春夏物最初の記事が秋冬物の予約取り、とは、いかにも当店らしい。その1.ハーレィHarley of ScotlandのVoeTrueShetlandセーター、ご要望を承ります。6色持とう。2月末締切です。

すでに年末に一回目の発注を出しているのですが、
その後セールにかけたら1月に予定よりもよく売れているので足りなくなりそうでして、
ここで皆様の要望を聞き込んで、できるだけそのご要望を叶えられるようにしていこう、と、
特別予約会を実施します。
なお、これは2015年以来8年続けている商品でして、
以下はすでにこの商品のことをすでによくご理解いただいているという前提で書き進めますのでご了承ください。

スローガン。「1plyも2plyも4plyも全部やる。6色持とうVoeTrue」

VoeTrueShetlandの色は6色です。

すべて無染色のナチュラルカラーです。
Grey…チャコールグレーを意味していますが、無染色なので実際にはブラウンがかっています。
Siliver…これも冷たいライトグレーではなくて温かみのあるオートミールです。
Moorit…シェトランド語、赤茶色です。
Fawn…子鹿のバンビ。ベージュ系。
Ecru…ホワイトですが、漂白していない無染色のままなので、温かみのあるかなりキナリっぽいです。
Black…ブラックシープのことなので、黒ではなくて濃い焦げ茶です。
製品の写真だとこうなります。Mooritを除いた5色です。
上左から、white,Grey,black.下段左からsilver,fawn.


カタチは丸首プルオーバーのみ。ハーレィが得意としているシームレス(縫い目のない)ホールガーメントです。

糸はすべて同じですが、撚り(より)の違いで3種類あります。編地はすべてプレーン(無地編み)、リブ編みはなくなりました。
1ply…1本撚り。sweaterの語源がsweatであるように、もともとは下着でした。VoeTrueShetlandを1953年にエベレスト初登頂のヒラリー隊が着用していたことはつとに有名ですが、これも下着として着られていたもの。そういう意味で1plyはセーターの原点です。かなり薄手ですが、でも丈夫でしかも暖かい。重ね着するにもいいです。明色の3色の場合にはやや透けることがあります。特にEcru(white)は透けます。また、毛玉は出やすいです。どちらも1plyではよくある特徴です。
2ply…2本撚り。最もスタンダードなのが2plyです。世の中によくあるシェトランドセーターのその多くが2plyです。
4ply…4本撚り。2plyをさらにダブルに撚った糸です。以前はリブ編みもありましたが現在はプレーンのみです。厚手ですが柔らかさがあります。当然暖かさは増しますが、重たくなること、高価になることは、致し方ないところです。

サイズ。36″–46″の6サイズで、日本人専用スペック(着丈と袖丈を短く設定)にて編み上げます。
この36とか46とかはインチ(=2.54cm)で胸囲のサイズを表します。
Harleyのホールガーメントマシンを扱うテクニックはどこよりも秀でていて、胸囲サイズが狂うことはまずありませんので、たいへん信頼が置けます。
36”はメンズXSとの位置づけて、実際にはレディス対応サイズなのですが、近頃女性のセーターの着方がオーバーサイズ気味になっているので、女性でも38”をご注文される方が多いです。
一応当方のサイズの位置づけは、36”(胸囲上がり91cm。メンズXS),38”(97cm.メンズS)、40”(102cm.メンズM)、42”(107cm。メンズL),44″(112cm.メンズLL)、46″(117cm.メンズXXL)、となります。
ただ、私は40も42も44も着ます。Harleyの作るセーターはいつも変わりないものですけれど、
着る人の着方はよく変わります。
ぴったり着るかゆったり着るか、着方はいろいろあっていいので、
自分は絶対にこのサイズじゃないとダメ、と決め込まないで、柔軟に考えましょう。

価格。実はまだ決めてません。現地のポンド建ての出し値だけで15%ぐらい上がっていて、これに為替、運賃、のアップを考えると、20%ぐらい上がる恐れもあり、今値付けをすると相当高く設定しておかないと不安なのです。
1plyはなんとか税別2万円以下にしたいし、4plyも3万円は超えたくない、2plyはそのバランスで中間あたり、というのが今のところの目安です。

