お知らせ。「ファン感謝ディ」を開催します。次の週末 1/20(土)&21(日)。5Fのラウンジを貸し切って店を作ります。冬物の価格もいじります。

当店の「ファン感謝ディ」、知ってる人は知っているイベントです。
1年ぶりに貸し切りでやります。
次の週末、土日の二日間です。(1/20&21)
もちろんアポ無しで結構です、ご来店ください。

価格、見直し(値下げ)します。
今シーズンは価格の上昇がかなりあり、慎重に値付けしたつもりでしたが、
それでも、価格抵抗感の否めないシーズンとなりました。
その反省を込めての価格の見直しです。

webShopとも連携します。価格はすべて一緒にしてあります。リモートでもご注文できます。
(価格変更のため、前々日と前日はWebShopは閉店します)

すでに次シーズンの展示会がスタートしているブランドもあり、
来シーズンのコレクションの様子も念頭に置きつつ、
弱気なもの、強気なもの、入り混じっての価格付となります。


在庫内容はwebShopもご参照ください。

奮ってご参加ください。

21日(日)は18時で閉店します。
画像は昨年1月の模様です。


次冬の予約会、1月は3ブランド。その3は、ハーレィのVoeシリーズHarley of Scotland, Voe True Shetland。カタチは一つですが、糸の太さ(細さ)が3種類、色がそれぞれ6色あります。だから一枚じゃ終わんない、次々に欲しくなる、だから予約会なんです。


もうすぐ10年ぐらいになるんじゃないでしょうか。おんなじ物がよくこれだけ続くものだと、自分でも驚くほどですが、それだけ続く理由は、みんな一枚では終わらない、ということなんです。
だからこちらも調子に乗って、6色持とう、を呼びかけたりしています。
ハーレィHarley of Scotland ,Voe True Shetlandのシリーズです。
カタチは一つだけ、丸首プルオーバー。継ぎ目のないシームレス・ホールガーメント。
糸も一種類だけ、シェトランドシープの産毛で、染めてないナチュラルの糸、VoeTrueShetlandという登録名を持っています。
糸の太さが3種類。1plyと2plyと4ply。プライplyというのは撚り(より)のことで、1本撚り、2本撚り、4本撚り、という意味です。
色はどのplyも6色あり。どれも染めていない羊本来の色です。White、Silver、Fawn、Moorit、Grey、Black。
つまり、3つの太さ、6つの色、で、3×6=18種からの選択です。
サイズは、36”(レディス推奨)から44″(メンズLL)の5サイズです。

商品の紹介は2023年の紹介文を参照してください。

1ply (薄手。エベレスト初登頂のヒラリー隊はこれを下着として着用しました。JPY19,800 )

2ply (適厚。最もスタンダードなシェトランドセーター。色の解説はこの項で詳しく。JPY23,540 )

4ply (厚手。自重でやや寸胴(ずんどう)になるので、半サイズほど大きめな感じです。JPY27,060)

店売り分は展開色やサイズを絞り込んでますが、予約はすべての色、サイズ、承ります。

予約締切は1月29日(月)。

さあ、君はvoeいくつかなぁ?
(明星「ちびろく」の昔のCM。せんだみつおの台詞からのパクリです。覚えている人、挙手!)

こぼれ話。先日、来日したハーレィのエージェントからの話。
ハーレィの取引先は300社以上あって、Supersoftと呼ばれるシェトランド風仕上げのラムズウールがそのほとんど。VoeTrueShetlandの取引先はせいぜい30社ぐらい。原料も少ないし、バリエーションも乏しいからね。
Voeだけに絞って10年も続けてやってるところは、世界でもJackのところぐらいじゃないかなぁ。
はい、それだけ惚れ込んでますから。

当店の予約は、前金手付金不要、入荷直後までのキャンセル可能、です。
お問い合わせ、お待ちしてます。
問い合わせフォームはこちらです。
直接メールでも電話でもいいです。
info@savilerowclub.com
09017434089 まで。

 

 


次冬の予約会、1月は3ブランド。その2は、ジェイミーソンズJamiesons。北海に浮かぶシェトランド島から届くフェアアイルセーター。日本で先行紹介された新柄新色はまるで印象派の絵画のような柔和なパターンです。

ジェイミーソンズJamiesonsの新作が発表されました。東京の展示会が世界初となり、
これから、1月の欧州での展示会で世界公開となります。
つまりとっても新しいものなので、全部がわかるようには公開できない、という制約の中での予約会となります。

パターンは2024年コレクションの今までにない新しいパターン。
色は3つに絞りました。どれもパステル調のきれいめなもので、こんなに明るい色調は今までのジェイミーソンズには見られなかった新鮮なものです。
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こんな感じでしかお見せできないのが心苦しいのですが、
問い合わせいただいた方にはもっとわかりやすいものを用意してます。

カタチは、丸首プルオーバーだけをやります。
サイズは36″(レディス向き)から46″(メンズ3L)まで、6サイズ。
価格は35,000円以上40,000円未満、というあたりになる予定です。

