モネを巻く人
リズ・クリスティLiz Christy とは20年来の付き合いになります。
毎年1月、ダブリンのトレードショーでの2ショットはもう恒例、
今年は夫婦で行ったので3ショットです。(写真は2020年1月撮影)
手染めで手織りのスカーフは世界に数多(あまた)ありますが、
リズの特徴は絵画のイメージを取り入れているところ。
大好きなモネの絵画からインスパイアされたカラーリングを綿100%の経糸(たていと)で表現して、
写真のように手織り機に組み込みます。スカーフの両端に出るフリンジに現れているのがこの経糸ですね。
リズはモネの絵画22種からインスパイアされたカラーリングのレシピを持っていて、
現在は長年人気の高い10種の絵画のカラーリングを数十メートルの単位で巻き付けて常備しています。
緯糸(よこいと)はブークレ(糸の輪)のあるウールの糸を、リズが自分で多色染めをします。
同系色だけで染めることもあれば、写真のようにコントラストの強い数色を染め分けることもあります。色のコントラストが強いほどスカーフはストライプ感が出てきます。
この緯糸の染色はとても少ない単位で頻繁に実施していて、もうリズの気分次第、という天性の感覚でイメージされていきますので、まさに無限の種類が出来上がります。
染め上がった緯糸は大きなリングに巻き取って、手織り機にセットされ、
ゆっくりゆっくりと手織りが始まります。
このように、リズのスカーフは、モネの経糸(綿100%)と手染めの緯糸(毛100%)の組み合わせで表現されます。
サイズは幅34cm x 長さ180cm (+フリンジ8cm x 2)。価格20,350円(税込)。
それでは一枚づつ紹介します。
☆WL105…経糸「睡蓮」Waterlillies x 緯糸「ラベンター・ドリーム(つるバラの一種)」Lavender Dreams
☆WL106…経糸「睡蓮」Waterlillies x 緯糸「夏の夜空の群青色」Lazuli
☆JP201…経糸「日本の橋」Japanese Bridge x 緯糸「ヨルガオの花」Moon Flower
JP202※経糸「日本の橋」Japanese Bridge x 緯糸「ボヘミアンオーキッド(蘭の一種)」Bohemian Orchid
今回からスカーフ一枚一枚に個別の商品解説を布にプリントして付けました。
ギフトにも使いよくなりました。
webShopからお求めになれます。
(記事掲載時の在庫を載せています。
リアルな在庫状況はWebShop内にてご確認ください)
おまけ
このたび高知のモネの庭でも販売が始まることになりました。
この7枚が今日四国へ旅立ちました。11月末までの展開予定です。
たくさんのモネのファンの手に届きますように。