当店が移動ショップを行う「AndWool」の記事です。昨日の夕刊でした。
村松氏の活動はなかなか短い文章では書ききれないのですが、
さすがにうまくまとめてます。
ここと組めることは、大いに誇れます。
11月9日(土)の移動ショップ、ますます楽しみになってきました。
ぜひご予定ください。
(商品の差し替えがありましたので、再編集しました)
フィンランドから届いたダウン、ヨーツェンJoutsen。
もうお馴染みですので、商品紹介から始めましょう。
今年はレディスから。かなりピンポイントに絞り込んだ品揃えとなりました。
(着用女性の身長は156cmです)
まずエストニアの新ファクトリーで作ったレギュラーコレクションから。
☆LUME – RED – S

Sサイズですが、他の品番よりもゆったり目です。フード一体型。
着丈も93cmと膝くらいの丈です。

実際に見える色合いはトマトっぽくはなくて、このフィンランドの写真のほうが近いようです。
☆KIDE – SILVER – S , – BLUE – S 
SILVERとBLUE

BLUE
同じくSサイズをチョイスしていますが、コチラのほうが細身です。
着丈も88cmと短めです。

フードは外せそうで外せません。
シェイプをかけていないルースフィトのモデルで、
サイズ取り自体が大きめなので、XXSサイズを着てもこういう感じです。
着丈75cmでしかも前丈は少し差をつけて短くしています。
パンツでもスカートでも、がモデル写真からもお分かりでしょう。
こちらのフードは外せます。
色SILVERはKIDEと同じ色で、白っぽいですが白ではない色です。

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続いて、地球温暖化に対応した、ライトコレクション。日本の冬ならコレでも十分なんですよね。
ベルト付きですが、ベルトなしでもOkです。
ベルトループはないので自由な位置で締められます。意外とコレ大事なところ。
ファスナーがなくて、少しだけダブルブレスト気味にアシメにしたボタンで留めます。
フードが縦キルトになるデザインも面白いです。
着丈85cm。
☆LINDA – BLACK – M 77,250円

ロングセラー品番となりました、LINDAです。着丈96cm。
ダイヤモンド柄のキルティングが上は細かく、下は大きく、と、変化させています。
フードのてっぺんまでファスナーがつながっていて、シンプルなフードです。
小さめのサイズ取りなので、Mサイズを取りましたが、
うちのカミさんには少し大きいかも、という写りですね。
レディスは、以上の6種です。
ヨーツェンも最近は知名度が上がってきました。
百貨店や大手セレクトでも扱いが増えてきたからでしょうね。
価格の付け方はまちまちのようですが、
こちらで掴んでいる情報では、当店価格は概ね他所の25%offになっている見込みです。
品切れなど在庫状況はwebshopでご確認ください。
ヨーツェンの2019年コレクション、メンズ編です。
新作は、ライトコレクションから。
☆PAASO

DarkBlueとBlack。サイズはSとMの2サイズです。

ダークブルーはSサイズを試着しました。
フードも衿もない、シンプルなブルゾンタイプ。
それでいて、着丈はやや長めの安心丈。


ブラックは、ジャケットを着てMサイズを試着しました。
ビジネスにも使いやすい、というのが一番のウリです。
☆TAISTO – BLACK – S



昨年からの継続です。かつての定番Arcticを継承したフル装備、北極圏仕様の一枚です。
ファー(アライグマ)だけもフード全体も外せます。それで表情はだいぶ変わりますよ。
かつての名品を復刻させた限定生産のモデル。コットン混の素材がレトロ感を醸します。
ヨーツェンも最近は知名度が上がってきました。
百貨店や大手セレクトでも扱いが増えてきたからでしょうね。
価格の付け方はまちまちのようですが、
こちらで掴んでいる情報では、当店価格は概ね他所の25%offになっている見込みです。
品切れなど在庫状況はwebshopをご覧ください。
北アイルランドのモーン・テキスタイルMourne Textilesから到着しました。
ハタースリー・ルームHattersley Loomという英国製の古い手織機が故障しちゃって、仕上がりが遅れるけどごめんね。
と言っていたので心配していましたが、オンシーズンに間に合ってホッとしてます。
昨年の評判から、待ち焦がれている方も多いようなので、
まずは早速商品からご紹介しましょう。
Blood, Burgandy, Blue, Grey, DarkBrown、の5色です。

