6月末まで延長です。イベント。靴を作ろう!!~福澤諭吉のシウーズを作ろう。いつもの割引もあり。

半月延長します。
引き続き売上の大事な核となる、オーダーシューズです。
ぜひご参加ください。

以下、既報を転載します(一部加筆訂正)。

野澤屋100年+ジャック50年、合計150年ということで、
今年の「靴を作ろう!」は150年前に福澤諭吉が紹介したシウーズを特集します。

今回の特集が、このシウーズに至った経緯については、最新の倶樂部余話【403】をお読みください。

内容はPOP画像のとおりです。
1.シウーズ(サイドゴアブーツ)に限り、定価の7,700円offの特別価格38,500円で承ります。
2.すべてのオーダーシューズは5,500円offのキャンペーンプライス。
3.リペアも15%off 。

ぜひこの機会に、シウーズ、作ってください。
あ、もちろん他の靴でもいいんですよ。


月例エッセイ「倶樂部余話」を更新しました。海外出張報告なので、今回はこちらにも転載します。

 

倶樂部余話【404】アランセーターの新展開です。海外出張日誌から。(2022年6月1日)

例年1月のはずのアイルランド出張が、異例の初夏の出発、しかも6月のつもりがいろんな都合で急遽5月に前倒しになって、無理やりはめ込んだ日程。そしていつもなら展示会場を回るぐらいでほとんど移動はないのに、南へ北へ西へとバスの移動ばかり、初めて会う人も多くて、結果の予想もつきにくく、その意味でも異例でした。大げさに聞こえるかもしれませんが、今まで私がアイルランドそしてアランセーターに関わった35年間で積み重ねてきたネットワークの集大成が今回の出張に凝縮されたと言ってもいいでしょう。
何から話そうか、と、考えましたが、ともかく旅のメモ書きのように時系列を追うのが一番わかりやすいでしょう。

第1日(水)。成田発22時の最終便でドーハ経由でダブリンへ。
第2日(木)。昼過ぎにダブリン着、その足で街なかのクレオCLEOに直行。店内陳列の中からエラボレートアラン(elabolate=凝りに凝った)を、メンズとレディス合わせて10数枚チョイス。桁違いの価格になるけれどもすごいアランセーターばかり。夜はM嬢とN嬢にお礼の晩餐。スコッチエッグとチキンキエフ(=キーウ)。思えばまともなディナーはこの一晩だけ。

第3日(金)。早朝のバスで南下、キルケニー県へ。美しい山間水運の町グレイグナマナのクッシェンデールを20年ぶりに訪ねる。フリース(羊の原毛)から製品までを一つの建物で一貫生産する今では貴重なミル。アイルランド原種のゴルウェイシープで織った新柄のブランケットを、特別なサイズで別注。午後はそこから30分のドライブで、べネツブリッヂのニコラス・モスのファクトリーへ。サンプルの受け取り、工場見学、も大事だけれど、今後のコストアップへの対応について、ニックと協議。帰りのバス待ち時間にニックが付き合ってくれて、森の中に広がる彼のプライベートガーデンを案内してもらう。よく歩いた。夜にバスでダブリンに戻る。バタンキュー。

第4日(土)。早朝、トランク引いて市バスに乗り、空港近くのクリニックでPCR検査。また市バスで空港まで進み、高速バスに乗り継ぐ。昼過ぎアイルランドの西の中心都市ゴルウェイのコーチステーション着。コインロッカー使用中止で、土曜日でごった返す人混みの中、トランク引いてオモーリャの店へ。アン・オモーリャは思いのほか元気だが、足は痛そうでちょっと辛そう。店には次々と客が入って来るので、勝手にセーターを選ぶ。店内の商品数自体は豊富だが、私の目に適うアランセーターは少ない。秀作10枚を選び風呂敷に包んで店の隅に隠すように置いた。店内でモーリンの娘さんノリーンに会う。こんな偶然ってあるのか。昨年米富繊維と実現したモーリン愛のセーターのことを報告、墓前に知らせてと依頼できてよかった。

