入荷速報。英グローヴァオールのダッフルコートとPコート。メンズ編です。

グローヴァオールというと、イコール、ダッフルコート、ですが、
実はクラシックなモデルを長々と継続しているだけではなくて、
時代の要請で新モデルも適宜に開発しているのです。

今回の入荷品も、定番のダッフルのように見えて、実は新品番。
特に腕周りは従来品と比べてもかなりすっきりとしています。

※920C ウール80%ナイロン20%、英国製 60,480円(税込)

14fw_gam_920cha1_2 14fw_gam_920cha2
↑チャコール(Charcoal)。裏はモノトーンのグレンブレイド。

14fw_gam_920nvy1 14fw_gam_920nvy2
↑ネイビー(Navy)。裏は紺系に白線入りのグレンブレイド。

14fw_gam_920blk1 14fw_gam_920blk2
↑ブラック Black。裏は伝統的タータンチェックのドレスゴードン(DressGordon)
「永遠の少年」という感じで、個人的には一番気に入っています。

続いての紹介は、Pコート。
昨年初登場したモデルです。
今までのグローヴァオールのPコートは
着丈が長かったりシルエットがルーズだったり、と
もうひとつピンとこなかったので、
昨年このモデルが出た時には、事前予約でも一番注文が付いた品番でした。
で、本国でも定番化したようで、今年も引き続きの継続展開です。

※Pコート ウール80%ナイロン20%、英国製 68,040円(税込)

13fw_ga_3218mm1 13fw_ga_3218mm2
色はネイビーのみ。
13fw_ga_3218mm3
身頃の裏地はコットンですが、袖裏は滑りを考慮してポリエステルにしています。


入荷速報。英グローヴァオールのダッフルコート。まずはレディス編。

グローヴァオールからダッフルコートが入荷です。

まずレディスから。

昨年から始めた新型です。

※433FC ウール80%ナイロン20%、英国製、68,040円(税込)

細身にすっきりとしたモデルというと、従来は子供用の型紙をベースに、
袖丈着丈を伸ばしたアレンジをして対応していたのですが、
それだとどうしても、子供っぽい。(そりゃもともと子供用だから仕方ないのですが)
で、ちゃんと女性用に美しいシルエットを作ろうよ、と英国本国サイドでも考えまして、
昨年出来上がったのがこのモデルであります。

14fw_gaw_sky1_2 14fw_gaw_sky2_2
↑スカイ(Sky)

14fw_gaw_sky3_2
前身頃と後身頃の間にもう一つのパーツ(細腹(さいばら))を入れて、
ウェストの絞りを作り出しています。
つまりボディが5枚の剥ぎ合わせでできています。
これ、グローヴァオールでは今までなかった手法であります。

14fw_gaw_camel1 14fw_gaw_camel2
↑キャメル(Camel)

ウェストのシェイプ、十分な着丈、
女らしい、です。

14fw_gaw_navy1 14fw_gaw_navy2
↑ネイビー(Navy)

裏側のチェック柄も単純なタータンではなく、
グレンチェック系の大人しい柄に変更になり、
これもまた子供っぽく見せないことに寄与しています。


入荷速報。英グレンフェル、その躍進の契機となった防水防風の綿生地グレンフェルクロスを使ったオールシーズンタイプのコート、今年も入荷しました。

登録商標「グレンフェルクロス」使った、オールシーズン対応のコートです。

14fw_grenfell_farringdonbg41

さて、グレンフェルクロスとは…

所はイングランド。
ヘイソンウェイトさんという綿織物工場のおやじさんが、
医師グレンフェル卿のエスキモー探検話の講演を聞いて大感動。
卿の「軽くて柔らかくて防水防風のコットン生地がないのだろうか」という要望に、一念発起、
苦心の上、細番手の綿糸を高密度に織り上げた特殊生地を開発し、
これをグレンフェル卿に「どうぞお使いください」と提供したところ、
卿は大満足の大喜び。

