今週の出来上がり。夏らしいシャツ色々とトラウザーズ。

今週の出来上がり紹介です。


左は、レディス。伊モンティのリネンで、パステルグリーン。
ラウンド衿のクレリックです。クレリックの素材は、こちらで指定せずにファクトリーおまかせにしましたが、これが奏功しまして、
いい感じのリネン素材の白を付けてくれました。
Kさんの注文はレディスにもかかわらず、いつも胸ポケット付きですね。

右二枚はIさんからの注文ですが、二枚の趣きが全く違います。
白は、リンクルフリー(ノーアイロン)の無地で一番ポピュラーはNewセミワイドの衿。
ポケットの下に数字3つのネームがアイボリー糸で入っていますね。

黄色の方は、細かいギンガムチェックで、フィナモレ調のナポリカッタウェイの衿。数字のネームはポケット下に同色で、更にポケットには赤いバラの刺繍。カフスもミラノ調ダブルカフス。色付きのボタン、と、オプションフォアらしく遊びまくってます。


左2枚は、スイスはスポリー社のアイスコットン。ひんやり触感がウリのガーゼっぽい夏素材です。ふんわりソフトなタッチのシャツが好みのIさんらしい選択です。

右は、レディス。Oさんは華奢な女性ですが、メンズっぽい素材が好みのようです。伊モンティのシアサッカー素材。マリンな配色ですね。こういう素材には、表前立てが似合います。


ウールトラウザーズ、色違いで3本まとめてのご注文。
葛利毛織のトラウザーズ向き素材で、毛100% ですが、ヨコ方向にナチュラルストレッチが施されています。
通称トロ、いわゆるトロピカルで、杢のグレー。ミディアム、ダーク、チャコール、の3色揃い踏みですが、どれも少し青みを帯びた、夏物らしい杢色です。
Yさんからのご用命で、仕立てはアルデックス。組下は外注に出す縫製工場が多い中、ここは数年前に内製化に戻しています。臨機応変な対応が可能になっています。ステイループ、Vスリット、など細かいディテール指示にも対応しています。
トラウザーズ単品のオーダーは、要尺を食うので少し割高感があるのは否めませんが、クセ取りなどはやはりオーダーならではのアドバンテージがありますね。

 

皆様、ご注文ありがとうございました。末永くご愛用ください。


今週の出来上がり。フォーマル、ジャケット、綿パン、リネンシャツ。

今週の出来上がりです。


Kさんから略礼服のご注文です。
葛利毛織のカシミア混ウールのフォーマル用の素材で、
秋から春まで、無理すれば夏でも、と、一番使える生地。
もう何人の人に勧めたことか、もちろん自分の礼服もこの生地で作ってます。
ピークドラペル、1つボタン、ノーベントの、礼服のルールを踏まえ、
祝儀のときには華やかさが出せるように、拝み合わせができるような仕様にしました。


寒い春や暑い秋にも、使い勝手の良いジャケットを、というYさんのご要望に、
提案したのは、スーツ生地を使ってジャケットを作るというアイデア。
というのは、ジャケット生地というのは、季節感を強調するものが多く、
春はより春らしく、秋はより秋らしく、となりがちで、
寒い春や暑い秋、という要望に合致しにくくなるからなんです。
で、英ハリソンズのカシミア混super100’s(330g)のPremierCruからジャケットにも向く色柄をチョイスしました。


女性のJさんですが、いつもメンズ仕立てのリネンの白シャツをオーダーされます。
ハードマンのリネン100%で、今回は2つボタンで衿越しの高いスタンドカラー、という初めての衿型に挑戦です。


綿パンのオーダーもメンズ仕立てですが、女性のCさんからのご注文。
伊Mianiのストレッチコットンで、膝裏を付けず、裾もミシンの三ツ巻にして、
水洗いのできる仕様にしました。レディスらしく、尻ポケットなし、です。
色違いで2本。何色、と言いにくい色ですが、あえて言うと、
右が薄キャメル、左は利休鼠、とオーダーシートに書き留めました。
利休色は、英語ならライトグレーベージュでしょうか。
そう、城ヶ島の雨の利休鼠ですね。城ヶ島は中学の遠足で行った懐かしい場所。北原白秋は、私の高校の校歌も作詞してます。
蛇足でした。

