生地情報。ツイード生地、しっかり揃いました。スコットランドのハリスツイードとアイルランド・マギーのドネガルツイード。競い合いです。

ツイードの生地見本が届きました。

☆ハリスツイード(スコットランド)

12fwharristw1_2 12fwharristw4_2

ちかごろブランドの露出頻度が過多じゃないかと思えるほど、
有名ブランドになってしまった感のある、
ハリスツイードです。

12fwharristw2 12fwharristw3
軽量400gのスーパーファインsuperfineと、
ちょっとだけ重ため480gのフェザーウェイトFeatherWeight
(重たいほうが「羽根の軽さ」という名称というのが、ややこしいのですが)
の2種があります。

☆ドネガル・ツイード(アイルランド・マギー社製)

12fwmageetw3

ツイードはこうでなきゃ、という人に、
ここまでとてつもなくヘビーなツイードが提供できるのは、
ドネガル(ドニゴール)・ツイードしかありません。

12fwmageetw2 12fwmageetw1

390gの軽量級から始まって、
420g, 450g, 490g(ラムズウール), 550g(ラムズウール),
さらに610g, そしてこれでもか!の660gまで、
実に7種類のウェイトを揃えました。
アイルランドらしい自然な草花の色合いが微妙なネップとして織り込まれています。

さて、オーダーで作った場合の参考価格。ハリスもドネガルも同価格で、
ジャケット\51,450~、
コート\76,650~、
です。


入荷速報。ナイジェル・ケーボンが現代に蘇らせた百年前のジャケット。

多分その経緯を聞かなければ発注しなかったかもしれない、というジャケットです。

12fwnigel1910fourpocketjk1 12fwnigel1910fourpocketjk2

付けられた名前が、1910 four pockets jacket。
文字通り、1910年代の英国古着が元になっています。
ポケットのカタチ、衿の大きさ、肩のつくり、など、
確かにウイリアム・モリスの時代の写真に男たちが良く着ているジャケットにも似ています。

腰ポケットのドライワックスコットン貼りは、ナイジェルらしいご愛嬌でしょう。

12fwnigel1910fourpocketjk4

100年前のジャケット、デザインを再現することはしばしば見られることですが、
これがすごいのは、素材まで100年前を再現してしまったこと。

ごつくて硬くて重たくて、でも使うごとに出てくる渋すぎるほどの味わい、
これを、まさに顕微鏡レベルまで解析して再現を目指してしまったのです。

オリジナルは繊維屑が混じっていたので、その屑代わりにわざとナイロンを混ぜ込んだり、
と、とにかく良くまあここまで、という半ば呆れてしまうほど。

そうしてこの渋いチェック柄の生地が出来上がったのです。

12fwnigel1910fourpocketjk3

ウール92%、ナイロン7%、コットン1%。
英国製のようですが日本製。\60,900。


入荷速報。フランス発の英国服地ドーメルの秋冬生地、定評のアマデウスに、ジャケット専用生地が新登場。全42柄。この厚さ(薄さ)の秋冬ジャケット生地、ありそでなかった、待望モノです。