14fw_grenfell_farringdonbg42

「この素晴らしい生地に私の名前を付けることを認めましょう」との
ありがたいお言葉をいただいたのでした。      

14fw_grenfell_label_2

これが防水、防風、透湿、強靭、高級感、の登録商標「グレンフェルクロス」でして、
1923年の話です。

14fw_grenfell_farringdonnvy31 14fw_grenfell_farringdonnvy32_3

この「グレンフェルクロス」は、その後エベレスト探検のテントや
F1レースのレーシングスーツなどにも使われ、

次第にこの会社の代名詞となったので、
作る製品名までグレンフェルというブランドになっていったのです。

14fw_grenfell_farringdonbg2 14fw_grenfell_farringdonnvy2

品名「ファリントン」Farrington。
細身の作りで、裏地はボディにも袖にも全く付けていません。
生地の滑りがいいのでなまじ裏地を付けるよりも着心地がいいのです。
(ちなみに、裏地を付けない方が縫製は面倒なのです)

セットインスリーブの袖付けで、短めの着丈、
ウェストは少しだけシェイプが効いています。

14fw_grenfell_farringdonbg1 14fw_grenfell_farringdonnvy1

ベージュとネイビーの2色。
サイズ表記は40と42で、つくりが小さめなので、MとL、に相当します。
135,000円(税込)。


入荷速報。英グレンフェルから、これぞステンカラーという、王道を行く典型的なステンカラーコート、入荷です。

グレンフェルのクラシックなステンカラーコートです。

14fw_grenfell_euston3

今でいうところの国境なき医師団のような活動を極北のカナダで行ったグレンフェル卿。

そのグレンフェル卿の崇高な精神に心打たれて付けられたのがこのブランド名です。
その歴史は1918年に英国で始まりました。あと4年で100年です。

14fw_grenfell_euston6

そのグレンフェルから、これぞステンカラー、と言えるコートが届きました。

まさにステンカラーの王道、いかにも定番辞典に登場するようなコート、
古着屋に「新品同様」の札が付いて並んでいてもおかしくない、というコートであります。

品名「ユーストン」Euston。ロンドンの駅名ですね。

ゆとりのある着心地、長めの着丈、はもちろんですが、
何よりうれしいのが、この肩付け。
14fw_grenfell_euston4

前側はセットインスリーブ、背側がラグランスリーブという、
見栄えと着心地を両立させたこのショルダー、
そしてこのショルダーの場合、縫製上袖の筒は3枚ハギという面倒な手法が採られます。

トレンチコートにはよく見られるこのショルダーですが、ステンカラーコートでは稀です。

14fw_grenfell_euston5_2

素材も典型的なコットンギャバジン。世間で言うところのいわゆるバーバリークロスです。
淡いオリーブ色の単色のようですが、ルーペで見るとベースに山吹色を潜り込ませて織られているのがわかります。
ですので、少し玉虫効果が出て、これが何ともクラシックでいいです。

14fw_grenfell_euston1

サイズ表記は、38.40.42.の3サイズです。
大きめの作りなので、これで、M.L.XL.に相当します。
価格145,800円(税込)。

14fw_grenfell_euston2

かつては、Bーバリー、Aqアスキュータム、とともに三大コートブランド、と
並び称されたグレンフェル。

他の二つとはビジネスの規模では大きく引き離されましたが、
いまだその真骨頂を見せてくれる、うれしい逸品です。


入荷速報。フィンランドから、世界最北のダウンウェア、ヨーツェンJoutsen到着。メンズ編その2、ライトコレクション。アチラでは夏物なんだって。

ヨーツェンのメンズにはライトコレクションの別シリーズがあります。
北欧では夏でも着るんだそうです。

内側に収納ポケットがあり、サブウェイのサンドウィッチぐらいに小さくなります。

☆AUSTIN  84,240円(税込)

14fw_joutsenm_austinn1 14fw_joutsenm_austinn2

14fw_joutsenm_austinm1 14fw_joutsenm_austinm2

14fw_joutsenm_austinm3

着丈66㎝
ライトでもヨーツェン、さすがだなぁ、と感じます。
ブルー、マッド(茶がかったチャコール)

☆JACK  59,400円(税込)

14fw_joutsenm_jack1 14fw_joutsenm_jack2

着丈66㎝
ファクトリーのスタッフ用に作ったベストなので、胸にロゴプリントが入っています。
ブルーのみ。