ご注文ありがとうございます。
どうぞご愛用ください。


イベント、緊急開催です。シャツを作ろう‼~選べる特典。2,000円off! か オプション3つ無料!。今回はすべてのシャツが対象、7月31日まで。

今日いきなり知らされた緊急イベントです。

ご想像のとおり、コロナ禍対策です。
3月のいい生地だけ3,000円offフェアも5月のオプションフェアも、
全国的にコロナ禍で振るわなかったはずなので、
挽回策として、ファクトリーが急遽企画したようです。

選べる特典。次のどちらか、お客様に有利な方を適用します。併用はできません。

★2,000円off!!…何だ3000円じゃないの、と思わないでください。3,000円引きのときは原則15,000円以上の生地だけでしたが、今回はすべての生地が対象です。
中国生産の9,000円も、レディス定番の13,000円も、そしてオーバーシャツ11,000円~も、すべて2,000円offとなります。

★有料オプション3つを無料に!!…5月のフェアと同じ内容です。オプションの一覧はこちらをご参照ください。今回からはオーバーシャツも対象となりました。ポケットたくさん付けてもタダです。

実施期間は、今日(6/18(金))から7月31日(金)までのロングラン。

いつも言うことですが、オーダーシャツは、こういう背中を押してくれる機会に乗ってみよう、という前向きな姿勢が悪くないと思ってます。
そういう機会があると、じゃ何作ろうかな、って、思いが拡がって、それが想像力を膨らませます。
個人的には、12,000円ぐらいの予算で、シァサッカーのギンガムチェックでプルオーバーのシャツでも作ろうかな、って考えてます。

準備の都合上、なるべくなら事前にご来店のご連絡を頂戴してからお越しいただけるとありがたいです。


出来上がり紹介。レディスのオーダーシャツ&ニコラス・モスの陶器。

レディスのオーダーシャツ、仕上がりが一枚。

タテ糸にsuper120’sガス焼き双糸のカリビアンコットンを、
ヨコ糸に細番手リネンを通した、夏向きのブルー・ギンガムです。
ショートラウンドのクレリック、女性らしく花模様の白いボタンを施しました。
レディス物にしては珍しく胸ポケット付きですが、この胸ポケットがすこぶる便利なんだそうで、静岡市のK女史のご注文はいつもポケット付です。


さて、アイルランドからニコラス・モスの陶器が届きまして、
3月に皆様から頂いたご注文を仕分けて、遠くの方にはお送りいたしました。
茨城県のKさんは、昨年度わざわざご家族で静岡までお越しいただいて悩みながらのご注文でしたが、今年は時節柄メールでの発注となりました。
無事届きました、のご連絡とともに、嬉しくて並べちゃいました、と、写真を送ってくれました。

ありがとうございました。

どうぞ末永くご愛用くださいませ。


出来上がり紹介。オーダーシャツの仕上がり。オプションフェア期間中らしい内容です。

シャツの仕上がりです。

静岡市のYさんは裄丈が90cmを超えるので普段だと2000円の有料オプションがかかってしまいます。
こういった方に年2回のオプションフェアは好機になります。
左。浴衣生地のような楊柳のストライプ。さわやかな着心地間違いなし。
白蝶貝釦ポケットチーフ付きです。
中。super120なのにリーズナブル価格の出物を見つけました。
ブルーベースのストライプ。白蝶貝釦と共布のカフスを付けました。
右。リンクルフリー(ノーアイロン)のブルー無地。
袖口にイニシャルをシルバー糸で刺繍しました。


静岡市のTさんは、カリビアンコットン120/2G白のツイル。
白蝶貝釦、左腕のネーム刺繍、ポケットチーフ。


伊Montiのリネンはリネン100%なのにサラサラです。
左のブルーは即決でしたが、右のオレンジはご本人の抵抗感があったものの私が少し強気にお勧めしました。きっと似合うはず、との確信がありました。
当初不要と言われていたポケットチーフも私の独断でお付けしました(無料です)。これは持ってれば使えるはずですから。森町のYさんのご注文です。

 

ありがとうございます。どうぞご愛用ください。

 


出来上がり紹介。オーバーシャツ2種、各々に趣きアリ。

今シーズン強化販売のひとつ、オーバーシャツが2つ仕上がりました。


シアサーカー素材で紺のギンガムチェックです。
シャツっぽさを残したくて、背中にはボックスプリーツを入れました。
袋井市Hさんのオーダー。

ハードマンのリネンを使って、サファリっぽさをイメージして、
ポケットを左右フタ付きに仕立てました。静岡市Nさんのご注文です。