入荷速報。スペインからレザーのサガ・イバニェス、新作到着です。

スペイン・サラゴザのレザー専業サガ・イバニェスSaga Ibanezです。

レザーは決して得意分野ではない当店ですが、
ここのレザーだけは相性が良くて、もう何年も続けています。
デザインが野暮じゃなく、クオリティもよく、それでいて価格のバランスがいい、
というのが安心して発注できるのでしょう。

今年も新作が到着しました。

☆RESME \74,550
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昔からよくある素材クイズに、スウェードとヌバックの違いは何か、というのがあります。

スウェードは裏革そのままだけど、ヌバックは表革をわざわざ起毛させる、というのが答えなんですけれど、

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このブルゾンを見ると、ああこれこそがヌバックなんだなぁ、というのがよく分かります。

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起毛のさせ方がいい意味で中途半端なんですよ、
30%だけヌバックしてます、ってところでしょうか。
だから一体表革なのか裏革なのかよく分からない感じに仕上がっていて、

これがいい。

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デザインとしては、ショート丈の衿付きブルゾンで、
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袖のニット部分は親指通しの遊び付き。
ラムスキン(羊革)で、ブラックとブラウンの2色。

☆SARCE \86,100
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大人っぽいちょっと長め着丈のデザイン、
落ち着いたチャコールグレー。

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衿のニットは取り外し式、
と、とても完成度の高いラムスキンのブルゾン。

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裏地が少し派手っぽいのはご愛嬌。


「帽子を作ろう!」が「誂え」分野に加わりました。

ひょんな縁で、同業店からのつながりから知り合いました、若き帽子職人の上原夫妻。

沖縄→高知→大阪→東京・中目黒と、南から東への流れ者ですが、
なかなかにリラックスしていて、かつちゃんとした帽子を作ります。

店にあった端切れを使って、キャップ4ヶ、ハット2ヶのサンプル、計6つ作ってもらいました。
細部は彼らにお任せでやってもらったのですが、
杓子定規に肩肘張ったバカ正直なものでなく、
裏地や耳使いで適度に自分の感覚で遊びが入っている、というのが、うまいところです。

これらを元にお客様の要望を取り入れてアレンジをしながら、
3-4週間でひとつずつ作ってしまおう、というのが、
「帽子を作ろう!」の企てです。

以下の価格は生地代を除いた仕立て代の標準価格です。
生地代は店にある端切れやお手持ちのジャケットの残布などで足りればタダですし、
新たに買うとしても50cmもあれば充分ですので、そんなに掛かりません。

※ベーシックなキャップ 仕立て参考価格\11,550

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後頭部の立体的な作りで、美しい流線型です。
(サンプルの素材は、アイルランド・ドネガルのエディ・ドハティによる手織りツイード)

※スキッパーキャップ 仕立て参考価格\11,550
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水兵さんとか鉄道員さん、郵便屋さん、といった、制服系な感覚です。
(素材はドーメルのスポーテックス(英国製)を使用しました)

※6ピース・キャップ 仕立て参考価格\12,600
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前が楕円状の二つのパーツ、後ろが半円4分割の6枚剥ぎ。柄合わせが見事です。
(生地はアイルランドのジョン・ハンリー)

※8ピース・キャップ 仕立て参考価格\12,600
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ドーム状の8枚剥ぎ。女性にもいいですね。
(生地はアイルランドのジョン・ハンリー)

※クラッシャブル・ハット 仕立て参考価格\13,650
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ハットは、脱いだ時の持って行き場に困るものなんです。
これならクシャッとつぶして片手で持てるし、カバンにも入ります。
(葛利毛織の夏物のスーツ生地2種をコンビ使いにしました)

※カントリーハット  仕立て参考価格\13,650
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堅い作りのように見えて、実はこれも芯の薄いクラッシャブル、
だから、片手でクシャッと持てます。
それに、私のように耳が大きくてメガネをしている人の頭にも
柔らかく形が変化するので難なく快適にかぶれます。
(生地はアイルランドのジョン・ハンリー製ソフトツイード)

あ、上原夫妻、と言いましたが、ちゃんと団体名とブランド名がありまして、
リーガ・フェリスLIGA FELIZの スル・コラルSur Cora、といいます。


入荷速報。英国製「エベレスト」のセーター、今年も到着。ほんとのシェットランドセーターってこんなに不思議な暖かさがあるんだ、と実感します。

エベレストが入荷したので、
さあ、解説を、と、昨年の記述を見てみたら、
これが、自分で言うのもなんですが、名文。
ホント、自分が書いたとは思えない…、

 

決して手抜きをするつもりはないのですが、

これ以上のことは書けないよ、と思いつつ、
写真を今年の展開カラーに差し替えて、
(あ、それから値段がちょっと下がりました(朗報!)
以下に、去年の原稿を転載します。
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シェットランドセーターの最高峰、エベレストです。