元々は、1960年代に創業者ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieが、
アイルランドのファッションデザイナー、シーラ・マラリーSheila Mullallyのために作った生地のアーカイブで、
昨年やったマフラーと同じ組成の、メリノウール84%・カシミア8%・シルク8%。長さも同じですが、幅が昨年のものよりもやや広いです。
アイルランド・ドネガル地方で作られたこの糸を、例のハタースリー・ルームHattersley Loomという旧式の手織機にかけて織られます。
19,800円(税込)です。
在庫状況はwebshopをご覧ください。
☆昨年からの、マイクロチェック柄。
今年は引き合いの強かった4色に絞りました。

Green Mix, Burnt Orange, Ash(灰), Pebble(小石)
こちらも足踏み式の手織り機で織られたスカーフ。
組成はメリノウール84%・カシミア8%・シルク8%。
サイズは幅30cm長さ200cm(フリンジ含む)と極めて一般的なサイズ。
価格は19,800円(税込)です。
在庫状況はwebshopをご覧ください。
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もう一度、そのストーリーを再掲しておきます。
と、その前に、有能なるツアーガイドの山下直子クンと
アイリッシュファッションに精通した私のアドバイザーMiwaさんが、
私の代わりに(と言ってもいいでしょう)、
ファクトリーを訪問してきてくれましたので、そちらもぜひご一読ください。
モーン・テキスタイルズの工房を訪ねる
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さて、ブランド紹介です。長くなりますよ。
モーン・テキスタイル Mourne Textiles

鍵になる人物は、1909年にノルウェーのオスロに生まれた
ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieというテキスタイル・デザイナーの女性です。
ジャードは12才でスペインに渡り、その後イングランド、ウエールズ、中国、インド、など
世界各地を渡りながらテキスタイルの技術を学び、
そして第二次大戦後の1949年にアイルランド東北部の
ドーン県Co.DownモーンMourneに小さなスタジオを構えます。
足踏み式の手織り機は生まれ故郷のノルウェーからも運び込み、
地元の女性たちに手織りの技術を教えました。

ジャードのファブリックは当初主としてインテリアの分野に供給されました。
英国のミッドセンチュリー期を牽引した家具インテリアデザイナー、ロビン・ディRobin Dayや
テレンス・コンランTerence Conranとの協業は長く続き、
またリバティLibertyへも供給がありました。
その後はファッションの分野へも、アイルランドのデザイナー、シビル・コノリーSybil Connollyやシーラ・マラリーSheila Mullally、
そして英国の大御所ハーディ・エイミスHardy Amiesとの協業と、
60年代70年代に大活躍した女性テキスタイル・デザイナーであったのです。
80年代に入り、大量生産大量消費の波に巻かれ、彼女のビジネスの規模は縮小しましたが、
仕事は娘のカレン・ヘイエディKaren Hay-Edieに引き継がれ、
英国マーガレット・ハウエルMargaret Howellのホームコレクションとの協業は現在に至るまで継続しています。
モーン・テキスタイルMourne Textilesという
アイルランドの地名を冠したファブリックのブランドでありながら、
今まで私がここを知り得なかったのは、
まず創業者の女性ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieがノルウェー出身であったことから、
北欧の、しかもインテリアファブリックのブランドとして認知され続けていたということが挙げられます。
また、その供給先は一般の小売店ではなく、名だたるインテリアやファッションのブランドであったため、
いわばそれらブランドの黒子的存在として評価されてきたことも一因でしょう。