ということで、皆様からこの秋に買いたいモノのご希望を頂戴したいのです。
1plyか2plyか4plyか、色は6色中どの色か、サイズはどれ、と、いうようにご希望をお寄せください。
予約金も不要ですし、キャンセルしてもいいです。その代わり、必ず実現します、という確実なお約束もできませんのでご了承ください。特に36や46の端サイズは難しいことがあります。

6色持とう、をスローガンにしていますので、6色揃った方には、何らかの特典を考えます。
なにかシェトランドかスコットランドにちなんだものにしたいと思ってます。

締切は2月末。
なるべくご来店、またはメールでご連絡ください。
info@savilerowclub.com

 

 


出来上がり紹介。スーツと靴。そんなにないのですが、ここで冬と春の境目と、一区切りとします。

まずスーツ、Kさん。ほぼ毎年、誕生月の12月にご注文をいただきます。

英ハリソンズの秋冬の代表的生地、プレミア・クリュ。
super100’s+カシミアでヨークシャー・ハダースフィールドの矜持を感じさせます。
柄をわかりやすくするために明るく撮ってますが、実際は濃紺ベース。
グレンチェック部分はほとんどわからないぐらい地味で、
サックスブルーのウィンドペインがわずかに柄物であることを表現しています。
紺のスーツを何着もお持ちのKさんらしい、自信に溢れた良いチョイスです。
毎年この時期のご注文は、ご自分の頑張りの励みにしていただいているようでありがたいです。
そのスーツの成果でしょうか、地元有力企業の重役さんとして大活躍のKさん。
新聞に昇格の人事が載るたびに自分のことのように嬉しく思います。

靴です。
Mさんはご高齢のお父様とお見えになり、お互いに2足ずつのご注文をいただきました。
Mさんに以前おすすめしたサイドエラスティックのモデル、おなじみ当店20周年モデルですが、
これをお父様にも履かせたい、と、スタイル違い、色違いで、2足。

Mさんご本人は、チゼルラストのフルブローグ、と、職人が一番嫌がると言われているホールピース、の2足。

靴には一家言お持ちのMさんらしい、マニアっぽいご注文でした。

次はこれ。

甥御さんの就職祝いに、と、「よし、おじさんが靴をプレゼントしてやるよ」と、
お二人でお見えになりまして、
そういうことならこのモデルしかないでしょうと、スワンネックステッチのキャップトゥ「02明」のご注文です。
紐が付いてないのは、紗乃織靴紐のロウ引き紐に付け替えるからです。


港区にお住まいのGさんからメールでの注文。
前寸がありますから、スタイルと革の色だけ決めればゴーできます。
写真ではわかりませんが、甲と小趾に1段階の乗せ甲をしているんです。
この赤茶色、以前の色はかなり赤っぽかったんですが、
リニュアルされてからは安心して勧められるいい色になりました。


日本一の車屋を目指すMさんのご注文は、南陽市のふるさと納税を活用したご注文。
せっかくだからいい革にしちゃおう、ということで、仏アノネイのカーフを使いました。

今回はここまで。
あれっシャツは、とお思いでしょう。珍しいことに2ヶ月間オーダーシャツがゼロ。
もともと冬場はセーターとアウターの売上が多くて、シャツの注文が減る時期ではあるのですが、
2ヶ月ゼロは初めてです。ファクトリーが心配して、お店潰れてませんよね、と、電話が入りました。
3月に頑張るからね、心配しないで。

ということで、この出来上がり紹介で、季節の切り替えとしましょう。
次項からは、春夏物の記事とになります。


私のトークイベントが記事になりました。静岡新聞・夕刊2023.02.09.付。

2/5にやりました、映画のアフタートークが記事になりました。

記者の取材に応じたわけですが、当然映画が主役だし、
写真だってきっと主人公二人のツーショットなんかが出るんだろうと思ってましたが、
まさか私が主役で私の顔写真が載るとは予想外でした。

オスカー取れたらいいなぁ。