ドーメルの人気生地アマデウスの生地感はそのままに、ジャケット専用の色柄を提案するのが、
新コレクション「アマデウス・ジャケッティングス」です。

12fwdormeuiljk1 12fwdormeuiljk2

だいたいスーツよりもジャケットの方が季節感の演出が過剰な場合が多く、
夏は夏らしく、冬は冬らしく、の方がジャケット生地は売りやすいので、

こういうスーツの生地の厚さでジャケットらしい色柄、という生地は大変少ないのです。

言うまでもなく、この汎用性は広く、秋の早い時期から春まで、
重宝に使える一枚になります。

チェック柄、無地系、使えそうな柄がたくさん入っていますが、
ひとつ気に入った柄があったので、推奨柄として一着分買い付けました。

12fwdormeuiljk3

茶、ベージュ、紺、サックス、の4色が入り交じった細かい千鳥柄です。
ま、いかにも野沢が好きそうだ、との声が聞こえてきそうですが…。

ジャケット仕上がり参考価格は、バジェット\73,500~、クオリティ\87,150~、
クラシック\112,350、です。


入荷速報。ナイジェル・ケーボン。ハリスツイードのマロリー・ジャケットは1924年エベレスト登頂隊隊長ジョージ・マロリーの着ていたモノが元。

ナイジェル・ケーボンでは、定番的品目のひとつ。「マロリー・ジャケット」です。

12fwnigelmalloryjk1 12fwnigelmalloryjk2_2

昨年もやりましたね、ネイビーのハリスツイード、肩にベンタイルクロスを貼ったアレです。 
ですので、モノの能書きは昨年の記事を参考に読んでいただきましょう。
このストーリーだけでもう充分、というほどの説得力があります。

昨年との違いは、ネイビーがやや明るくなり、
さらにミルド仕上げというか着古したような起毛加工を施してあることです。

12fwnigelmalloryjk3

なのでちょっとだけ値上がりなのです、すいません。\86,100。


入荷速報。アイルランドから到着、ジョナサン・リチャード。ドネガル・ツイードのシャツジャケットとハンティングキャップ、それからパッチワークのベストも。

アイルランドのメンズ専業ブランド「ジョナサン・リチャードJonathan Richard」です。
仕事の丁寧さでは定評のあるところで、
10年ほど前までは、日本に直接セールスにやって来たりしていたので、
日本でも取り扱う店が割とありましたが、
近年は日本への輸出先も極めて少なくなっているようです。

☆シャツジャケット
11fwjrichard1_2 11fwjrichard2

何度か続けて仕入れている、ここの定番ジャケットです。
裏地のない仕立てで、胴回りが継ぎ目のない一枚の布で仕立てられている、
変わった裁断手法を採っています。シャツっぽい衿型も絶妙のうまさ。

11fwjrichard4_2 11fwjrichard5_2

11fwjrichard3

素材は、ドネガル・ツイード。
ブラウニーグレーに少しカラーネップの入った、アイリッシュらしい色合いです。
フリーワンサイズ。\38,850。

☆ハンティングキャップ
12fwjrichardcapgrey2 12fwjrichardcap1

こんなシンプルな帽子、どこから仕入れても大差ないんじゃないの、と、かつては思っていました。
でも、よくよくチェックしてみると、各社微妙に違いがあるのです。

で、ココのコレは、ヒサシ(ツバ)の大きさと絶妙なカーブの具合、
生地の適度な余裕(余りすぎていない)など、総合評価点がかなり高いのでありました。

12fwjrichardcapgrey3 12fwjrichardcapsp2_3
ね、カーブの付け方が見事なんですよ。

12fwjrichardcapgrey1 12fwjrichardcapsp1_3

シャツジャケットとお揃いになるカラーネップ入りのブラウニーグレー(左)と、
シンプルにソルト&ペパーの白黒配色(右)、
の、2色です。3サイズあり。\10,395。

☆パッチワークベスト
12fwjrichardvest1_2 12fwjrichardvest2

アイルランドのパッチワークベストは、他社でも見受けられますが、
それらの多くが柄使いがかなりガチャガチャで
ちょっと「お子さま」っぽいという感を否めなかったのです。
それに引き替え、こちら、ご覧のとおり、かなり「大人」っぽいのであります。

12fwjrichardvest3

使っている生地の質も柄も、うまいなぁ、と感じます。
パッチものなので、柄の組み合わせは一枚ずつ異なります。
3サイズあり、\25,200。


春のオプションフェア③「ジャケットを作ろう!」有料オプションが3つまで無料に。男女とも。4月30日(月・祝振)まで。

ジャケットのオーダーはオプション3つまで無料です。

メンズは、バジェットラインでのメイクのうち、\3,150以下のオプションに限ります。
(クオリティライン、クラシックラインは対象外です)
レディスも、\3,150以下のオプションが対象です。

Dm

列挙しましょう。

続きを読む →