さて、創業者ジャードの孫、つまり、後継者カレンの息子である、マリオ・シェラMario Sierraは、
生まれたときから祖母や母が動かす織機の音や羊のラノリンの匂いの中で育ち、
英国のアートスクールで学んだ後、世界を旅して、
そしてアイルランドに戻り2012年に家業を継ぐことになります。
祖母が手掛けてきた素晴らしいファブリックの数々のアーカイブを眺めながら、
これらがもう世界のどこにも見られなくなりつつあることを憂い、
これらを現代に残していくことを模索します。
ちょうど北アイルランドのアート・カウンシルが
伝統的な手織り技術を保存継承するためのファンドを用意していたため
その資金援助を受け、マリオは祖母ジャードの創造したファブリックの再興を目指します。
そして2018年1月、モーン・テキスタイルMourne Textilesは実に十数年ぶりに
アイルランド・ダブリンのショーイングに出展することとなったのです。

そこで私と出会います。
品物の素晴らしさはもちろんのこと、
私はマリオの姿勢にいたく感動、
是非にと、取引をお願いした次第なのです。

もちろん見る人が見れば足踏み式の手織り機でゆっくりと織られた高い技術であることはわかるのですが、
一見するとそれほどの変哲もなさそうな無地ライクなスカーフです。
ただ圧倒的に違うのはこのスカーフ一枚に至るまでのストーリーです。
この一枚のスカーフ(マフラー)を纏(まと)うこと、
それはそのストーリー自体を身に纏うことに他ならないのです。
英ハーレィHarley of Scotland、
その2は、ここでは初めてのフェアアイル、です。
糸はハーレィお得意のスーパーソフトのヤーンを使っているので、
シェットランド糸を使うジェイミーソンズよりもやや軽量、薄手、柔らか、に仕上がっています。
Vベストと丸首長袖、2型で各2色ずつ。他サイズ展開です。
呼び名に付けた色は、リブのベースカラーを指します。本体の色合いではなく、便宜上付けたものですのでご了承ください。
☆Vベスト
5サイズ。36″(レディス)、38″(S),40″(M),42″(L),44″(XL)、です。

CHROMEとPINESHADOW
CHROME
クロームメッキのクロムです。ベタのライトグレー、と言ったらいいでしょか。
私は厚手のシャツを着て40″を着ています。

PINESHADOW
松の葉の色ですね。私42″を着てます。

☆丸首長袖。
5サイズ。36″(レディス)、38″(S),40″(M),42″(L),44″(XL)、です。
PUTTY
パテ、しっくい、の薄~いグレーです。
40″着用です。

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今年1月スコットランドの展示会に行ったときに、
出来たての小さな編み柄見本から注文した色柄もあり、
実際どう仕上がるか不安な柄もあったのですが、
予想以上に良い配色で仕上がってくれて、ホッとしています。
ハーレィには、いつも助けてもらっている、という印象があります。
「エベレストがなくなったので、VoeTrueをやらせてくれる?」という5年前も
「ジェイミーソンが入らなそうなので、フェアアイルも頼んでいい?」という今年も、
快く受けてくれまして、本当に感謝、スコットランドで一番懐の深いニットメイカーです。
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サイズ切れなどが起きやすいので、在庫状況がわかるように、
webshopにも掲載します。
今どの色にどのサイズがあるのか、は、こちらでご確認ください。
英ハーレィHarley of Scotlandから荷物が到着です。
その1は、当店ではおなじみになりましたボゥ・トルー・シェットランドのコレクション。
おんなじ糸でおんなじ形、
どれも縫い目のない一体型の編み方でふんわりと編んだ丸首セーター。
それを今シーズンは3タイプの編地で展開します。
ずっと変わらない商品ですが、紹介商品は進化するのです。
それとEPAのおかげで仕入れコストが下がったので、販売価格も下げました。
それでは始めましょう。
☆Voe True Shetland・ノーシーム丸首プルオーバー・1プライ・プレーン編み
毎年のリピート定番。
5サイズ。36″(レディス)、38″(S),40″(M),42″(L),44″(XL)、です。

