入荷速報。アイルランドのリズ・クリスティLiz Christyから、おなじみ「モネを巻く人/モネ・スカーフ」と、野澤屋100周年を祝賀して11年前のマフラーの復刻版、到着しました。後編。

後編です。
おなじみ「モネを巻く人/モネ・スカーフ」2022年の当店の展開商品一覧です。

サイズは幅34cm x 長さ180cm (+フリンジ8cm x 2)。
今年から価格は27,500円(税込)となります。

例によって、一枚づつ紹介します。
☆WL107…経糸「睡蓮」Waterlillies x 緯糸「ルピナス(マメ科の植物/和名ノボリフジ」Wild Lipine

☆WL108…経糸「睡蓮」Waterlillies x 緯糸「ラベンター・ドリーム(つるバラの一種)」Lavender Dreams

☆WL109…経糸「睡蓮」Waterlillies x 緯糸「瑠璃色(るりいろ)」Lazuli Blue
 

☆JB204※経糸「日本の橋」Japanese Bridge x 緯糸「橙色のカボチャ」(Pumpkin Orange)

 

☆VC302※経糸「クルーズ川の渓谷」(Valley of the Cruese) x 緯糸「謝肉祭のパレード (Mardigras)」
リズのスカーフには珍しく、経糸よりも緯糸の色合いの方が強く主張されているカラーリングです。


今年もスカーフ一枚一枚に個別の商品解説を布にプリントして付けました。
これだと試着したりしても引っ張られたり外れたり商品を傷めることもなく、
ギフトに使っても相手先に商品の意義がわかってもらえます。
付けるのはちょっと大変なんですけれど、これ結構グッドアイデアだと自負してます。

どのスカーフもwebShopからお求めになれます。
(リアルな在庫状況はWebShop内にてご確認ください)

さて、以下は例年と同じ解説になります。
リズ・クリスティLiz Christy とは20年来の付き合いになります。

毎年1月、ダブリンのトレードショーでの2ショットはもう恒例、
直近は2020年、夫婦で行ったので3ショットです。
コロナの影響でもう2年行けていません。

手染めで手織りのスカーフは世界に数多(あまた)ありますが、
リズの特徴は絵画のイメージを取り入れているところ。

大好きなモネの絵画からインスパイアされたカラーリングを綿100%の経糸(たていと)で表現して、
写真のように手織り機に組み込みます。スカーフの両端に出るフリンジに現れているのがこの経糸ですね。
リズはモネの絵画22種からインスパイアされたカラーリングのレシピを持っていて、
現在は長年人気の高い10種の絵画のカラーリングを数十メートルの単位で巻き付けて常備しています。


緯糸(よこいと)はブークレ(糸の輪)のあるウールの糸を、リズが自分で多色染めをします。
同系色だけで染めることもあれば、写真のようにコントラストの強い数色を染め分けることもあります。色のコントラストが強いほどスカーフはストライプ感が出てきます。
この緯糸の染色はとても少ない単位で頻繁に実施していて、もうリズの気分次第、という天性の感覚でイメージされていきますので、まさに無限の種類が出来上がります。
染め上がった緯糸は大きなリングに巻き取って、手織り機にセットされ、
ゆっくりゆっくりと手織りが始まります。

このように、リズのスカーフは、モネの経糸(綿100%)と手染めの緯糸(毛100%)の組み合わせで表現されます。