入荷速報。英国生地ハリソンズから、シーブリーズSea Breeze と、スプリングラムSpringram。

新しい生地です。

英ハリソンズから新しいバンチが届きました。赤いやつです。
SEA BREEZEというコレクション。なんか聞いたことのある名前ですよね。
夏の爽快なローションと同じ名前でして、その名の通り夏向きのジャケット生地です。
80%wool20%linenの組成で、織り方の違いで2種類、モックレノ5色、ブロークンツイル18色です。
スカスカの通気性と崩れない耐久性を両立させたサマージャケット生地の最高峰。という謳い文句です。

まず、モックレノ。

ウェイト感のある糸をスカスカに平織りしています。420gm/14ozなのに通気性抜群というのが面白いです。ホップサックとかフレスコとかというのと近い生地ですが、よりざっくり感があります。
5つの色がいいですね。ブラウン杢、グリーン杢、ベージュ、濃紺、デニム杢。
モックレノMock Lenoという言葉を調べると、モックは擬(もどき)、レノは絡み織、なので、絡み織に似せた織り方、ということになるでしょうか。丈夫なスカスカ織り、でいいかな、って思います。
イングランド製・参考価格ジャケット95,700円より。

 

次、ブロークンツイル、18色です。9色ずつ撮りました。

モックレノと同じ糸なのに、こっちの方が軽いです。360gm/12oz.
でもスカスカ度はそれほどでもないのです。一見ニット生地のようでストレッチ性があります。
ブロークンツイルっていうのもわかりにくい言い方でして、綾織なのに綾目が見えない、という意味らしいです。そうか、ニットみたいという印象はあながち間違ってなかったんだ。
リネンが20%入っているという感じもしないです。毛100%っぼい触感です。
いい意味で夏の季節感を強調していないので、色の選択次第では温暖化の昨今は冬以外は年間使い回せる重宝さがありそうです。
イングランド製・参考価格ジャケット95,700円より。


もう一つ届いた見開きのブックレット、英ハリソンズのスプリングラムspringramというコレクション。
スーツ生地ですが、ジャケット、トラウザーズ単品にも行けます。



生地が小さいのでわかりにくいですが、ハイツイストつまり強撚糸、で通気性を高めた2ply糸の平織り。夏らしい清涼感があります。シャキっとしてます。355gm/12oz。

織り方の違いで、左上の2つがホップサック450gm/15oz。次の*98533のみ3ply480gm/16oz.

その他の**8つは軽量の295gm/10oz.これ使えそうです。
参考価格です。スーツ209,000円~、ジャケット121,000円~、トラウザーズ94,600円~。
強撚糸のトップランク、です。

ラム肉を食べるなら春、と言われていて、それは羊の毛刈や収穫が春だからなのですが、
だからスプリングラムという名称なのかと思いきや、
このスプリングはバネのことたそうで、強撚糸の弾む感じを表現したんだそうです。




 

 


出来上がり紹介。2025.09.仕上がり分

昨年9月からずっとサボっていた、出来上がり紹介です。
秋冬の販売、予約取り、そして発注、と、やっと一段落したので、ここらでまとめて、やっていきます。

まずは、夏物の終わり、というか、7月開催の「シャツを作ろう!!~エコノミー・サービス」の仕上がりが9月に届きまして、それを紹介します。細かい解説は省きますのでご了承ください。

 

 

 

撮り忘れたものが数枚あり、全部を載せられませんでした。私のがない、という方、すいません。

年々、多様化していて、毎年白とブルーの無地をほぼ定期的にご注文される方もいれば、
この際だから冒険しよう、と、生地を広げて検討する人もいたり、
ご覧のように、ドレスありカジュアルあり、メンズありレディスあり、無地あり柄あり、
衿型もいろいろですし、面白いです。

今年も7月にやります。年に一度のエコノミー企画です。ぜひご予定ください。


入荷速報。消臭液「きえ~る」を紹介します。私、7年使ってます。

「きえ~る」を紹介します。

詳しいことは調べてもらえばわかるので、私らしく、ひたすら情緒的に話します。
400ml入り1,650円(税込)。



7年ほど前になるでしょうか、中川政七商店の総合展示会で、話を聞いて、サンプルをもらって、使って、
それを半年ごとに繰り返して、あんまりいいので、こりゃうちのお客さんに紹介したい、ということで、意を決して仕入れて売ることになりました。

北海道・北見からやってきた環境大善という会社。
原料は牛のおしっこ。これがすごいでしょ。北海道には牛、たくさんいますよね。
で、効き目はとってもよくて、特にアンモニア臭や腐敗臭には抜群の効果があります。



消臭剤、って、なんか、臭いを匂いで上から被せて誤魔化しているような、後ろめたさってないですか。それと、原料がはっきりしないから、胡散臭さ、みたいな感じもするでしょ。
ところが、こいつは、そういうところが一切ない、好感度100%の好青年みたいな感じです。

ただ、これいいよ、って紹介するだけでは、信憑性に欠けるので、やっぱり少しでも仕入れて売りたいんですけど、って、話してみたら、それじゃ、ラベルなしのボトルにしましょうよ、という提案をもらって、それが届いたところです。

この売上で一山当てようなんてつもりもなくて、別にネットで直接買ってもらってもいいんですけど、
まあ、せっかくだから、無地のボトルで野沢から一本買ってみて、
気に入ったら、詰替え用からはネットで買ってもらえばいいです。

ということでゆる~くご紹介します。

ほんとに詳しく知りたい人は、きえ~るのサイトをご覧ください。
https://kankyo-daizen.jp/





 


