例年、納期が遅くてヒヤヒヤしていたのですが、
今年はなんと8月中に用意できました。
アラン・レジェンドの衿付きカーディガン、
全5色、入荷して、すべての検品と寸法チェック、写真撮り、が終わりました。
ウェブの在庫表も更新しました。
在庫表はこちら
なお、オモーリャの丸首プルオーバーは、現在成田まで来ていますので、
9/5には店頭でのご案内が開始できる予定です。
例年、納期が遅くてヒヤヒヤしていたのですが、
今年はなんと8月中に用意できました。
アラン・レジェンドの衿付きカーディガン、
全5色、入荷して、すべての検品と寸法チェック、写真撮り、が終わりました。
ウェブの在庫表も更新しました。
在庫表はこちら
なお、オモーリャの丸首プルオーバーは、現在成田まで来ていますので、
9/5には店頭でのご案内が開始できる予定です。
実質的には今日から秋の体制に切り替えます。
いろんなものが実は届いていたり、もうすぐ届くのですが、
必ずしもお見せしたい順番に都合よく届くというものでもないのです。
で、入荷速報は、紹介したいもの、急ぐものを優先して、写真を撮って、解説を付けて、順次掲載しますが、
ここでは、今届いているものを取り急ぎ順不同で、簡単に紹介しておきます。
☆フィルメランジェ。長袖ハイネックのTシャツ。単独でもまたインナーとしても使えます。
☆新ブランド、オックスフォード・ブルー。到着しました。英国バーミンガムの自社工場で作る、ワックスドコートやキルティングジャケット。男女あり。海外で見つけてきた商品で知名度は低いですが、自信ありのファクトリーブランドです。
☆ジョナサン・リチャード。アイルランドから届いたのは、当店特注のウール無地のネクタイ。長さも幅も当店指定です。
☆クッシェンデール。アイリッシュウールのストール。当店別注サイズでキーワードはOne Third。
☆アランセーター。衿付きのカーディガン(アラン・レジェンド)は5色とも完納しました。出来るだけ早くWEBにも在庫が載せられるように現在準備中です。
☆もう一社からアランセーター。丸首プルオーバー(オモーリャ)は、一部がすでに成田まで届いています。9月10日頃には販売スタートできる見込みです。
☆ジェイミーソンのフェアアイルセーター。今年は早期展開ができそうです。成田からの通関を終えたようですので、これも9月初めには店頭に並べられるでしょう。
☆ドレイクスのネクタイ。今日届きました。新作約30本です。
☆無地セーター。英国イングランドはスメドレーのメリノウール、
スコットランドのホーウィックニットのカシミアとメリノ、どちらも9月初めの入荷です。男女とも。
☆ジャケット生地の見本が続々到着してます。
ハリスツイードの生地見本も届きました。
今年一押しは、北ウェールズ出身のマーチャントW.Bill。
薄手のウール生地やシェットランドウールなど、冬へ向かう前の時期(実はこれが意外に長い)に重宝するジャケット生地です。
☆スーツ生地は、ドーメル、ハリソンズ、葛利毛織、の定番生地がリセットされました。
☆新作ではないですが、シャツやパンツの定番も色サイズのリセットを進めています。
と、こんなところです。
さあ、いよいよ、今日から気持ち切り替えて、
秋、始めます。
昨年、一昨年、と継続している品番です。
今年もしっかり揃いました。
昨年掲載の記事をもとに加筆訂正してご紹介します。
いわゆるポロシャツの生地、カノコといいますが、
ナイジェル・ケーボンが仕掛けるからには、
その辺のポロシャツを真似たようなカノコ生地などやりっこないのです。
1970年代のビンテージ生地を顕微鏡レベルで分析し、
40番単糸と50番単糸という太さの違う糸の引き揃え、という
恐ろしく面倒なカノコ生地を復活させています。
しっかりしたハードさがあるのに、凹凸感があり、しかも肌触りもいい、
というこの生地の特性にはそんな秘密が隠されています。
カタチも普通のポロシャツでなく、
ナイジェルのお得意定番ブリティッシュ・オフィサーズ・シャツの
デザインに落とし込みました。
ボタンダウンの留めボタンは外出しになりました。
着丈は、裾出し、裾入れ、どちらにも対応できる抜群な塩梅となっています。
カノコ素材で前立て全開のシャツ仕立てにすると、
一番心配なのは、前立てが波打ったり開いたりしてしまうことなのですが、
左右両方の前立て部分にこれだけしっかり裏あてをしていますので、
その心配も無用です。
胸にはありきたりな動物柄の刺繍ではなく、
リアルなリボンの蝶結びをワンポイントにしました。
これ、大戦中のドイツ市民のアイデアを頂戴したもの。
このリボンのアクセサリーは取り外せるので、洗濯の際は外して下さい。
