葛利のフレスコ生地で「万能紺ジャケ」を作りました。

この生地の特徴を一言でいうなら、季節がよく分からない、ということ。
これは、短所のようで長所なのです。
なぜなら、季節がよく分からない、という時期が日本には春と秋に3ヶ月ずつ、
つまり、一年の半分は、この生地で対応できるわけです。
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二番目の特徴は、ションヘル織り、ということ。
織り方はいわゆるフレスコ、つまりハードなガーゼみたいな組織でして、
このフレスコっぽい生地はいろんなところからピンキリで出回っていますが、
ションヘル織機の葛利毛織の生地は、
とても低速で織られている分だけ、テンションが甘く、
生地が身体の運動に併せて自然に動いてくれます。
糸はsuper90’sウール100%、でも工場直売ですのでリーズナブルな価格、
と、この時期のイチ押し素材です。
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色は、黒、濃紺、グレー、の3色あります。

この濃紺の生地を使い、バジェットラインの仕立てで、数着作り込みました。
ちょっとステッチやポケットなどにカッコつけのオプションを加えまして、
価格は\44,100です。

これは製品そのままお求めいただくこともできますし、
同価格でオーダーもできる、という両刀使いの対応なのです。


仏ドーメルのイチオシ夏ジャケット生地「フレスコ・シルク」を紹介しています。

仏ドーメルのコレクションから、夏物のお薦めジャケット生地を紹介します。

「フレスコ・シルク」全7色。毛80%絹20%、8oz(250g)。

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一昨年、昨年と展開し好評でしたウール100%の「JET」の後継品番で、
シルク20%を混ぜて、よりグレードアップされました。

今までのJETの通気性にシルクの光沢とハリが加わった、新品番です。

明るめのネイビー(左)と、何とも言えないミックス感に溢れたブラウン(右)、
この2色だけは現品を揃えました。
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「フレスコ・シルク」のオーダーの仕上がり価格は、
バジェット仕立てで、\79,800~、
クオリティ仕立てで、\97,650~、
です。

昨年来好評の「JET」(毛100%)も、引き続き展開しています。
イチオシは少し明るめの紺。
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本来の価格はバジェット\60,900~、ですが、
この色だけ1着分生地在庫がありますので、先着一名に限り、
約5,000円オフの\55,650~にて承ります。
(クオリティ\71,400~)

春夏期は、気温が急に上がったり下がったりして、
いつ何を頼んだらいいんだろう、と困惑することも多いと思います。
このジャケットも、紹介するのはちょっと早いかなぁ、とも思いましたが、
薦めたいものは忘れないうちに、と、
入荷直後に掲載することにしました。


スペインのSaga Ibanezに別注した88周年記念のレザージャケット、到着です。

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革モノは決して得意ではない当店なのに、
なぜか相性が良くて、もう十年来の付き合いになっているのが、
スペインはサラゴサのサガ・イバニェスSaga Ibanezです。
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(↑チャコールグレー)
   

今年一月に来日したときに帝国ホテルで会い、試作品のジャケットを見せてもらいました。
いい感じでしたが、
デザインがややオーバーデコレーション気味だったので、
ダメもとで「ココんトコ、ちょっこしシンプルにしてくれん?」
と頼んでみたところ、
すぐに本国に電話、意外にも即座にOKが出て、
「何なら、袖丈と着丈も短くしてやるよ」ということで、がっちり握手。
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(↑ネイビー)

パパッと電卓を叩いてみると、
おっ、ちょっと無理すれば、88周年の\88,000売りが可能じゃないの?
ということで、あっという間に88周年モノの別注新提案が決まったのでした。

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(↑ベージュ)

メンズで頼んだのは極力シンプルに仕上げたジャケットです。
長年の付き合いで、デザインの完成度、素材の料理のうまさ、は折り紙付き。
ラムの革で一度洗いをかけています。裏地には楽しいプリント柄を付けました。
色は、チャコールグレー、ネイビー、ベージュ。

サイズは、46(M相当)と48(L相当)。\88,000(税込)です。

レディスはブルゾン。
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サンドカラーのラム革にはほんの少しだけラメがまぶしてあります。
そしてところどころに同色のスウェードを入れ込んでいます。

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ライニングも鮮やか。
シンプルなシルエットですが、複雑な剥ぎ方やフードを巻き込んだ衿が目を引きます。
この色のみ。ワンサイズです。

はい、コレも税込\88,000であります。


シャツジャケットを作ろう!! オプションフェア。有料オプションが3つまで無料に。本日より10/31まで。男女とも。

オーダーシャツと同時期に、シャツジャケットも「3つタダ」のオプションフェアを開催します。

シャツジャケット、近ごろは、ジャージジャケットとか
ニット生地ジャケットなどとも呼ばれています。

朝晩は少しずつ寒さを感じるようになってきた今の時期ですので、
シャツオーダーよりも、むしろ皆さんの関心はこちらの方が高いかもしれませんね。

これも内容的には春版と同じですので、引用しつつ書き加えてご案内します。

ジャージ素材(編みで出来た伸縮服地)などの楽チン素材、しかも手頃価格、
3万円台後半でこれだけのジャケットが作れれば、人気の出るのも頷けます。

そのシャツジャケットの有料オプションを3つまで無料にしましょう、
というオプションフェアの開催をお知らせします。

実施期間は、10月8日(金)から31日(日)までです。

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さて、どんなオプションがタダになるのか。列記してみます。