こんなことだけで、決めてくれ、というのも難しいでしょうから、
3つの色のうち、自分ならどれ、という人気投票程度の気持ちでいいです。
是非ご連絡ください。
できればご来店いただいて、相談したいです。

当店の予約は、前金手付金不要、入荷直後までのキャンセル可能、です。

締切は1/29(月)。

お問い合わせ、お待ちしてます。
問い合わせフォームはこちらです。
直接メールでも電話でもいいです。
info@savilerowclub.com
09017434089 まで。

なお、ジェイミーソンズJamiesonsのブランド紹介については、こちらをご覧ください。


入荷速報。英ジェイミーソンズJamiesons、ようやく到着。フェアアイルの新柄新色、ヘンリーネック・ベストとネックウォーマー。


北海に浮かぶシェトランド島からジェイミーソンズJamiesonsのフェアアイルセーターが届きました。


2022年提案の新柄をベースに2023年に新たに提案された最も新しい提案からチョイスしました。
アフターコロナの清々しい気分が反映された配色で、
大振りな柄がなく、生地で上品な柄が連続しています。
単純な柄の繰り返しはなくて、複雑なパターンのリピートは41cmととても長く、
ほとんどのステッチが一回だけ登場するとても素晴らしいパターンとなっています。

ベストをやるのは3年振り。そろそろベストやりたいな、とは思っていたところでしたが、
その最大の理由は、予想を遥かに超えた値上がりです。
値段が高くなりすぎて袖が付けられなかった、というのがジョークではない理由のひとつです。
社長のピーターは、インフレはふた桁に届きそうだし、電気代は3倍だし、で君の国のyenは安いし、
と、一生懸命言い訳してくれる。わかってるよ、ピーター、君のせいじゃない。
で、今回の価格29,700円(税込)も、直輸入じゃなければ付けられなかったアンダー3万円。抑えに抑えてこれです。
丸首ですが、ヘンリーネックの革ボタン付き、と、ひと癖付けました。
釦をいくつ開けるかで衿元の表情が変わります。
私は2つ開け、が一番好みです。着用写真の衿元にもご注目ください。

商品をご紹介しましょう。色名はリブのベースカラーから付けています。

☆アイボリー


40”を着ています

こんな明るい色調は今までなかったものでとても新鮮です。
コロナが終わったよ、という嬉しい声が聞こえてきそうですね。
でも色の構成は決して女性的ではなく、メンズでよく使われている色が多く含まれています。
衿釦2つ外し、が私はお気に入りです。

☆ライケングリーン


44″を着ています

ライケンlichenは和訳で地衣類。コケとも藻とも言われますが日本ではあまり馴染みのない言葉です。
でも、ジェイミーソンズのカラーリングはシェトランドのランドスケープからインスパイアされたものなので、
なるべくそのまま使ってあげたくて、ライケングリーンとしました。
衿の釦3つ留めるとちょっと真面目すぎた感じですかね。

☆オーツ



42″を着ています

先方名はオートミールなんですが、アランやハーレィのオートミールよりも濃い目の色なので、
誤解を招きそうなので、ミールに引く前のオート麦の意で
オーツと名付けました。
3つ全部開けてもいいですね。

サイズは、38”(=メンズS)、40”(=M)、42”(=L)、44″(=LL)、の4サイズ。
相変わらず衿のラベルには人を惑わすようなサイズ表示が付いてますがもうそれは無視しましょう。

在庫状況はwebShopにてご確認ください。

さて、もう一つ。ネックウォーマーです。

ファアアイルはジャカード織りなので、裏にはヨコ糸が渡っています。
なのでマフラーを作ると裏が出ない様に二重の作りにしないといけなくて、
相当なボリュームになりますし、価格もそれなりに高くなります。
そこで救世主、ネックウォーマーです。これは一重です。
首に密着しないのでふんわりと巻いた感じになります。

アイボリー、ライケングリーン、オーツ、の3色。
9,900円(税込)です。


12月なので、ゲームをします。ハーレィのVoe True Shetland、6色持とう!のキャンペーン。

Voeは6色。WhiteSheep, SilverSheep, Greysheep, Black Sheep, Moorit, Fawn(この色だけはエベレストもありにします)。1ply,2ply,4plyの3つの厚さ(薄さ)があります。
つまり掛け算すると6色x3種の糸で18種、あるわけです。これにサイズが36″–44″の5サイズです。スタイルは丸首プルオーバのひとつだけですね。

