毎年5月4日は、静岡の中心街は「サンバ・カーニバル」で賑わいます。
今年で9年目、年々確実に規模も大きくなり、来場人数も増えています。
今年も、老舗の浅草チームを始め、埼玉県、浜松市、地元の静岡市、など、6チームがパレードします。
在日ブラジル人の皆さんも大張り切りです。
毎年5月4日は、静岡の中心街は「サンバ・カーニバル」で賑わいます。
今年で9年目、年々確実に規模も大きくなり、来場人数も増えています。
今年も、老舗の浅草チームを始め、埼玉県、浜松市、地元の静岡市、など、6チームがパレードします。
在日ブラジル人の皆さんも大張り切りです。
アイルランドの手作り陶器「ニコラス・モス」の展示予約会を開催します。
毎年ゴールデンウイーク期間の好例となっていますが、今年の期間は、4月25日(金)から5月18日(日)までです。
期間中は野沢と相川の所有する数々の私物をサンプル代わりに並べまして、予約注文を承ります。
納品は7月下旬を予定しています。
なお、ご予約につきましては、ご来店いただくことを原則といたしますが、
例外的にすでに「ニコラス・モス」製品をご所有の方に限りまして、
メールでのお申し込みも受け付けることといたします。
今年の新提案は、私が「へたうま」シリーズと呼んでいる「カジュアル・レンジ」が新登場です。
柄が3種類、カタチが8種類で、価格も従来のシリーズよりも買いやすい設定となっています。(エスプレッソ・カップ\2,350)
これらは、一月のアイルランドの展示会で、ニックから直接サンプルを譲り受け、トランクに入れて(割れたり欠けたりすることなく無事に)持ち帰って来ましたので、店内で現物のサンプルをご覧いただくことができます。
また、従来のシリーズに関しても、カタチや柄に関しては、増えたり減ったりが出てます。
詳しくは店内にてお話ししますが、
ここは何年か続いた好評なものでも、スパッと潔く止めてしまったりすることがありますね、実はこれが長続きする秘訣のように私は感じるのです。
そういうところ、うまいなぁ、と思います。

それから、年々少しずつ注文が増えているのが、陶器以外のテーブルクロスやランチョンマットなどのテーブル・リネンのコレクションです。
今年は、某英国ブランドでもよく見かけるPVCコットンのバッグも登場しています。
なお、昨年の当店20周年記念ボウルにつきましては、完売後もお問い合わせが続き、
追加するなら欲しい、という声も多いのですが、
今のところ追加生産をかける予定はありませんので、どうかご了承下さい。
ネット検索をしてみると、ニコラス・モスの陶器を扱うお店は日本でも数軒あるようですが、
サンプルを並べてフルコレクションの受注会を催すなんて変わったことをやっているのは、どうも当店だけのようです。
そのおかげで、この受注会には、全国の方からお問い合わせをいただきます。
ニックとこれほどの長い付き合いになるとは当初は思ってもみませんでしたが、
これも不思議な縁だなぁと、アイルランドに関わったことに感謝です。
夏が来れば思い出す、のが、カルザノールであります。
今年もスペインから到着しました。
いわゆる「エスパドリーユ」の1ブランドですが、毎シーズン手を変え品を変え、で、
決して飽きさせない提案の仕方は、とてもうまいなぁ、と感心します。
当店に入荷の新品番は、レディス3モデル、メンズ1モデルです。
☆まずはレディスから。
サイズは35(約22.5cn)、36(約23cm)、37(約23.5cm)、38(約24cm)、の4サイズを用意しました。
①トウ部分はリバティの花柄プリントのコットン素材を配し、
アンクルストラップ(足首をひと巻きさせます)はスウェード革を使っています。
ウェッジソールで、ヒール高は約8cm。
トウ部分の厚みが約2cmですので、傾斜差6cmです。
ネイビーとイエローの2色で、\12,600。
②ドット模様のコットンです。カタチは①とおんなじモデルです。
どうもこの6cmギャップのウェッジソールというのが、昨年来人気が高いようです。
ネイビーとブラウンの2色です。\12,075。
③マリンストライプではこのカタチを頼みました。
トゥ部分のストライプ生地はコットン、ストラップはスウェード革、ヒールカップは麻です。
これもウェッジ気味のソールですが、ヒールはやや低めで、約6cm
トウ部分の厚みが他と同じく約2cmですので、傾斜差は4cmとなります。
色は写真のネイビーのみ。\11,550。
☆久々にメンズも発注しました。
ネイビーのマリンストライプで、フラットソール。
トウ部分にジュート、ヒール部分にスエード革のアクセント使い。
サイズは41~43で、大雑把に言うと25~27cmぐらいをカバーします。\10,500。
最後にひとつ、おせっかいなご注意。
カルザノールだけに限らず、エスパドリーユはマリンリゾートの雰囲気が一杯なので、
海辺で履きたい、と思われる方も多いようです。
でも水にはくれぐれも気をつけて下さい。
見ての通り、この底材は、ジュート麻をとぐろ状に成型したものでして、
こいつは水を含むと海綿状に膨らんでしまいます。
乾けば元に戻るかというと、完全に乾いても元通りの小ささまでには戻ってくれないのです。
底にはラバーを貼っているので、多少の水ならば問題ないのですが、
決してズボっと水に浸けて長時間放置したりするようなことはしないように、
どうかご注意下さい。
季節外れですが、アランセーターに関してのすごい話が二つ入りましたので、ご案内します。
まずは、アイルランドからの情報です。
アイルランド国立博物館の別館である「カントリー・ライフ」館(メイヨー県キャッスルバー市)で、
4月8日から、古いアランセーターの特別展示が始まりました。
