この指とまれ。次の春夏物。アラン・ペインAlan Paineから、ご存知・春のチルデンベスト、と、夏の超強撚綿のポロニット。真夏のビジネスにも着られるおすすめの新登場、自信作です。

英国ニットブランド、アラン・ペインAlanPaineの2025年春夏コレクションより。(マダガスカル製)

まずはお得意のチルデンベストです。今年は22,000円(税込)。

4色です。



今年はベストのみ、長袖はなしです。
サイズは38″から。40″でメンズS-M,42”でM-L、44″でL-LLが目安ですが、
私はダボッと大きめに着たいので、42″を着ています。
新色のグレーがいいですね。

そしてそして

期待の大型新人の登場、ポロニット、です。24,200円。
初登場のこのコットン、これニッポンの真夏でもいけます。
洗って干してすぐ着られます。(英語でWash&Wearといいます)

解説にはsuper High twist cottonと書いてます。超強撚綿と訳しましょうか。
どこの糸かは明らかにしてないのですが、
このシャリ感はスイスのアイスコットンにとても良く似ています。
化繊が入らず100%コットンというのも英国ブランドの矜持を感じます。


クリップを置いた9色が展開カラー。
定番的なタークカラーでは、ネイビー、ブラック、はもちろんブリティッシュグリーン(アラン・ペインのロゴの色)もいいですね。
夏のライトカラーとして、サックスブルーとライトグレー、これは文句なしに美しい。
ランドスケープとチェリーは、秋っぽい色なので、梅雨明けして夏バテした頃に心静かに着たいですね。
コーラルとローズはトランスジェンダー的な色で、クルーズラインというか、リゾートで着たいです。
白がないのが意外ですが、もしかしたらきれいな白の色が出にくい糸なのかもしれませんね。

いわゆる伝統的なFF(フルファッション)ニットですので、衿や肩袖の減らし処理も見事。小さめの衿も今どきのジャケットのインナーに最適。
某英国製S社のド定番ポロニットIsis4万円よりも私はこれを一押しします。
待ってた甲斐があった、そういう実感です。去年までのここのポロニットとは素材感が全然違ってます。

サイズですが、やや小さめの仕上がりで着丈も短め、
胸周りはゆったりと着たいので、42″をMと考えましょう。
38”メンズXS(レディス)、40″でメンズS,42″/M、44″/L,46″/LL、という目安です。

ご来店、メール、電話、何でも受付します。

Alan Paineの締切はちょい遅めでいいので、8/31(土)の締切です。
でも暑いうちに早めに申し込んでいただいたほうが来年の予定が立ちませんか。




この指とまれ。次の春夏物。米富繊維から例の「高いがスゴイ」、春のバスクシャツ、夏のTシャツ。8月22日(木)まで。

まずバスクシャツ。何しろこの着心地の良さは驚きです。
それもそのはず、素材、編み方、はもちろんですが、私が注目するのは、その後ろ肩周りのカッティング。
こんな立体的なやり方、見たことない。
ボートネックの苦手な首長なで肩の私でも心地より着られるのはこの立体成型のおかげ。
今年は色柄が大幅に増えています。
まずボーダーが6色。いきなり増えました。米富の本気度が分かります。

更に待望の無地が新登場。これで着用機会が大幅に増えます。これ、待ってたんです。

white,navy,yellow,blue
白と紺、私両方買っちゃおうかな。
今年の価格は20,900円(税込)。サイズは従来通り1.2.3.4.の4サイズです。
2でメンズM相当です。

なんでこんなに簡素に書いてあるかというと、過去に充分な解説を書いているからでして、
過去原稿(2022年4月2日)をご覧いただきたいということです。

入荷速報。今年もやります、米富繊維Yonetomiのバスクシャツ。高いがスゴい、だってカットソーじゃなくてニットなんですから。

どうかこちらをご覧ください。特に素朴なYouTube 動画はぜひ観てほしいです。

ひとつだけ、追加情報。こんなやり方見たことない、のは、ここのところ。

肩のところですが、前側のエッヂの立ったステッチではなくて後ろ側の目立たないミシンステッチ。
これ、なんだろう、飾りじゃないよね、と思ってたんですが、着てみて分かりました。
これがボートネックなのに丸くて着やすい、のニットたる矜持なんですね。
着た人しかわからない、いや着た人でもその理由まではわからない、ちっちゃなことなんですけど。