【6voe】 まずすでに6色持っている人、いらっしゃいますか? 6色撮って写真送ってください。スコットランド製のクリスマスプディングをプレゼントします。

【5voe】 5色持ってる人、6色目は4割引にします。写真とともに、ご希望のply,色、サイズ、をお伝え下さい。在庫がない場合、次年度の予約として承ります。

【4voe】4色持ってる人、5色目は2割引、です。写真とともに、ご希望のply,色、サイズ、をお伝え下さい。在庫がない場合、次年度の予約として承ります。

【3voe】3色持ってる人、4色目は15%引きです。

以上の締切は12月29日まで。1月に申告されても無効です。

ちなみに私は、エベレスト含みで4voeです。WhiteとGreyがまだありません。
今年中にどっちかは買います。

商品の記事はこちらです。


入荷速報、さらに詳細を。アランレジェンドAran Legendに初登場の丸首プルオーバーを紹介します。

今回のアランレジェンドの入荷には従来からの衿付きカーディガンに加えて、新たにプルオーバーが加わりました。

普通のアランセーターでしょ、と、一見そう思われるかもしれませんが、
私にとってはとっても大切な商品なんです。
難しい話はあとにして、ともかくまず商品紹介です。

アランレジェンドのオリジナルパターンです。69,300円(税込)。
オモーリャのテンプレートによく似ています。理由は後述。
袖付けはラグランスリーブ。腕は細め。着丈袖丈はカーディガンよりも長めの設定です。
提げ札にはニッターのサインが入ります。
初年度なので、色は2色に絞りました。糸はドネガルの3ply 、カーディガンやベストと同じです。
☆オートミール

グレーシープに少しだけブラックシープをブレンドしています。

☆ネイビー

長年続けている先染めのダークなネイビーです。
試着はどちらも40″を着ています。
野沢のプロフィールは、年齢65歳、身長164cm、体重70kg,胸囲96cm,ウェスト88cm,
なで肩で腕は短くシャツ裄丈で78cmです。

もう一枚。バイニン(ナチュラルホワイト)があります。

これだけ、最初のサンプルとして編ませたものなので、
カーディガンと同じパターンで、首のリブはシングルです。

サイズは38″~44″、ですが、在庫状況は変化しますので、
こちらで在庫の確認をしてください。

来年度からは、ブラックシープなど色違いも展開します。
事前の注文も受けますので、サイズ違い、色違いで、欲しいものはリクエストしてください。

さて、ここからは、詳しい説明です。
アランレジェンドAran Legendは、2012年からスタートした当社のオリジナルブランドで、
アイルランド製のアラン編みハンドニットを扱うA社との協業で、モノづくりをしています。
アランセーターを扱う他のところ(オモーリャ、クレオ、ゴルウェイウール、など)から調達が難しい商品を補完する意味合いが強く、
今までは、衿付きのカーディガンと丸首前開きベストの2つに提案をとどめ、
アランセーターの主役とも言うべき、丸首プルオーバーは他のブランドでの調達に任せて、このブランドでは手掛けてこなかったのです。
ところが、2年ぐらい前から状況が変わってきまして、先行き、思い通りのセーターの調達がままならなくなる可能性が高まってきました。
それから、もう一つ、価格、という課題があります。今年アランセーターは大幅な値上げをせざるを得ませんでしたが、主役のプルオーバーでも買いやすい価格で提供する、これも必要なことだと感じています。

アランセーターのひとつひとつの柄をステッチと言い、このステッチをいくつか組み合わせたものをパターンと呼びます。で、今回のアラン・レジェンドのプルオーバーのパターンは、オモーリャのテンプレートパターンととてもよく似ています。使っている糸もドネガルの3plyでこれもオモーリャと同じです。これは偶然ではなくて、実を言うと今回の別注のサンプルもオモーリャの店内で見つけたものでして、元々A社とオモーリャとは古い付き合いがあり、持ちつ持たれつの関係にあったことに由来します。そもそもこのパターン、どちらが先に仕掛けて、どちらが追従したのか、わからないのです。どちらに聞いても「うちが先に決まってるでしょ」というのは間違いないので、怖くて聞けません。
このアランレジェンドのアランセーターは、他のアランセーターよりも格段に均一性があります。アランセーターは一枚づつ違うからいいんだ、みんなおんなじじゃつまんないだろ、という声があるのは事実ですが、手編みなのにほぼ同じように仕上がる、ということは逆にとっても大変なことなんですね。だから仕上がりのディテールやサイズに対してはA社にはものすごく安心して任せられるのです。
 不満は2つ。ひとつはニッターのプロフィールを開示してくれないこと。もちろん提げ札にはちゃんとニッターのサインが入っているんですが、この人はどこに住んでいる何歳ぐらいの女性なの?、つて聞いてもノーコメント、秘密だよ、なんです。〇〇さんのきゅうり、じゃないけど、どんな人が編んでいるのか、知りたいんですよね。もう一つは、いつも納期が遅れること。遅刻の常習犯、です。今回も、絶対に8月末必着だからね、って散々念を押した挙げ句に結局11月ですからね。でもまあ、頼んだとおりのセーターが仕上がってくるので、ここは大目に見てあげないと、アイルランドの会社とは付き合えません、仕方ないです。

ということで、長々書きました。普通に見えるアランセーターですが、普通ゆえに大切な品物だということ、ご理解いただければ嬉しいです。

アランセーターの在庫は別の場所で保管しています。
ご覧になりたい方は、希望の品を予めお知らせいただいてからご来店ください。