しかも、私が書いた自分の本でその中心人物として据えた大恩人、故パドレイグ・オシォコン氏にスポットを当てた特集なのです。
エキジビションのタイトルは “Romantic stitches and realistic sketches”と言います。
詳しい案内は「国立博物館のサイト」を参照下さい。(但し英語です)
このエキジビション開会に当たり、先週テープカットのパーティに出席した故人の四男ルーリィから、今日その特別展のリーフレットが郵便で届きました。懐かしい写真がいっぱい載ってます。
その情報や他からの話を聞き集めますと、どうやらこれはアイルランド初の(つまり世界初と言うことですが)、
「アランセーターの本格的な特集」のようなのです。
そして、もうひとつ、未確認情報なのですが、
どうも、「私の本が展示されているかもしれない」のです。
確かに私自身、この「カントリー・ライフ」館には、執筆当時の2000年に取材に訪れ、
古いセーターを数枚、ストレージから特別に見せてもらいまして、
そのお礼も兼ねて、その後、自著を何冊か寄贈していますし、
本の内容と展示の中身はかなり関連性が高いので、
自著が展示されていても不思議ではないのですが、
でも日本語で書いた自分の本が外国の博物館に展示されているなんて、
想像しただけで何だか体が震えるほど嬉しくなります。
それが今のところ未確認なので、ドキドキでして、
ダブリンにいる友人に「早く観てきてよ」とお願いしている最中なのであります。
もしアイルランドにお住まいの方やこのエリアへご旅行の方で、
この特別展に行かれた方がいらしたら、
どうか私まで連絡をいただけると大変嬉しいです。
もちろん、私も都合が付けば飛んで行きたいのですが、
この特別展、いつまで、というのがはっきりしません。
6月という話もあれば、10月までという人もいて、あるいは来年まで続くかも、という情報まであり、
このあたりが、とってもアイルランドらしいところですなぁ。
その2は、テレビ番組です。それもNHKです。
BS-Hiですからハイビジョンです。放映日時は、5月7日(火・振替休日)の午後8時からの90分間。
番組名「ハイビジョン特集・シリーズ「天涯の地に少年は育つ」アイルランド・荒海に編むセーター」
NHKのサイトにある予告内容を以下に転載します。
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「子どもは伝統の暮らしをいかに受け継ぐのか…」。「天涯」と呼ぶべき大自然の中、伝統的知恵を今も尊厳を持ち保つ地を訪ね、「伝統を学ぶ子どもら」に密着取材するシリーズ、第3弾。伝統の知恵に潜む「人間と自然の関わり」「親子という世代の在り様」を描く。
アイルランド西部、北大西洋の荒海に浮かぶアラン諸島「イニシュ・マン島」。
島は一枚の石灰岩(5x3.5km)、海岸は数十mの断崖。その島で半農半漁を営みケルト文化を守る150名の人々。
石灰岩の地面に海藻を敷き、畑を作る。海風が強く、石垣で囲わないと土が吹き飛ばされ作物は育たない。遺跡のように島中張り巡らされた石垣、一家総出で築く。男は海に漕ぎ出しカニやロブスターを獲る。
漁に出る時、妻や母が編んだセーターを着る。高級ニットの代名詞「アランセーター」の故郷だ。編み目に家族固有の模様があり代々受け継がれる。家紋の役を担い一家の主が不幸に海難事故にあっても身元がわかるように…と。
男は12歳になるとカトリックの堅信礼で、母が編んだ乳白色のセーターを身にまとう。女は7歳から編み方を教わり始める。
編み模様は、ケルトの古い象形文字で意味がある。「縄」は安全と豊漁、「はしご」は永遠の幸福、「ダイヤモンド」は成功と富、「樹木」は長寿と子宝、どの模様にも島を守る女たちの願いが込められている。
150人の島に暮らす少年少女は30人。少年は石垣の築き方を学び、セーターを着て舟の操り方を習う。少女は父や兄弟のためにセーターの編み方を習う。
ケルト民族の伝統を受け継ごうと学ぶ子どもたちの視線から、荒海の島で誇りを持ち生きる島民たちの冬と春を描く。
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そして、この番組の中で、当店が販売しているビデオ「Aran Islands」の一部の映像(1960年代に撮影された島の結婚式の様子)が放映されるらしいのです。
先日、番組の製作会社から日本の代理人である私のところに使用許可を求めてきたので、
この話は間違いないと思います。
アラン島の大自然、アランセーターの原風景が、ハイビジョンの迫力ある映像で見られるのですから、今から大変楽しみです。
但し、皮肉な言い方をするならば、こういう番組はたいてい映像重視となりがちなので、
アランセーターの画像は精緻に撮影したとしても、
私が本で解明したようなアランセーターの伝説に関する真実の探求、という語りの部分には恐らくあまり触れることはなく、
従前からの伝説をなぞる程度に済まされてしまうのだろう、という危惧は持っていますが。
さて、我が家のテレビ自体はハイビジョン対応ではないのですが、ケーブルテレビなのでBS-Hiは視聴できます。
だから定休日の当日にリアルタイムで番組を見ることはできるのですが、しかし録画ができないのです。
どなたか、ハイビジョンのまんまできれいにDVDに録画していただける方、
いらしたら当方までご連絡いただけるととても嬉しいです。
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追記(5/3) 製作会社から、ようやく番組が完成しました、とお礼の電話がありました。そして、番組を録画したDVDを頂戴できるようになりました。従って、上記のお願いは不要となりました。