糸偏雑筆【7】クリーニングの誤解 (2026年3月20日)

 糸偏雑筆のネタ、どんな話がいいでしょうかね、と、古い顧客に尋ねてみると、手入れの話なんかどう、あのクリーニング屋さんの話、また紹介したらいいよ、との声をいただきました。28年前の倶樂部余話第114話(1989.12.1.)に書いたこんなことです。

 永六輔的「語録」で今年の余話を締めくくってみます。
◎商品試験や作業場見学など、お世話になっているクリーニング業のオヤジさんI氏。
 「いいかい、クリーニング屋の仕事ってのは、服の汚れを完璧に落としてキレイにするのが第一なんだ。それを新品同様に戻してくれる仕事だと勘違いしてる客が多すぎるよ。誰もそんな魔法は持っちゃいないよ」(これは、目からウロコでした)
(後略)

 いかがでしょう、今聞いても目からウロコの人はいるんじゃないでしょうか。どんなものでも使っていれば経年劣化するのは当然で、原状回復は不可能です。でもクリーニングに出すとその不可能が可能になって戻ってくるんじゃないかと錯覚してはいないでしょうか。洗濯にも同じことがいえます。洗剤の宣伝で「白さが元通りに」なんて言われると、品質まで元通りになるんじゃないかと思ってしまいます、ホントは白くする薬材が入っているだけなのに、です。大切なことは何度でも言わないといけませんね。クリーニングは汚れを落とすのが仕事、新品同様には戻らないのです。

 さて、ドライクリーニングってどういうものか、これも誤解している人が多いです。水で洗うのがウェットクリーニング、石油溶剤で洗うのがドライクリーニング、です。そう、どちらも洗うんです。ここで言うウェットとドライの意味ですが、濡れている、乾いている、ということじゃないんですね。ウェットは水を使う、ドライは水を使わない、というそういう意味なんです。これ、普通の人はわかんないですよね。水で洗うと縮んだり固くなったり型くずれしたりする恐れのあるものに対して、水の代わりに石油溶剤で洗う、これがドライクリーニングなんです。

 それから、ドライのほうが水洗いよりも、服に優しい、あるいは、より汚れが落ちると思っている人がいますが、それも誤解です。石油で手を洗って肌にいいわけがありません。基本は水洗いです。特に汗や醤油ソースなどの食品などの水溶性の汚れについては水のほうが圧倒的によく落ちます。対して、皮脂やファンデーションなど脂溶性の汚れにはドライが強いわけです。誤解ついでにいうと、セーターを水洗いしてはいけない、と思っている方、それも間違いです。市販のほとんどのセーターは最後の仕上げの段階で水洗いをしています。洗剤以外に柔軟剤や香料を入れるところもありますし、例えばジェイミーソンズのようにわざわざ乾燥機で20%も縮ませるところもあります。はい、セーターは水洗いすると風合いが良くなるんです。大事なのは乾かし方で、熱を加えると縮みますし、型崩れしないように整えてあげることが肝要です。

 さて、当店のアランセーターの項目に、お手入れは「何もしない」のが一番です、と書いてあるのを見たことがありますか。随分ぶっきらぼうだな、と思われた方、そうじゃないんです。ここまでお読みいただければおわかりでしょう。何もしないのが一番なんですって。


ソックス・ホーズの注文を受けます。4/13(月)まで。

ハリソンからカタログが届きました。
全部を載せられないので、
このへんがおすすめ品です。


レディスもあります。
もちろんこれだけではありません。いつものようにいろいろあります。

時期はシャツのイベントに合わせる、というのを原則としていますので、
今回も4/13(月)を締切にします。
特に足数の制約はありませんので、一足ても何足でも受け付けます。
ご来店を原則としますが、メールでも受け付けます。
画像データもすぐにお送りしますので、どうぞお問い合わせください。


シャツジャケット、サンプル到着。いい出来です。シャツ代プラス26,000円で作ります。

サンプルが届きました。素材はハードマンのリネン、新色のダークグリーンです。

サイズは48。サンプルなのでスペックのまま修正無しで作っています(袖は内側に折って撮影しています)。実際に私が作るのなら着丈と袖丈も詰めます。

ようやく、絶大オススメのシャツジャケットが完成しました。
まず、これだけ完成度の高いシャツジャケットがシャツのファクトリーで作れるようになったということ、これが画期的です。さすがドゥワンソーイングです。肩周りなんか動きやすくするためにあえてインターロッキングを用いながら、シャツ用の細い糸を仕上げに使い、イセ込みも見事にできてます。
モデルもひと型に限定し、袖も筒袖だけ、裏地無し、内ポケットなし。そのかわり、水洗い可能、シャツの生地約300種はすべて使えるし、価格もシャツ代に26,000円(税別)を足すだけ。だからほとんどが4万円台。
つまり、これだけの生地がすべて使えるわけです。

リンクルフリーで作ればシワにもならず、マドラスで作れば真夏のリゾート、
シアサッカーは汗汚れがつくので水洗い可が必須条件ですし、
オックスフォードで作れば、トラッドなイメージになります。
何しろ裏地無し水洗い可、なので、Tシャツ、ポロシャツ、でガンガン使ってください。

こんなサンプル画像も入ってきてます。

シアサッカーのベージュとブルーです。

さすがに納期はシャツよりも長くなり、5-6週間を見てください。
だから3月に頼んでも出来上がりは5月です。
ね、お早めに、です。