今年も入荷しました。飽きずに毎年同じことを繰り返しお話しすることも大事でしょう。
手抜きせずに語ります。

英国の北方、北海に浮かぶシェットランド諸島のメインの島、
シェットランド本島で編まれているのがアンダーソン社の「エベレスト」です。

特産のシェットランドシープの子羊の産毛を使い、
古い手編み機(ハンドフレーム)で無縫製の筒編み(シームレス)で編まれています。

「エベレスト」の名称は、1953年エベレスト初登頂に成功した
エドモンド・ヒラリー英国隊が着用していたことに由来します。
もっともその当時の着方は、むしろ下着に近かったようですが。

①丸首プルオーバー \19,950
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Red、Mogit、Shaela、Navyの4色。

物事何が幸いするか、分からないものでして、
エベレストの場合、その下着っぽさが奏功したのですね。
無縫製の丸編み、胴や腕の密着するような細さ、
締め付け感のないシングルリブの衿回り、などなど、

60年間変えなかった(いや、たぶん変えられなかった?)化石のようなセーターが
現代の要求にぴったり合ってしまった、というファッションの世界では希有な例です。

②Vネックプルオーバー \19,950
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Lt Grey、Shaela、Navy、Charcoalの4色。

シェットランドウールというと、ひと頃は廉価品の代名詞のように扱われていましたが、
本物のシェットランドウールというのは不思議な暖かさがあるのです。

カシミアともメリノウールともジーロンラムズウールとも違う、
じわっと包まれるような発熱体のような柔らかい暖かさです。
(あ、これも今時の下着に似てるのかも…?)

③Vネックベスト \16,800
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Red、Mogit、Lt Grey、Shaela、Navy、Carcoalの6色。

一枚買った方が色違いやカタチ違いを求められたり、
自分が着て良かったので父親にも勧めてみたり、と
リピーターや高年齢の方の比率が高いのも特徴でしょう。

何年も同じものが売れ続ける理由がここにあります。


メ~テレ本「あなたは羊ですか、それとも狼ですか。」本日発売のムックに、アランセーターについて寄稿しました。東海3県で重点販売だそうです。

名古屋テレビ・開局50周年記念として本日発売です。

Sheepbook1 Sheepbook2

http://www.nagoyatv.com/50th/book.html

羊と狼をマジメに学問してます。
けっこう面白い読み物として仕上がっていて、よくできた企画です。

ここに、羊の実学として、アランセーターについて原稿を頼まれました。

掲載ページ、こんな感じです。
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全国販売扱いだそうですが、
名古屋テレビということで、主に東海3県(愛知、三重。岐阜)の書店で
重点的に販売されるとのことです。

朝日新聞出版発行・発売 A4変形判 116ページ・オールカラー 840円(税込)
■ 9月28日全国発売 大手書店・一部コンビニで発売
■ メ~テレ運営のネットショップ「メ~コレ」でも発売
メ~コレ販売ページ http://www.mei-colle.com/goods/1346897722253/


入荷速報。アイルランド・ゴルウェイから今年の分のアランセーターが到着。

アラン諸島への玄関口、ゴルウェイのオモーリャO’Mailleから、
今年の分のアランセーターが10数枚、到着しました。

編み手は、アラン諸島のイニシマン島の編み手を含め、
どれも熟練ニッターの傑作ぞろいです。

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左はネップカラーも美しいドネガル・インディゴDonegal Indigo、

右(上2枚)は、今年からのニューカラー、オートミールOatmeal。
これは白は苦手、という方への最適推奨色として今年から強力プッシュです。

すでに当店webのアランセーターのところには、実測データ付きで在庫を掲載しています。
49,350。

在庫リストはこちらをご覧ください。


生地情報。ツイード生地、しっかり揃いました。スコットランドのハリスツイードとアイルランド・マギーのドネガルツイード。競い合いです。

ツイードの生地見本が届きました。

☆ハリスツイード(スコットランド)

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ちかごろブランドの露出頻度が過多じゃないかと思えるほど、
有名ブランドになってしまった感のある、
ハリスツイードです。

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軽量400gのスーパーファインsuperfineと、
ちょっとだけ重ため480gのフェザーウェイトFeatherWeight
(重たいほうが「羽根の軽さ」という名称というのが、ややこしいのですが)
の2種があります。

☆ドネガル・ツイード(アイルランド・マギー社製)

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ツイードはこうでなきゃ、という人に、
ここまでとてつもなくヘビーなツイードが提供できるのは、
ドネガル(ドニゴール)・ツイードしかありません。

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390gの軽量級から始まって、
420g, 450g, 490g(ラムズウール), 550g(ラムズウール),
さらに610g, そしてこれでもか!の660gまで、
実に7種類のウェイトを揃えました。
アイルランドらしい自然な草花の色合いが微妙なネップとして織り込まれています。

さて、オーダーで作った場合の参考価格。ハリスもドネガルも同価格で、
ジャケット\51,450~、
コート\76,650~、
です。