で、このリボンアクセサリーの裏側は、内ポケットになっています。
リボンアクセサリーの基礎部が直接肌に当たって不快にならないように、
という配慮からでしょうね。
心憎いです。
色は4色。グレー、エクリュ、ネイビー、チャコールブラック。
16,200円(税込)です。
ナイジェル・ケーボン
インシグニア・ポロシャツ 14,040円(税込)
インシグニアというのは部隊章、
左袖に特殊なテクで浮き上がるように刺繍されています。
鹿の子のポロといえば、当然ワニ印が一つの完成形として存在するのですが、
そこはナイジェル、決してそれを追従するようなものは作らないわけです。
1970年代に編まれたビンテージのカノコポロを顕微鏡レベルで解析したら、
40番手単糸と50番手単糸という、太さの異なる糸の引き揃え、
という設計を発見したのです。
プロの眼からいうと、こんな編み方をすると、編みの節ができやすくて、
とても効率の悪いやり方であり、
現代ではとてもやってられないほどの手間暇なんだそうですが、
これをやってしまうのがナイジェル・ケーボン、
1970年代のビンテージカノコを再現したのが、この素材です。
コシがあり目の立ったカノコ生地が編み上がりました。
ビンテージ感は生地だけではありません。
脇の下に三角形のリブ編み地を差し込んだり、
錫色のメタルボタンを使ったり、
左胸に小さなベース型のポケットを付けたり、
前立てをV字にしてみたり、と、
ビンテージウェアからインスパイアされたものであろうディテールが盛り込まれています。
ポロシャツをたくさん持っている人でも、
これは一枚着てみたいな、
と充分にそう思わせてくれる、そんなポロシャツであります。
ナイジェル・ケーボン、ベーシックヘンリーTシャツ、8,100円(税込)。
前項のベーシックTシャツと同じく、
オープンエンドコットン素材で丸胴仕上げ、ですが、
こちらはヘンリーネックです。
3つのボタンで開閉するので、首回りに伸縮のリブが不要になり、
首回りを布帛のパイピングで処理しています。
で、脇の下には三角のガゼットパーツが配されていまして、
これはリブ素材になっています。
つまり、ボディ本体の天竺、首と前立て裏の布帛、脇下のリブ、と、
3つの異なる素材が組み合わさっている、という、
結構面倒なモノづくりをしているわけです。
アスレティック・ウェア感を出すためでしょうか、
プラスティックの猫目ボタンが使われています。
ヘンリーネックのTシャツは、丸首でもVネックでもなく、
ボタンの開閉で開きの量を自分の好みに調整できて、
しかも、なんかリブ編みがまだ未熟な時代の19世紀っぽい古臭さがあり、
私は結構好きなんです。
ポロシャツから衿を取っちゃった、とも言えますし。
ヘンリーネックの由来、
知ってる人も多いとは思いますが、
テムズ川流域のヘンリーという町で初夏に行われる
ヘンリー・レガッタというボートレースのウェアから名付けられたものです。
1839年から180年続く伝統的イベントで、今年(2015年)は7月1~5日に開かれます。
改めて地図で調べてみたら、ヘンリーの町はウインザーからまださらに西へ遡った、
結構上流の方なんですね。
ちなみにテムズ川、スペルはThamesなのに、
セェィムズじゃなくてなぜテムズと呼ぶのか、
一説では、ある国王がちょっと滑舌が悪くて、どうしてもthの発音がtになってしまい、
みんながそれに倣ったからだ、聞いたことがありますが、
ホントかな。
ナイジェル・ケーボン、ベーシック Tシャツ。
コットン100% 4,860円(税込)
あえて「ベーシック」と品名に付けるのには、理由があります。
オープンエンドコットンと呼ばれる、肉厚だけど伸縮性に優れた綿素材、
脇に縫い目のない丸胴(吊り編み機によくあるアレです)の仕立て、
肩周りの動きが良好なラグランスリーブの袖付け、
は、立作業だけでなく、寝転がってごろごろしてもストレスなく快適に着用できる、
それが使い捨てでなくて、何年も持続して着られる、
と、そんな前提のモノづくりがされている、という意味合いが込められた、
「ベーシック」なのであります。←オフホワイト
胸ポケットは、これは下着じゃないぞ、の意味じゃないかと思ってます。
斜めに付いているのは、胸板が入った時に立体的にかっこよく見えるから、でしょう。
ボタンはウッド製です。←グレー
以下の2色は素材と価格が少々異なります。
コットン84%ナイロン16% 6,480円(税込)
後染めではなくて、先染めの杢糸ですから、色落ちはほとんどありません。
←オレンジ
丸胴で、袖付けが独特な曲線のステッチなので、
脇の下はこんな感じになります。