ナイジェル・ケーボンの展示会で、ぽんと置かれていたバッグです。
サッチェルsatchelとは、フタ付きで2ヶ所の留め具、手持ちハンドルとは別に肩掛けも付いている、
やや底幅のあるレザーやキャンバスのカバンのことで、
学生用や軍用のカバンとしてよく使われます。
また、カメラマンとかメーキャップアーティストの
仕事用バッグに転用されることも多いカタチですね。
ナイジェル・ケーボンがやることですから、
恐らく戦時中に英国陸軍あたりで弾薬入れに使われていたような
ボロボロのカバンを元にリメイクしたものに違いありません。
何しろ、ストラップの付け方やレザーの配し方、ごつめのファスナーなど、
街使い用にしてはしっかりし過ぎてますから。
相当重たいものを運んでいたんじゃないでしょうか。
でもありふれたポストマンバッグよりも明らかに存在感大、なので、
思わず一個だけ仕入れてしまいました。
あとで聞いたことですが、てっきり英国製かと思ったら日本製、
それも浅草の職人の一人仕事だそうで、
この出来で3万円代は、グッド・プライスでしょ。
W380 H270 D230mm、\39,900。