左から、FAWN(小鹿)の42″、SILVER(オートミール)の40″、GREY(といっても濃茶色です)の38″。
FAWN
42″をTシャツの上から着ています。
私(身長165cm体重70kg)にはちょっと大きいです。


SILVER
40″を着ています。私(胸囲96cm胴囲86cm)はこのサイズですね。
GREY(無染色糸なので厳密に言うとダークブラウンミックスです)
38″を着ました。ピタピタでちょっと無理くり感あり。
☆Voe True Shetland・ノーシーム丸首プルオーバー・2プライ・プレーン編み
初登場の2プライもの。1プライでは頼りないとか、薄すぎるとか、寒そうとか、そんなご意見がたまにあったので、じゃ2プライならどうよ、ってことで新採用、でも今年は試験的な位置づけで新色一色のみ。
4サイズ。38″(S),40″(M),42″(L),44″(XL)、です。
色はMOORITという赤茶色のみ。当店では初めて採り上げる色で、後述の11色の一つです。GREYのようなミックス感はなく、ややベタな色合いです。
確かに1プライのような吸い付く感覚がなく、セーター着てるぞ、という実感が湧きます。
袖付けの減らし目模様なんかがベタ色なのでよくわかりますね。
☆Voe True Shetland・ノーシーム丸首プルオーバー・4プライ・リブ(あぜ)編み
これも継続品番のリブ編みです。リブ目がよく見えるブライトな2色で展開しています。
5サイズ。36″(レディス)、38″(S),40″(M),42″(L),44″(XL)、です。

左FAWNの38″、右SILVERの40″。
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サイズ切れなどが起きやすいので、在庫状況がわかるように、
webshopにも掲載しました。
今どの色にどのサイズがあるのか、は、こちらでご確認ください。-------------------------------
最後に、毎年のことながら、Voe True Shetlandの詳しいお話、
大切なことは何度でも載せます。お急ぎでない方は、もちょっとお付き合いください。
以下過去の記事からの転載です———————-
Voe True Shetland について、もう少し詳しく話します。

実は店の裏スペースにこんなポスターが貼ってあるのです。
ある方から譲ってもらったもので、シェットランドシープ63種が描かれています。
このポスターを制作したShetland Sheep Breeders Groupのサイトから
参考になる話がいろいろありました。
Voe というのは、Shetland本島にある固有の地名でも存在しますが、
一般名詞として、フィヨルドのような深い入江を指す言葉です。

で、このいくつもあるシェトランド島のvoeの一帯で、育てられているこのポスターのようなシェトランドシープのバージンウールだけを手作業で丁寧に刈り取って羊毛糸にしたもの、
それが、Voe True Shetland です。
一般的なシェトランドシープは割と硬めの風合いなのですが、
Voe True は子羊のバージンウールですので細くて柔らかい、独特の味わいが生まれます。
この羊毛を一躍有名にしたのが、1953年のエベレスト初登頂で、
ヒラリー卿が下着のように着用していたセーターがこの羊毛でできていました。
シェトランドシープには、ポスターのようにいろんな色の羊がいますから、いろんな色ができるのですが、
これを1927年に統一した基準を作り、11の色に分けることになりました。
もちろんどれも染めていない羊本来の色です。
今回仕入れたFAWNもGREYもこの11色のうちの一つで、他に現在6色の展開をしています。(追記:2017年にsilverが加わり7色になりました)
ココ、大事なことです。つまりVoe True Shetland には無染色のナチュラルカラーしかないのです。赤や緑のカラフルな色は存在しません。
ところが、です。Voe True Shetland で検索を掛けると、いろんなセーターが引っ掛かります。これは、いろんな人がろくに調べもしないで安易に人の書いたものをコピペして流用し、しかも誤った適用をしたことから起こったことです。
ちゃんと調べればすぐにわかることなのに、それを怠っているのです。
もう一度言います。Voe True Shetland に、染めた色はありません。