カッコ内は通常時の有料価格です。

☆袖口の本切羽(本開き)(\,2100)
☆裏地付(\1,575)
☆水牛釦(\1,575)
☆ネーム刺繍入れ(\525)

☆ボタンホールへの色指定(\1,050)
☆ボタン付け糸への色指定(\1,050)

☆ビッグサイズ(\1,575)

☆エルボーパッチ(合皮)(\2,100)
☆上衿スロートタブ(合皮)(\1,050)
☆ポケットのフラップ付け(\840)

☆腰ポケフラップ裏への別布使い(\1,050)
☆衿裏への別布使い(\1,050)
☆別布でのエルボーパッチ付け(\1,575)

……この中から3つを無料でお付けします。最大\5,775分になります。

このところ予想以上に注文が入っているらしく、納期がいつもより少し掛かっています。
納期は約3~4週間をいただいています。ご理解下さい。


ジャケットを作ろう!!オプション5000円分まで無料で付けます(10/31まで)

  「英国生地の、「しっかり・がっちり」したジャケットが欲しい、ビンテージの古着みたいな…」
という声が増えてきました。
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見本代わりに店内の一番奥のラックにかけてある
私や相川の私物コレクションも役立つことが多くて、
「そうそう、こんなヤツ、こういうのがイイ」としばしば言われます。
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それじゃ「ジャケットを作ろう!」の気持ちの背中を一押しできることを考えましょう、ということで、

オプション5,000円分を無料でお付けすることにしました。

さすがにシャツのオプションフェアのように5つまで無料、というわけにはいきませんが、
その代わり、もしオプションを5,000円分も使わなかった方にも、
満たなかった分は値引きでカバーする、ということで、
どの方にも平等に5,000円効果を供与できるようにいたします。

お薦め素材は次のとおり。

★英ハリスツイード(13oz)…お馴染み素材ですね。\54,600~
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★英ドーメル・ウィップコード(15oz)…乗馬ジャケットによく使われる生地です。\71,400~
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★英ポーター&ハーディング(ハーツイスト18oz)…ハンティングジャケットに使われます。\70,350~
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ここまでがヘビーウェイトの代表選手。すべてスコットランド出身。

ライト級がお好みならば、以下がお薦めです。

★英ハリソンズ(アンゴラ混(ムーンビーム)10oz)…カシミアと見まがうほどのふんわり素材\77,700~
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★英ウッドハウス(ラムズウール10oz)…ロングセラーの定番。\53,550~
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★ニッポン葛利毛織(ウールフレスコ)…価格は手頃でも素材は上質。\39,900~
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納期は素材とファクトリーによって異なります。
最短なら2週間ですが、最長4週間、つまり一カ月かかる場合もありますので、
それを前提として、少し早めにご決断下さい。


「ユニバーサル・ワークス」が入荷しました。この秋から新たに始める英国からのブランドです。

この秋からの新規ブランド、ユニバーサル・ワークスUniversal Works、入荷しました。
まずはエージェントからのブランド紹介を(ちょっと長いけど)ベタ写ししてみます。

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universal works
デザイナーDavid Keyte氏が2009年秋冬よりメンズウェアブランドとしてコレクションをスタート。
David Keyte氏は12年間在籍したPaul Smithをはじめ、
Margaret Howell、Maharishi、など多くのファッションブランドにて、
生産から商品企画に至るまで幅広い経験を積んできました。

鋭い審美眼でデザインされたコレクションには、
英国の伝統的な生地やオーガニックな素材を使用する一方で、
無骨なワークウェア、アウトドアウェアの素材も取り入れています。
素材は出来るだけ環境に配慮したものを選び、
パッケージなど後々捨ててしまうアイテムは可能な限り減らしています。

デザインは現代的でモダンなカットや肌触りを特徴としながらも、
その反面アルチザンのスピリットが込められた年代物を髣髴させる
ワークウェア、アウトドアウェアなどからのインスピレーションも含まれています。
大量生産される服とは違い、
本物の「ハンドメイド」を追求するために厳選された小さな工場で製作されています。
デザイナー自身が長年の経験で築いた工場との関係によりコレクションは支えられています。
Universal Worksが目的とするのは、より良いデザインをより良い縫製工場で、
着心地の良い服を作り続け、より良い価格でコレクションを展開することです。
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ふぅっ~。つまりそういうことです。
英国のワークウェアがベース、
道理でケボーンや初期のニューボールドなどに近いニオイがするわけです。

さて、商品紹介。

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☆Hyde Jacket 
コットンモールスキン(もぐら肌)といえば、
英国ではここをおいて右に…といわれるBrisbane Mossのモールスキンを使っています。
ネイビーとロバット(オリーブグリーン)。綿100%、\47,250。

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☆Pennine Parka フード付きのフィールドコート。
着脱可能な中綿ライナー(袖付きです!)が付いています。
オリーブとブラック。綿100%、\51,450。
(写真、右のブラックは中綿ライナーを外した状態です)

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☆Storm Mac ( Naval Jacket)
ダブルブレストのショートマックでベルト付き。
ワックスドコットンでお馴染みの英国Millerain社からの新素材DRIDENを使っています。
オリーブのみ。綿100%、\54,600。

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☆Baker Jacket
そういえば確かに英国のパン屋さんってこんなジャケットを着てそう。
グレーのみ。ポリエステル65%レーヨン35%、\29,400。