ご案内。ウールトラウザーズの展開でtexteqと業務提携しました。

当店のウールトラウザーズといえば、
ずっとインコテックスの一本槍で来たのですが、
今後は選択肢が増えます。

始めたのは、texteqのトラウザーズ。

ここのウリは、「英国やイタリアの上質なスーツ素材を使い、
フルハンドメイドの立体縫製、という最高技術を駆使して、
日本の会社が経営する中国の工房で仕立てる」
というもの。
とても手のこんだ素晴らしい仕上がりのトラウザーズです。
それでいて価格はすべて\21.000、というのも、くすぐられます。

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ウェブサイトをご覧いただければ分かるように、
ここの本業は、首都圏のショッピングビルではすっかりお馴染みの「鎌倉シャツ」(メーカーズシャツ鎌倉)です。
こちらの創業オーナーはVAN関係の繋がりで以前から良く存じていたのですが、
その古い縁から、このたびの取引開始となりました。

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入荷速報ではなくて、業務提携、としたのは次のような意味合いからです。

鎌倉シャツさんの直営店3店舗とウェブショップで販売しているtexteqのトラウザーズを
当店で取り寄せて販売できるようになった、ということなのです。

だから店は各柄一本ずつの在庫しか置いていません。
カタチはどれも同じノータックのデザインですから、
柄を選びサイズを決めて股下にピンを打つ、
それからすぐに取り寄せて裾上げをして、一週間後にお渡し、
というウルトラC(古っ!)をやり遂げます、ということなのです。

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今シーズンはフラノ、サキソニーの無地、千鳥格子、グレンチェックの柄物、など、
5柄で開始しています。
私もすでに一本履いていますが、
フルハンド、って履き心地、違います、やっぱり。


入荷速報。新登場・ダイヤモンド・ギーザーのシャツ(メンズ)

新登場、ダイヤモンド・ギーザーです。
この5月とある合同展で意気投合し、この秋から始めることにしました。

英国服への造詣は大変深いのですが、
それをそのまま出すのではなく、時代の服としてうまく表現した上で提案がなされています。

今シーズンはシャツを発注しました。

【グレンチェック】
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素材はトーマス・メイソン。
英国製最高級シャツ生地としてつとに名の知られたトーマス・メイソンであります。
イタリアのアルビニに買収されてイタリア生産となった後も、
変わらずにブリティッシュ・テイストな素晴らしいシャツ生地を作るところで、
当店でも一番お気に入りのシャツファブリックのブランドなのです。

【ロンスト】
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普通ここまでいい生地だとあんまり遊びは付けないのですが、
この生地で遊びをやってしまったのがこのシャツです。

台衿裏、下前立て、カフス裏、剣ポロ、ポケット玉縁、裾の脇ピース、と、
考えられる箇所すべてに別柄を施しています。

【タッタソール】
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柄は全く定番柄なのですが、細身のシルエット、短めの丈、で、「今」のスタイルになっています。

【ギンガムチェック】
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今回は写真の4柄が入荷。衿型は全てボタンダウン。生地イタリア製、縫製は日本。\24,150。


入荷速報。コサエルズのベスト(メンズ)

このブランドも当店新登場です。コサエルズといいます。

あるインポーターさんの展示会で見掛けたのですが、ここ自体は国内モノで、
今風にいうと、ドメ・ブラ(ドメスティック・ブランド)のひとつです。

ミリタリーやワーク、カントリー、などのカテゴリーを得意としているところのようですが、
第一に、Cosael’s=こさえる=拵(こしら)える、というブランドネームが妙に気に入りました。

今回の入荷はベストです。
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ワークな感じがとても良く出ていて、
それでいてジジ臭く重たすぎない、という仕上がりです。

きっとそのポイントは、素材なんでしょう。
ウール100%のライトツイードのように見えますが、
実は綿40%ポリエステル35%アクリル25%という複雑な三つの素材ミックスでして、
恐らくこれ、本来はレディス向けの生地ではないかと思われます。

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衿のカタチ、ポケットのデザイン、背中の見え方、カントリープリントの裏地、
なかなか上手です。

サイズは、今のドメ・ブラらしく、やっぱりけっこう小さめです。
モカとベージュの2色。中国製、\24,150。


入荷速報。フィル・メランジェのサイクリング・ジャケット

フィル・メランジェから、新入荷のGERRYです。\35,700。

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サイクリングがモチーフになっているので、
左袖にチケットポケットが付いていたり、
脇ポケットのジッパーが下から開くようになっていたり、
という一工夫したデイテールになっています。

あ、ジッパーはririのプラスティック・ジッパーを使っています。
国産に固執するフィル・メランジェなのに、ジッパーだけはなぜかいつもririなんですよね。

衿裏にはカシミア混のコーデュロイを施し、
衿は立てても寝かしてもどちらにも対応できるようになっています。

裏地は袖にもボディにも付いていません。

後ろから撮るとこんな感じ。
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色は、左:North Sea Blue(深海の深緑、かな?)、右:Scottish Tweed(嵐が丘のヒースの丘、かな?)。
どちらも多くの色を混ぜている深みのあるナチュラルな色合いです。

コットンがお得意のフィル・メランジェにしては、
珍しくウール100%モノで、
チロリアンジャケットのように
ニットの編み地をボイルして、フェルト化させています。

思わず、フリースみたい、と言ってしまうそうになりますが、
もともと「フリース」という単語は羊毛を刈り取ったウール原料のことを指す言葉で、
近頃よく言うところの化学素材のフリースは、
まるでフェルトウールのように暖かな起毛素材、ということから名付けられたのですから、
ウールがそもそもの元祖フリースなわけです。


入荷速報。weac.のシャツ、追加あり。

weac.から1モデル、追加納品がありました。

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起毛したヒッコリーストライプのボディに吊り編みの天竺生地の袖を付けました。
有り体な言い方ですが、布帛とカットソーの融合であります。

フロントにはVカットの剥ぎが入り、胸にw.の刺繍です。\16,380。


入荷速報。英ジェイミーソン(ジャミーソンJAMIESON’S)のフェアアイル・ニット(男女とも)

英国のブリテン島から北へ約200km、北海に浮かぶシェットランド島から
今秋もはるばるの到着です。
フェアアイルの多色使いのセーターが並ぶと売場はとたんにカラフルになります。

日本の多くの雑誌やショップではジャーミーソンとカタカナ表記されていますが、
以前にオーナー一族のPeter Jamiesonに直接会って確認したところ、
ジェイミーソン、の方が近いようなので、それ以来当店ではそう呼んでいます。

前からいろいろ語っているので、能書きはもういいとして、
早速商品をご紹介しましょう。

まずはメンズの3スタイルから。

★Vベスト。8柄。\19,950。
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★Vプルオーバー。キャンセルがあって入荷は2柄だけ。\24,150。
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★フルジップパーカー。6柄。\28,350。
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続いて、レディス。2モデルです。

★Vベストは4柄。\19,950。
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★フルジップパーカーは2柄。\28,350。
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最後はニットキャップ。男女どちらでもどうぞ。
写真のように裾を折り返すと無地の部分が出てきます。4柄、\8,190。
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大量に入っているように思われるかもしれませんが、
それぞれはほとんど一枚ずつしか発注していないので、
売れてしまったらごめんなさい、です。

(先に謝っておかないと……)