ネイビー、の3色。
ポリウレタン2%入り、と書いてあるのですが、正直あんまりストレッチはしません。
でもその方がヒザ廻りが型くずれしなくてかえっていいんじゃないか、と思うのですけれど。

ジャケットとのコーディネートはもちろんですが、
セーターと合わせる、という前提も大いにあり、ですね。

なお、サイズによっては取り寄せとなりますのでご了承下さい。


フィル・エム・オールズのデニム、2種、揃いました。

フィルメランジェのデニムパンツのブランドが
フィル・エム・オールズFil’ Em Allsです。

生地は、3種類のオーガニックコットンと1種類のナチュラルコットンを
ブレンドして独自に撚糸し、染め、
岡山の名門機屋の力織機でセルビッチ(耳)付きのデニム生地に織らせた別注素材。

そして縫製は、やはり岡山県の北部、新見市にある新見ソーイングセンター。
厚手デニム生地の重ね縫いやリベット打ちをやらせたら当代一と言われるファクトリーで、
ニッポンメイドのジーンズの陰の功労者です。
裏側にはよーく見ると新見ソーイングのスタンプが押してあります。
11ssfeacarterniimi

このデニムのシリーズ、昨年までは「洗わない」生の状態での販売でしたが、
今シーズンから「洗いを掛けて」の販売に変わり、
同時にラベル位置などのマイナーチェンジが施されました。

では、順にご紹介しましょう。

①カーターCARTER \29,400
11ssfeacarterdenim1_2 11ssfeacarterdenim2
ペインターパンツっぽく、ややゆったり目で腰履き(こしばき)するタイプのパンツです。

ヒップの尾錠、外側に縫い目がなく一枚で出来ている脚部、内股のマチ、が特徴でしょう。

この品番には、コットンダックの生地も用意しました。
これもワークパンツらしいイイ感じでしょ。
11ssfeacarterduck1 11ssfeacarterduck2_3
ちなみにコットンダックというのは、茶色い帆布(キャンバス)のことですが、
なぜダックduckというのかというその由来は、
オランダ語で「帆布」を意味するdoekズック、から来ています。
そう、ズック靴のあのズックのことですね。

あるところでは、帆布にアヒルの絵が書いてあったから、なんて
まことしやかに説明しているところもありますが、
そんなワケないじゃん、ね!

履いてみると…
11ssfeacarterduck41_2 11ssfeacarterduck43_3 11ssfeacarterduck42_3

②ベンBEN \29,400
11ssfeaben1 11ssfeaben2_3
チノパンっぽいストレートなシルエット。ポケットは前も後ろもシンプルに。

脚の部分が思いっ切り「ねじれ」ていますが、これもセルビッチ生地の特徴。
開き直ってあえてデザインのように強調させています。
でもここからはもうそんなにねじれてはこないのでご安心を。

内側も外側も巻き縫いのダブルステッチ、というのは珍しいですね。

右太ももには変わったカタチのポケットが。
「このカタチ、なんか意味あんの?」とデザイナーの尾崎さんに聞いたところ、
「いえ、意味はないんですが、僕、三角が好きなんで」とのこと。
彼らしい…。

11ssfeaben3

履いてみると…
11ssfeaben41_3 11ssfeaben43_3 11ssfeaben42_2

サイズは、30",32",34",36"の偶数インチの展開です。
     


ベーシックなコットンパンツ、鎌倉シャツさんのTexTeqより提供を受けます

テックス・テックTex Teqのパンツ、コットン2種類入荷しました。

TexTeqは「鎌倉シャツ」さんのパンツやジャケットの方のブランドですが、
当店では、この業界での長年のご縁があり、パンツに限っての供給を受けています。

★少し肉厚感とザラリ気がある、ホップサックっぽい綿100%。
(伊 LARUS MIANIの素材)
少し光沢感もあり、写真だと伝わりにくいのですが、いい触感です。
\15,750。