お申し込み・お問い合わせはメールかご来店で。8/22(木)の締切です。

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そして、5年連続の提案、極めつけの白と黒のTシャツです。
展示会ではこのようにぽつんと置かれてました。

まあ定番ですからね。今年の価格は7,480円です。
詳しいことはやはり春先に紹介したこちらの記事をご覧ください。

入荷速報。今年もやります。4年連続。ニッポンイチのTシャツ、と、呼んでもいいでしょう。米富繊維YONETOMIから極めつけの白Tと黒T。このすごいTシャツ、リピーターが続出してます。2024年4月13日

こちらの品、期中でも現品の販売をするつもりですが、今年もサイズ切れが早々に発生しましたので、
ご予約をおすすめいたします。特に複数枚の追加購入をお考えの方はどうかご予約にご協力ください。
もちろん一枚だけでもいいです、ご連絡ください。
締切はバスクシャツと合わせますので、8/22(木)の締切といたします。

こぼれ話。
真夏のニットポロとして、もう一つ候補がありました。これ。

でも取りやめました。おとといAlan Paineの展示会でもっといいものを見つけちゃったんで、
別項で初紹介します。米富さんごめんね。


いよいよスタート。古いアランセーターいろいろ、販売開始します。まずは店内で。

webでの掲載は順次進めますがまずは店内で。
こんなものを売ります。まずは8月限定です。

今回出すのは、すべてPadraig O’Siochainが手掛けたGalwayBayProducts社の商品で、
ほとんどがアラン諸島のイニシイアとイニシマンの2つの島で編まれたものです。
(一部、アイルランド本土のWexford(Loch Garman)であるれたみものもあります)

編まれた時期は1970年代から90年初頭ですので、当然ながらもう存命の編み手はおりません。

まずはカシミアのアランセーターをご紹介します。

ブランドラベルはCELTIC  ART。Aran Islandsのカシミア専用ブランドです。
この在庫を私がGalBayの倉庫にあるのを発見し、入手したのが2000年に入った頃で、
その後何度か販売会をしましたが、そのときにサンプルとして非売品扱いにしたものやサイズが悪くて売れなかったもの、など、を、今回5枚放出します。
価格は4-10万円台、と、物によって幅があります。

次はプルオーバー。

AranIslandsのデッドストックです。残った理由はいろいろでそれは口頭でお話します。
4-10万円台。

カーディガンです。

デッドストック(売れ残り)、サンプル放出、セカンドライフ(中古品)、と、いろいろです。
価格も程度によっていろいろでして、千円以下のものから8万円台まで。

何ヶ月か前には、これらを一斉にweb掲載して華々しく販売スタート、
なんて考えていたのですが、
こんなにバラバラなものをwebに載せるのは実に大変でして、とりあえず8月にまずは店内のみで販売することにしました。
とはいえ、ご来店前にいろいろ聞いてみたいという方も多いでしょうから、問い合わせは受け付けます。
で、最初のお問い合わせはなるべくメールでお願いします。聞きたい内容を記入して、実名と電話番号を添えてください。
で、こちらからのお答えですが、サイズや色などの簡単なことは画像付きのメールで、難しいことや時間のかかることはお電話で、ということになります。一枚一枚のプロフィールがすべてバラバラなので、大変なんです。ご理解ください。店内販売のみ、を原則としたことがわかっていただけるとありがたいです。

