入荷速報。オーダーシャツの生地、秋冬モノの追加です。カジュアル系のものやダークなドレス生地など、なかなか興味深いです。イベントにギリギリ間に合いました。

新たに配信になった生地です。

まずカジュアル系から。


左上。オーガニックコットンを使った無地の起毛ビエラ。ビエラについては前回配信生地の記事をご参照ください。
左下。チェック柄が6つ。ネルシャツほど分厚くはないのですが、表面を引っかいて起毛させているのでウォーム感が出ています。
中の上。インディゴデニム系の4色。バイオブリーチとかバイオウォッシュとか、日本の生地お得意の加工処理が施されています。
中の中。伊アルビニ、リネン97%ポリウレタン3%と聞くと夏素材のようですが、これが欧州のウインターリネン、というやつ。チェックに入っている差し色が蛍光色っぽくてちょっと色気があります。
中の下。伊カンクリーニ。リサイクルコットンのレジメン的ストライプ。
右。リバティプリントの追加。ウイリアム・モリスのいちご泥棒などトラディショナルな柄が中心です。4柄目の動物園みたいなのが個人的には好きです。

次、ドレス系です。

左上。カリビアンコットン・シルバーラインにダークカラーの追加です。
綾織ツイル(上3つ)もオックスフォード(下3つ)も大変良く売れている売れ筋ラインですが、ここにブラック、ネイビー、ブラウンの濃色が登場です。
在宅のリモートワークが増えて来た影響でしょうか、ノータイで着る濃い色のドレスシャツの要望が増えていることに対応したものです。これ、新しい傾向として注目していきたいです。
左下。葉っぱ柄のドビージャカード。花の模様が入っていない分だけ男性にも着やすい柄ですね。ここでもダークカラーに注目です。
右上。新登場のアメリカン・シーアイランドコットンを使ったシリーズ。海島綿でもなくカリビアンコットンでもないアメリカンシーアイランドコットン、これは半端に説明すると誤解を招きそうなんで、いずれちゃんと解説しますが、ともかく、荒っぽく言うと、カリブ海由来の超高級綿の種を元に米国で栽培した超長綿糸です。
左側はその糸を使ったオックスフォード素材。右側はニット素材です。
右中。カリビアンコットンのプレミアムライン。国産生地最高峰の160番手双糸(160/2)ファプリック。
右下。リンクルフリーに高級バージョン登場。近頃細番手生地によく見かけるmade in Turkey,トルコの生地です。

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どの生地も、オーバーシャツにも、レディスにも対応します。

昨日からスタートの「シャツを作ろう!」選べる特典(~10/10)に照準を合わせた配信です。
よその店は生地見本が届いたらファイルにまとめるだけですぐに公開できるのでしょうが、
うちの店だけは、独自の台紙に貼り付けるので、まず台紙の方を品切れ生地を取り除いて隙間を詰めて、そこに新しい生地を二つ折りにして両面テープで付ける、という作業が必要でして、
フェア前日に送りつけられても準備が大変なわけです。
間に合ってよかった。