11sstexteqzc1

11sstexteqzc5 11sstexteqzc7
色は2色。ブルーグレーとタン。
どちらも春夏期にしてはやや濃いめの色です。
11sstexteqzc3_2
シルエットは、定評のノータック。完成度の高いカタチです。
(このシーズンから、サイズの表記が少し変わりましたので、
リピーターの方はご留意下さい。)

★ライトウェイトのチノクロス、いい意味でこんなに当たり前のチノパンは
今までありそうでなかったです。 (伊 LARUS MIANIの生地)
\15,750。
11sstexteqzc6
11sstexteqzc2 11sstexteqzc4

どれもサイズは40(70cm)から52(94cm)まで展開しています。
といっても、すべてのサイズを店で在庫しているのではなくて、
「サイズ取り寄せ」を原則体制にしていますので、
試着→ご用命→取り寄せ→裾上げ→お渡し、に一週間ほどいただいております。


インコテックスのウールトラウザーズ(メンズ)。千鳥格子(マイクロハウンドトゥース)、白黒でなくて白紺というのが珍しいでしょ。

インコテックス、遅れていたウールものの一品番がようやく入荷しました。

11ssincotexmwool3
スタイルは
先のメタルグレー無地で紹介したのと同じ、030型。

遠目からは「青みがかったライトグレー」のように見えますが、
よく見ると、とても細かい千鳥格子(英語で言うとハウンドトゥース(猟犬の歯型))のチェック柄なのです。
かなり細かいので、写真ではハレーションをおこしているかもしれません。

11ssincotexmwool4 11ssincotexmwool5_3
しかも、珍しいのが、白黒(ブラックxホワイト)ではなくて、紺白(ネイビーxホワイト)ということ。

普通の白黒の千鳥だってネイビーのジャケットに良く合いますが、
これがネイビー色使いとくれば、紺ジャケとの相性はさらに良くなります。

今までなかった、紺色使いの千鳥パンツ。
価格は\33,810。 (もちろんいつもの「特別ていねいな裾上げ」の代金を含んでいます。)


インコテックス、メンズ。ドレスとスポーツ、1品番ずつ入荷です。

インコテックス、春夏の最初は、グレー無地のトロピカルウール。
といっても、今までのありきたりなグレートロではありません。

まずシルエット。30型という新しいシルエットでして、
従来続けていた36型の後継モデルとして、
36型よりも前股上を浅くし、また裾幅を細くしています。
11ssincotexmwool2 11ssincotexmwool1
日本専用型のJ35型ほどにはタイトではなく、
欧州でも今後多く出回ることになるであろう、
インターナショナルな新定番シルエットと言えるでしょう。

そして、色と素材。
よくある杢(メランジェ)のグレーではなく、メタリックというかピュアソリッドなグレーで、
モヘア混モノでは見ることはあっても、
ウール100%のモノではまず出てこない色だと思います。
「この色は誰も持ってないでしょ」とのひらめきから、即座にチョイスしました。

素材は、トロトロのsuper130’sウールで、驚くなかれ、なんとナチュラルストレッチ。
わずかですがストレッチするので、
脚の動きにホントに自然にフィットしてくれます。

価格は\34,860。
この価格には裾上げ代を含みます。
インコテックスに付属の裾上げ専用グログランテープを
内側に一周グルリと縫い付けるという手間の掛かった最上級の裾上げをします。

もうひとつは、チンクエタスケCINQUETASCHE、
つまりインコテックスの5ポケット・ジーンズモデルです。
11ssincotexmpique3 11ssincotexmpique2

コットン82%リネン18%のピケ(極細畝織り)素材で、全体にアンティック加工を施しています。
太もも矢お尻の辺りもうまい感じにフェイドしています。
このブルーの色、元来はもっと鮮やかな色だったのでしょうが、
洗い加工でだいぶ落ちて、いい感じになってますね。
11ssincotexmpique1
かなり洗いが掛かってまして縮んだ状態ですので、
試着の際はピタピタのサイズを選んで下さい。

\31,920。