重たい荷物を一旦B&Bに置いて、昼過ぎまたバスに乗る。目的地はゴルウェイの南東バレン高原の外れに位置する小さなビレッヂ、アルドラハン。バス停の真ん前にある小さな店アイリッシュ・ファイバー・クラフターズのサンドラに会うために。サンドラを紹介したのは後述するGalway Woolのブラトネイド。細い糸と細い糸が増殖していく感じ。Galway Woolで編んだアランセーター、というとてつもない難題を実現する鍵を握っている。2時間の熱い会談は楽しく過ぎて商談成立。秋には、世界でも数少ない貴重なアランセーターが数枚だけ日本へ届く手筈となった。ウキウキでまたバスに飛び乗りゴルウェイに戻る。夜9時だというのにまだ明るい。これが余計に感覚を狂わせる。フィッシュ・アンド・チップスで腹ごなししてサタデーナイトのパブでトラッド音楽でも、と、街に繰り出したが、サバのフライが口に合わず降参。パブも人が多すぎて確実に密。もちろん皆さんノーマスク。さすがに怖くて入れない、宿に退散。長い一日だった。

第5日(日)。ゴルウェイから東へ40kmのバリナスローにあるGalwayWoolのファームに行くのが本日の目的。バスで向かうつもりだったが、宿まで迎えが来ていた。ありがたい。会いたい女性は、ブラトネイド・ギャラハー。今回の出張の最大のキーパーソンだ。肉食用のために飼育されてきたアイルランド原種の羊(Galway sheep)、そのウールに着目し、Galway Woolとしてブランド化、40の小規模ブリーダーを組合組織化し、今年ようやく一般への販売がスタート、という、その仕掛け人、ブラトネイドはアイルランドの輝く女性として注目の人物だ。彼女とつながることから、新しいアランセーターの芽が生まれるのではないか、と、思い立ち、ここまでたどり着いたのだった。当日のファームのゲストは私だけではなかった。スペイン政府から派遣されてきた地方農政の視察団10数組の夫婦が体験ツアーにやってきて私はその中に混ざることになった。羊の毛狩りショーなどファームも視察団を懸命にもてなし、その間、私は彼女の夫ナイルからブラトネイドがいかに熱いパッションを持ってこの事業に取り組んできたのか、詳しく聞くことができた。私のことも日本からのアランセーターの専門家の表敬訪問と視察団に持ち上げてくれて恐縮。

送迎したくれるコナーがうちに寄ってお茶でも飲んでって、俺が飼ってる18頭の牛にも会ってってよ、と、誘う。断れないよね。教会帰りのおじいちゃんや生まれたて6週間の赤ちゃんなど大家族の中でのお茶はアイルランド人のホスピタリティを再認識。列車の時間待ちに美しい古都アセンナィを街歩き、そのときにクリニックからメールが入り、PCR陰性の報。良かった、帰れる。鉄道でゴルウェイへ戻る。すべてのミッション終了。タイの焼きそばパッタイとギネスで一人祝杯。

第6日(月)。早朝ゴルウェイから3時間の高速バスでダブリン空港着、搭乗5時間前。チェックインの前に、再び市バスでクリニックへ往復、日本専用書式の陰性証明書をもらう。これで入国準備OK、アプリmySOSは緑色になった。出国のセキュリティチェックはとても厳しく長蛇の列。お土産買ってラウンジで一息。ようやく搭乗。深夜ドーハ着。
第7日(火)。ドーハでのセキュリティの際、腕時計をトレイの中に置き忘れた。無事に発見できたが、乗り継ぎ時間が短くて大慌て。成田行きはガラガラで久々の4席占拠。18時成田着。抗原検査に2時間半、検疫、入国、税関、を通り抜け、WiFiを返却し、電車に飛び乗り、最終の新幹線に間に合った。静岡帰宅。ただいま、です。

自分でも気が付かないほど相当疲弊していたらしく、翌日からお腹が痛くなり、腸炎で胃カメラ、というおまけまで付きました。もう元気です。(弥)


入国できました。

成田で3時間かかり、最終の新幹線にギリギリ間に合って、
昨晩遅くに帰宅しました。

このピンクの紙っぺらが最後の通行手形です。
これを手にして、ようやく検疫の通過です。あとはひとっ飛び。
それにしても、この紙一枚を手にするために、どれだけの時間とお金と労力が掛かったことか、
それでも、ホテルで何日間も隔離されたりする人がかつては多かったことを考えると、
まあ、これで済んだだけ、良かったと思うしかありません。
と言うか、ここまで簡略化されたことがわかったので、ようやくgoの決断ができたわけですね。
出張の成果は上々でした。FBでは一部ネタバレしてますが、
間もなく更新する倶樂部余話でお話しますので、もうしばらくお持ちください。

今日は時差ボケ解消に店休をいただいてますが、
明日から通常モードで営業再開いたします。
ともかく、無事に入国しました。メデタシメデタシ、ということで。


出国できます。

72時間前のPCR検査の結果報告が入り、
無事にNagative,つまり陰性、でした。関所一つ通過です。
これで少なくとも成田までは行けます。良かった。
今。ゴルウェイですが、これから早朝のバスに乗って、ダブリン空港まで、直行です。
関所通過の通行手形になる、検査証明書を近くのクリニックまでもう一度取りにいかないといけなのですが、
その後はのんびりできそうです。