帽子やポンチョも、サンプル非売品扱いにしていたものを今回は放出します。
価格応談です。

最後は特典映像。

6月のこと。一緒にいるのは、アイルランド人のターラック・オシォコンTurloch O’Siochainくん。
そう、私をアランセーターの道に歩ませた人生の恩人パドレイグ・オシォコンPadraig O’Siochain氏の孫です。
何と言う縁でしょう、大学でホッケーチームのコーチをしている彼は日本人女性(愛知県一宮市出身。そう葛利毛織のところ)と結婚し、長期休暇で来日、静岡まで私に会いに来てくれました。奥さんと2歳の娘の三人で。
彼の父、つまりパドレイグの四男ルーリィRuairi O’Siochainとそっくりなんで笑っちゃいました。
ちなみにそのときテレビ電話で話したルーリィは父のパドレイグと瓜二つになってたんでまたまた大笑いです。
昼間のファミレスで、大の大人がビール飲みながらテレビ電話で英語で大声で泣いたり笑ったりしたら、どうなるでしょうか。
お店の人から、これ以上騒ぐと退席していただきます、と、怒られました。掛川駅近くの某ファミレスにて。





 

 

 


出来上がり紹介(クロージング編)。スーツ、ジャケット、トラウザーズ、シャツ。2024夏の仕上がり品の数々です。

ここで出来上がり紹介をしておきましょう。
まずクロージングから。

スーツとジャケット

フォーマルを作ろう!!に乗っていただいた、Sさんの略礼服。
生地はおなじみ葛利のカシミア5%混の定番素材、一体これまでに何着作ってきたことか。
いい意味で季節感がなく、そして何より黒の発色がいいんです。
せっかくだからちゃんと作りましょ、ということで、
ピークドラペル、ノーステッチ、ノーベント、両玉縁ポケ、拝みボタン、
ただ組下トラウザーズはベルトループ付きにしています。

Yさんからジャケット2着のオーダー。
まずはサックスブルーのマイクロハウンドトゥース。極小の千鳥格子だから万鳥とでも言うんでしょうか。どっかで見たことある、と思った方、はい、正解、私とお揃いです。
私の着ているジャケットを見て、それいいね、ということで、お作りしました。
この生地、実はスーツ生地のバンチにありまして、英ハリソンズの夏物Mystiqueからの一色です。
もう一着は、伊ロロ・ピアーナ、バラケからのチョイス、ウール、シルク、リネン、の3者混、
青みがかった杢グレーのベースに2×3インチのブロックチェックです。いつ見てもアルデックスの柄合わせはうまいですね。



Fさんの紺ジャケ。カノニコのウールメッシュ。この生地も夏のおなじみ素材です。
やや屈身があるぐらいでそれほど難しいご体格ではないのですが、
ディテールへの指示が細かくて、気を使いました。
内ポケットには右だけでなく左にも三角フタを付けて、
脇ポケには右のように左にも忍びポケ(切符入れ)を付けて、
衿穴は手かがりで、センターベントの重なりは1cm深くして、
と、初めて受ける修正もありましたが、SavileRowClubのラベルを付けるからには
間違いは許されません。アルデックスさん、すべてかなえていただき感謝です。


Sさん、フォーマルと同時にご注文いただきました、英ハリソンズのSeaShellモカブラウン色。
今シーズンキャンペーンを張りました、シワにならない麻、です。



綿パンを作ろう!!、で、その1は、Iさんから、紺のチノパンを洗って履きたい、というご要望で、
仕上がった後に一度水洗いをして縮ませてから裾上げをしています。


綿パンを作ろう!!、その2はSさんのサイド尾錠つきベルトレス。
生地はサマーツイル綿100%のサックスブルー。
左ピスポケなし、裾ダブル4.5cm,も、Sさんのシンボルディテールですね。


綿パンを作ろう!!その3は、Aさんのオリーブグリーンのストレッチポプリン。
4月に受けたご注文が3ヶ月かかってしまいました。
最初につまづいたのが、バラケから選んだ生地の要尺不足。バラケだから生地追加は不可能かと諦めかけていたのですが、なんとかハギレのような数10cmを探してもらって、制作継続。
ところが最終工程で工場がミシン操作を誤っておしりのポケットの付近にミシンの針を刺してしまうというミス。ウール素材ならスチームでカバーできる程度のミシン穴ですが、綿素材なので隠しきれない、それでもなんとかしようと、水蒸気をかけたり熱を加えたり、それが更に状態を悪くして、もう修復不能に。こりゃ生地を最初から選び直して作り直すしかないと、Aさんに連絡すると、体調を崩して入院中とのこと。退院後にもう一度ご来店いただいて新たに色違いをチョイス。急いで仕上げてようやく出来上がったのがこの一本。大変お待たせしてしまって、Aさん、すいませんでした。



