入荷速報。オリジナル別注シャツ3種、仕上がりました。同価格でオーダーシャツでも承ります。(男女あり)

オリジナル別注、というと、響きはかっこいいのですが、
要は、オーダーシャツのシステムを使って、
売れそうなものを既製品としてあらかじめ作り込んでおこう、ということです。

まあ「ほか弁」がお昼時に売れ筋ののり弁や幕の内を、
見越していくつか先に作り置きしておくようなもんでしょうか。

ですから、これらは、現品を買ってもらってもいいし、
サイズやカタチが合わなければ、同価格でオーダーで受けることも可能なものなのです。

※ビンテージ・オックスフォードのプルオーバー(\12,600)

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ここ何年も続くロングセラー品番、耳付きのビンテージ・オックスフォードで
プルオーバー(かぶり)シャツを作りました。

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赤と青の細いラインの耳(セルビッチ)は前立てと袖の剣ボロに見えます。

ボタンダウンのプルオーバーなら、やっぱりボックスプリーツじゃなきゃね、
というオールドファンのご要望にお応えして、
今回は従来よりも少しシルエットをゆったりとさせて、背中にはポックスプリーツを付けました。
その代わり、着丈はMで73cmとかなり短くしました。
また、裾にはアクセントになるように脇ピースを施しています。

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なお、販売にあたり、一度水洗いをしています。
販売用に作り込んだのはホワイトだけですが、生地は他にブルーもあります。
写真はブルーの生地でレディスで作ったオーダー品です。(レディスは\13,650です)
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※シャンブレー・ブルー(\12,600)

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近頃人気のシャンブレー素材です。

えっ、これはダンガリーじゃないの、という声も聞こえそうなので、ちょっと調べてみました。
シャンブレーとダンガリーの違い。Chambray vs. Dungaree

えー、語源が違う(フランスかインドか)とか、織り方の違い(平織りか綾織りか)とか、
色が違う(薄いか濃いか)とか、用途が違う(シャツか外衣か)とか、と、
諸説ぷんぷん、でしたが、

手元にある(財)日本綿業振興会・刊「コットン・ファブリック・ハンドブック」にこう書いてありました。
「米英では、作業衣用の粗いデニムをダンガリーと言いますが、
日本では、デニムよりもやや薄手のインディゴ染めのシャンブレー(平織)などもダンガリーと呼んでいます。」

な~んだ、つまりどっちでもいい、ってことじゃん。

私の印象では、アメカジやジーンズの世界ではダンガリー、
シャツの業界ではシャンブレー、というのかな、というところですが、
どうも最近はシャンブレーというほうがポピュラーなようです。

で別注のシャンブレーシャツ、
アメカジ風のデザインなら他にもあるので(カムコやケーボンなど)、
やや細身のユーロスタイルのボディで、衿型もカッタウェイ・ワイドを指示しました。

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そして、前ボタンの位置を上方に修正し、さらに三連ボタンを施して、
どこまでボタンを開けるか、によって、表情の変化を楽しめるようにしています。

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この素材は、レディスも作りました。こんな感じに仕上がりました。
( レディスは\1,050増なので\13,650です)

※ペイズリー・プリントシャツ(\12,600)

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男性にももっとプリントのシャツを提案したい、ということで、
ペイズリーのプリントシャツを作ってみました。
シャンブレーシャツと同様に、ユーロスタイルのやや細身ボディにカッタウェイの衿です。

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実は、生地を裏返しに使っています。派手になりすぎないための工夫です。
メンズのプリントシャツにはこういうテクが必要になります。
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作り込んだのはグリーンだけですが、他にレッドとイエローもあります。


イベント案内。シャツを作ろう!!ファクトリーが三千円分サポートしてくれるキャンペーンが始まります。男女とも。3月25日(日)まで。

オーダーシャツの生地のうち、☆☆(2つ星)以上の生地(\13,650~)のご注文は、
\3,150(税込)分をこっちで持ちましょう、
というファクトリーからの太っ腹な提案企画です。
最大割引率は、23%にもなります。

ファクトリー側の受付は3月9日からですが、店では期間前から受付を始めます。
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対象になる生地は200柄以上。
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ちょっと説明しましょう。

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※ ☆☆☆(3つ星)クラス
ロイヤル・カリビアン・コットン(ゴールド・コレクション)

カリブ海のコットンとしてよく知られているのが海島綿(シーアイランド・コットン=SIC)で、
これは繊維の宝石を呼ばれるほどの最上級コットンですが、
このSICと極めて近似の種を起源に持つのが、カリビアン・コットンです。

これは日本のシキボーが製造していますが、
オーダーシャツのファクトリー、ドゥワンソーイングが、シキボーに特注したオリジナル生地、
それを、ロイヤル・カリビアン・コットンと呼んでいます。

ゴールド・コレクションは、ロイヤル・カリビアン・コットン120番手の双糸を、
さっとガスの炎の中をくぐらせて毛羽を取り去っています。これをガス焼きといいます。
こうすると140番手双糸に近い風合いが生まれます。
さらにシワになりにくいように、液体アンモニア加工も施し、
結果、国産のシャツ生地としては最高位にランクされる品質を誇ります。

通常価格\16,800が、期間中は\13,650です。

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※ ☆☆(2つ星)クラス
ロイヤル・カリビアン・コットン(シルバー・コレクション)
ゴールド・コレクションが120番手なのに対して、
シルバー・コレクションは、糸が100番手の双糸ガス焼きに変わります。
これも一般の綿糸なら120番手に相当するほどの高品質です。

