新仕様の靴2足が出来上がりました。

イベント開催に間に合うように注文していた新仕様の靴2足が宮城興業から届きました。
7/16(木)のキャンペーンスタートまで、できるだけ履き込んで新仕様の改革を実感していきます。


☆SQ010サイドゴアブーツ


 新仕様の新ラスト「スクエアトゥSQ」の記念すべき一足目として迷わず選んだのがこのサイドゴアブーツです。
福澤諭吉が、片山虎之助のペンネームで著した「西洋衣食住」で「シウーズ」として紹介したのがこのデザイン、
着脱のしやすさとかかとが浮かない履き心地、まさに、キング・オブ・シューズです。
詳しくは拙稿・倶樂部余話【403】福沢諭吉のシウーズをぜひお読みください。

☆MD23チロリアン


 MD(宮城デン)も、仕様が改良されて、よりワークテーストに進んでいきます。その代表デザインとしてチロリアンを選びました。
 これも思い入れのあるデザインでして、私にとって3足目のチロリアンになります。
 一足目は、46年前、バリバリのポパイ少年だった私、大学を出て最初の冬のボーナスで買ったイタリア・ドロミテのチロリアンで、確かエディバウワーのマウンパと一緒に神田のスポーツ店で購入したものでした。これで東北北海道の出張に出かけました。
 二足目は25年ほど前。かの登山家・三浦雄一郎が親子3代にわたって愛用した安藤製靴のもので、錦糸町のお店には足繁く通って安藤さんと楽しく話をしたものでした。一昨年惜しまれつつ廃業されました。
 3足目の今回、ワークテーストを打ち出したくて、ダナーっぽくホワイトソールを装着しましたが、この感じどっかで見たよな、と、調べてみたら、安藤製靴によく似たものが出てきました。これもなにかの縁でしょうか。

もう少し詳しく話します。

最大のウリは、吸い付くようなかかと、です。
かかとのラインが内側に湾曲しているのが分かるでしょうか。
従来型(スエードのブーツ)と並べるととても立体的にできているのがわかりますね。
そして材料にボード材ではなくて床革という革素材を使用していて、
これが温度と湿度で変化しますので、履き込むごとに
よりその人なりにフィットして吸い付くような履き心地になる、ということなんですね。

履き口部分も大改良してます。手前が従来型ですが、これだとくるぶしが当たりやすい、
あるいは隙間が空きやすい、という、意見が多かったんです。
ですので、開口部を縦長にして、さらにくるぶし部分(特に内側)を下げて、
くるぶし下あたりに隙間なく吸い付くように改良しています。

スクエアトゥのラストについても少し。

左が新しいラスト、スクエアトゥSQです。右が従来型のチゼルトゥCSで、
今回のSQの登場に伴い、CSは休止となります。
従来のCSがややイタリアンなロングノーズのシャープなイメージがあったのに対し、SQはノーザンプトンスタイルのように、より丸みを帯びた優しいフォルムになっているのがお分かりでしょうか。
捨て寸もラウンドドゥESとほぼ同じになりました。そしてSQとESはラストの乗せ換えが相互に可能です。
これでCSの存在意義がなくなりましたので、休止となったわけです。

さて、あと一週間、まもなく、新仕様の概要がまとまり、受注開始となります。
キャンペーンの内容も決まりつつあります。
お楽しみにお待ちください。