リンクルフリー・フェアでのシャツ。
高校3年間は一つ上の厳しい先輩、なのに大学4年間は楽しい同期、のテニス仲間、Kさんから、夏恒例の半袖二枚のご注文。さん付けなのにタメ口、は、この7年の因果です。
続いて白2枚はIさん。上はピンOXでニューセミワイド、下はツイルでドレスBD。前立のステッチ、背中のプリーツに違いを付けています。
薄いラベンダー色のワッフル素材は、製薬会社お勤めのKさん。転勤の多いKさんですが、帰省のたびに時間を見つけてご来店いただいてます。やや開き気味のBDは、この頃増えているNewセミワイドBD版です。


長年の顧客のNさんとご結婚されたMさん、オケでホルンを奏でるそうで、
動きやすく、ニット素材で七分袖のシャツです。レディスらしく、カッタウェイラウンドの衿で、梅花のボタンを付けました。


Yさんご夫妻からリバティプリントの半袖3枚。
左はメンズ、かのウィリアム・モリスのいちご泥棒。綿ローンの素材なので、裏前立&ホリゾンタルワイドで。
中央、メンズのリネンのプリント。植物図鑑のような色柄で白地なので、レインスプーナーっぽく、アメリカンなNewショートレギュラーという新しい衿を付けまして、前立もしっかりとステッチの効いた表前立てに。
右はレディス。リネンの色違いです。色違いのペアルックで、夏はどこにお出かけでしょうか。


同じくYさんから、お仕事用の3枚。変わらぬサイズ、変わらぬカタチ、で、
左の2枚はカリビアンコットンSilver100/2Gのオックスフォード。濃いブルーと白。
ピンクだけは濃い色にしたくてグレードを上げてGold120/2GのOXをチョイスしました。


メンズのように見えますが、ショートラウンドの衿、梅花のボタン、細い前立、で、レディスとわかります。Kさんのご注文。
生地も綿100に見えますが、リネン混、しかもカリビアンコットンGold120/2Gとのブレンド。
これは絶対に着心地がいいはず。
これで夏を乗り切りましょう。

と、まずはここで一区切り、です。シャツはこの後、エコノミー・サービスへと続きます。
続いて、別稿で、カシミアセーターの仕上がり、さらに値上げ前の駆け込みがありました靴の仕上がりをご紹介します。


生地が届いたので、最終のご案内。明日から。シャツを作ろう!!~エコノミーサービス。7/4(木)~7/22(月)。臨時休業日にご注意ください。

POPも作り直しました。

7/6(土)、最初の土曜日なのに臨時休業です(但し荒天時は14時までやります)。
ご注意ください。
その他、画像内のカレンダーの✕印日は店休日です。


手違いで生地が一日遅れて届きました。急いで準備しました。

ストライプ

チェック

無地もあります。

ブルーだけ集めました

白の無地、無地っぽいもの、ドビーストライプ、の順。ハサミはピント合わせ用です。
でも、さすがにわかんないかな。

最後はスワッチ。お忘れなく。

で、今年は衣装ケースに収めました。こんな感じ。


そろそろ明日のアポが入ってきてます。ご予定が決まりましたら皆様早めにご連絡ください。

先日ファクトリーから知らせが届きまして、オーダーシャツは8月から一律2,000円の値上げ、との連絡が入りました。
エコノミーサービスのこの企画はその対象からは逃れましたが、
来年度からの値上がりは必至でしょう。
純国産のオーダーシャツが税込1万円以下で注文できる、今回が最後の機会になります。

是非ご予定ください。



早めに7月のイベント案内です。シャツを作ろう!!~エコノミーサービス。日程と内容が決まりましたのでお知らせします。

7月のイベントですが、今年はいつやるの、の問い合わせがとても多いので、早めにご案内します。

店頭看板用のPOPを作りました。
期間は、7/4(木)から7/22(月)までの週末3回です。
内容は記載のとおり。今年もグリーン系は多めに、との要望をファクトリーには伝えています。

どうぞご予定ください。