生地の種類も豊富なので、当店では最もよく売れるゾーンの商品群となっています。
通常価格\13,650~\14,700が、期間中は\10,500~\11,550です。

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※ ☆☆☆☆(4つ星)クラス
インポート生地

やみくもに舶来生地を崇拝するわけではありませんが、
しかし、欧州の生地には、やはり国産にはない「色気」があります。これは否定できません。
ほとんどがトーマス・メイソンを始めとしたイタリア物ですが、
ドレス・シャツ向けだけでなく、楽しい柄物やプリントものなど、楽しい色柄が揃っています。
価格帯にはかなり幅があり、
通常価格\14,700~\24,150ですので、期間中は\11,550~\21,000です。

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※麻100%素材

麻のシャツは、ドレスでもカジュアルでも、オーダーが伸びています。
よく、麻はシワになるので、と敬遠される方がいらっしゃいますが、
いい麻のシャツは、いいシワが付いて、
しかもアイロンを当てるとさっとすぐに取れるのであります。
通常価格\13,650~\18,900が、期間中は\10,500~\15,750です。

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※「冷やしシャツ」シリーズ
ポロシャツ素材のカノコやクールマックス、アイスコットン、トリコット素材、など、
盛夏のクールビズに対応した、
いわゆる「冷やしシャツ」の一連も、キャンペーンの対象です。

ちょっと早すぎるかもしれませんが、でも夏に備えて頼んでおこう、
というのは大いにアリです。
もちろん半袖の注文も受けられます。
通常価格\13,650が期間中は\10,500です。

すべてレディスもOKです。(但しレディスは\1,050プラスとなります)
納期は約2~3週間。
期間は、3月25日(日)まで。ファクトリーとの約束なのでこの締切は厳守です。


入荷速報。ナイジェル・ケーボン、綿麻チェック柄のリバーシブル・シャツ。

秋冬のヘビーネルシャツに引き続いて、
春夏は綿麻チェック柄でリバーシブルのシャツを作りました。

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ツイル織り(綾織)なので経緯の糸の色の出方が逆になるのを応用し、
表側は一般的なタテ目強調の正統派インド的チェックですが、
ひっくり返すとヨコ目強調のメキシカンというかサンタフェ調のボーダーっぽい柄になります。

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表と裏とよく見ていただくと、
大変多くの色が隠し味として込められていることが分かります。
\25,200。


入荷速報。ナイジェル・ケーボン、デニムシャツ。この三本針にはマイッたな。

セルビッチ(耳付き)のデニム素材を使い、三本針ミシンを駆使(肩付け、ヨーク、脇、袖)、
よく作ってくれました、というデニムシャツです。

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猫目の二つ穴白ボタン、プルオーバー風に見せる前立ての部分的フライフロント(隠しボタン)仕様、
耳出しの脇裾ピースと袖口カフス裏、など、アメリカンモチーフをふんだんに取り入れて、
細かい細工も手抜きナシ、です。

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ナイジェルのシャツは、どれもちょっと高価ですが、
いったん持てば10年ぐらい使える流行とはかけ離れたモノばかりで、
これもその一つ、
「いつかは必ず欲しい」の一枚です。
\23,100。


入荷速報。カムコCAMCOのネルシャツ、今年はお彼岸前にちゃんと届きました。

カムコCAMCOのネルシャツが入荷。
アウターっぽく羽織っても良し、しっかりシャツとして着ても良し、の万能選手。

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入荷の3色はすべて今年の新柄です。
どれも、チェックでありながら、縦方向の色が強調されている、
普通っぽいのに普通じゃないチェックで、
分かる人にはすぐに「あっ、コレ、カムコでしょ」と分かる柄出しなんであります。

しかも、どれも洗い込むとコレが実にいい感じに「泣いて」くれるんですよ。
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昨年はインドの電力事情で大幅な納期遅れをおこしましたが、
今年はちゃんとお彼岸前に届きました。一安心です。
メンズはS,M,Lあり。\8,190。

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それぞれレディス向けのXSサイズも入荷してます。
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入荷速報。英ナイジェル・ケーボンNigelCabournのリバーシブル・ヘビー・ネルシャツ。

ナイジェル・ケーボンNigel Cabourn。

☆リバーシブル・ヘビー・ネルシャツ Reversible heavy flannel shirt

ベースになっているカタチは第二次世界大戦当時、
英国軍が運用していたビンテージです。
普通のネルシャツはせいぜい4色使いですが、
これは9色も使って織られています。

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このチェック織りの生地は、表と裏とで、
縦目と横目の色の出方が逆になってしまいます。
ならばその特性を生かして、
どうせなら両A面で着られるようにしちゃおうじゃないか、
という遊び心から、リバーシブルのシャツになってしまいました。
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ただ、発想は単純でも製品にするにはかなりの苦労があったみたいです。
ボタンなんか、すごい工夫が施されています。
\29,400。

なんで今年ここでケーボンなのか。
これもちょっと大人の事情。流れ流れて再び当店へ。

ま、いいタイミングで当店にお鉢が回ってきてくれた、というところです。

でも、「これが好きだからこんな商品作っちゃいました」というブランドの中でも、
そのスキスキ度がハンパでない、一番上を行くブランドですから、
扱えることは大いなる喜びであります。