昨日は、Galway Woolの牧場に行ってました。
この話はとっても大事なところなので、あらためてゆっくりとお話しますが、
Facebookですでにネタバレしてるので、公開された写真だけでも載せておきます。

おっと、そろそろ時間です。帰ります。


ゴルウェイより。

アイルランドの首都はダブリンですが、
西の都はゴルウェイでしょう。アラン諸島への玄関口でもあり、
いつも賑やかで活気があります。

初夏のシーズンの始まりなんでしょう。土曜日の夜はものすごい賑わいで、
マスクしている人なんて誰もいないし、
混み合ってるパブには、私ですら、密の怖さを感じて、近寄れません。

いつも1月に来るアイルランドですが、今回のようにハイシーズンに来るのは、30年ぶり、
日は長くて夜10時過ぎてもまだ明るい。何しろ活気にあふれてます。
すごい賑やかじゃないの、と、驚きましたが、
ようやくだよ、とみんなが答えます。
コロナでロックダウンしていた鬱積の気持ちが今爆発している、
というところみたいで、
ようやく元通りに戻ってきた、と言います。
日本もあと一息、なんでしょうね。日本の夜明けも近いですよ、きっと。

ウクライナへの支援ムードは想像以上で、あちこちいたるところがブルーと黄色のウクライナカラーです。
電信柱みたいな街のフラッグもお店のショーウインドゥもこのツートンで溢れてます。

仕事の話は、話し出すと止まらないので、今回はなしです。
順調すぎるほど順調で、興奮してます。この成果は半年後に必ず実現できるでしょう。

観光旅行ではないので、仕事以外の写真はあんまり撮ってないのですが、
いくつか載せときますね。


ニコラス・モスが20年来手掛けているプライベートガーデン。
夏の二ヶ月だけ一般公開してます。

 

 


おなじみのフィッシャアンドチップス。ゴルウェイ一の有名店のものです。
サバがあったので珍しいなぁと思って頼みました。
でも、やっぱりサバは揚げるものではなかったですね。煮たり焼いたり締めたり、の魚だということがよくわかりました。チップスも、これが名店の味だったかなぁ、と思うほど、今ひとつ。
おまけに付けたと小さなコールスローは美味でしたが、
結局半分ぐらい残しちゃいました。


JFKとツーショット。ゴルウェイのど真ん中、アイスクエアにて。


骨付きのチキンカツをチキン・キエフ、というらしい。
もとい、キエフじゃなくて、キーウ、ですね。
ウクライナ支援という意味もあるのかな、賑わっていたダブリンのお店で。
このチップスはうまかったですよ。

山の中の河川港。かつては水運で栄えた、小さいけど美しい町、ここも20年ぶりに訪れました。
クッシェンデールの600年のミルがある、グレイグナマナにて。

いま朝の5時、もう空が明るいです。

今日はこれから羊の牧場でサンデーブランチです。

遊んでるじゃないか、って?
いえいえ、これが今回の出張の仕上げになる、大切な仕事なんです。
種明かしはまたいずれ。

行ってきます。

 

 


長い休業日を頂戴します。5/18(水)~25(水)、店休です。

秋冬のアランセーターの確保を確実にするため、アイルランドへ出張に出なければいけなくなりました。
この時期に出るのは異例ですが、どうしてもここでないといけない事情があり、出掛けます。

休業期間は、5/18(水)から25(水)の8日間です。
も少し詳しく言いますと、
まず出発前日の5/17(火)は本来定休日ですが、いろいろ用があって、17時頃まで営業します。
出国日5/18(水)は13時頃まではオフィスにいます。夜22時に成田からドーハ経由でダブリンへ。
5/19(木)から24日(火)までは、海外にいます。メールやfacebook、twitter,LINE,は通じます。
携帯電話も通じますが、通話料金が高額になる恐れがありますのでご注意ください。
また時差がありますので、電話はなるべく日本時間14時以降に掛けてください。
成田帰国は24日18時の予定ですが、コロナの検査でその日のうちに帰れないこともあるらしいので、
翌25(水)も休みにしました。問題なく24日夜に帰国できれば、25(水)は出勤できる予定です。
webShopは17(火)から25(水)まで休業します。閲覧はできても注文ができないようにするつもりです。

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ご不便ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。