8月に到着とは今年は異例に早かったですね。
泣く子も黙る?スコットランド・ヘブリディーズ諸島のハリスツイード、ウェイトはすべてfeather weightです。

前にも言いましたが、ハリスツイード、というのは一つの会社ではなくて、複数のミルの集合した組合組織です。
世界の多くのマーチャントが直接間接いろんなルートを通じて、この組合に、うちは今年はこれこれの色柄を頼むね、とオーダーを掛けるわけです。
だから、ハリスツイードと言っても、マーチャントによって、様々な違いがあるのです。あっちのハリスとこっちのハリスは決しておんなじじゃない、というのがハリスツイードであります。
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さあ秋冬です。入荷速報。オーダーシャツ、新着生地の配信です。オンオフどちらもいいです。
さあ、ここから秋冬モノの始まりです。
まずは軽めに。オーダーシャツの新しい生地が届きました。
左の上。高密度の打ち込みで、ハリのあるピンオックスの織り。3色ですが、いうなればチノパン色、というところでしょうか。
左の下。細畝(うね)のコーデュロイ、綿100%。6色。これは使えそう。
中の上。ツイル織のスレーキ・ストライプ。スレーキ(slake)はもともと綿パンやジーンズなどのポケットの袋地のことですが、現在はスーツの袖裏によく使われるようなマルチストライプの柄を指すことが多いです。
中の中。オックスフォード生地。過日配信のキャンディストライプ、ギンガム、に続くシリーズで、カラーベースに抜きのストライプ。個人的にはこのピンクが気に入ってます。
中の下。とてもリピートの大きいクレイジーストライプ。こういう仕上がりになるそうです。悪くないかも。
右の上。オーガニックコットンでナチュラルストレッチの起毛ツイル。薄手の綿ネルっいう感じでウォーム感があります。
右の下。リンクルフリー(いわゆるノーアイロン)にもこういう色柄が登場してきました。スレーキストライプやタッタソール。これも時代の趨勢でしょうか。
アッパーゾーンです。
左の上。伊トーマス・メイソン。100/2。洗濯後のシワを軽減するイージーケア加工を施しています。
左の中。伊トーマス・メイソンの140/2。久々に届いた140/2モノの追加生地です。25,000円は高いがすごい。
左の下。これもトーマス・メイソン。ブロードのストライプと起毛ビエラのチェック。(ビエラについては後述)
中の上。伊アルビニからの「抗ウィルス加工」。やっぱり出てくるんですね、こういう生地が。配信があったのでとりあえず差別なく載せていますが、効果がよくわからないので、正直言うと私としてはあんまりおすすめじゃないです。
中の下。同じく伊アルビニ。120/2綿78%ナイロン17%ポリウレタン5%の化繊混ストレッチ。これもお勧めしません。
右の上。ロイヤルカリビアンコットンgoldの120/2G。ダークカラーベースに白抜きのストライプ。ちょっと怖そうな色合いですけど、これ、男より女向きかもしれません。
右の中。ロイヤルカリビアンコットンsilverの100/2G。ドビー織りのおとなしいストライプ。こっちは男女ともいいですね。
右の下。最後はインディゴ染めしたライトでソフトなダンガリー。バイオブリーチ加工とバイオウォッシュ加工。
と、全体的にはオフモードの生地が多いですね。タイを締めるということがほとんどなくなったビジネスシーンを象徴するような秋の立ち上がり配信です。
さて、ここからは生地の話。「ビエラ」です。
まず、シャツの生地の中でいうところのビエラというのは、Viyellaでして、正しくはヴェイエラ。英国ダービー州の織物会社ヴァイエラが得意としていたウールとコットンを混紡した暖かみのある生地のことで多くはタッタソールやタータンなどの格子柄。秋冬モノの生地としてシャツなどのアパレル製品だけでなく、インテリアファブリックとしても人気の生地です。で、こういう感じの生地を日本ではヴァイエラが転じてビエラと呼びます。今ではウールが入ってなくて綿100%のものが多いのです。コットンフランネルのことを綿ネルと言ってそのシャツのことを日本ではネルシャツと言いますよね。そのネルシャツよりも薄手の生地がビエラになるので、まあ、現在では、ビエラのシャツというと、ネルシャツよりも薄い綿の起毛生地、というところになるでしょう。
で、話は本来ここで終わりなんですが、ややこしいのが、イタリアのビエラであります。これはBiellaという地名でして、アルプスに近い北イタリア、ミラノの西の方にある毛織物の産地です。ゼニア、ロロピアーナ、バルベラ、カノニコ、レダ、といった超有名どころのスーツ生地の産地なんですね。だからスーツの世界でビエラというとこちらを意味することが多いわけです。
同じ紳士服飾に登場する用語なのに、全く違う2つの意味を持つビエラであります。
あ、さっきちょっと言ったフランネルはflannelも、ウールだとフラノと省略され、コットンだとネルと省略される、これも不思議な言葉ですね。
当店が所属する静岡紺屋町名店街のクーポン・キャンペーン。市の商業振興事業の一環です。10/10(日)まで。
出来上がり紹介を続けます。シャツと靴。
出来上がり紹介を続けます。
まずシャツ。
ダイエットに成功し、大きく体重を落としたKさん。
持ってる服がみんなブカブカになって…。まあ、セミリタイアしたので、
スーツやシャツはそれほど着なくなったんだけど、
それでも葬儀やお通夜のための白シャツだけはちゃんとしたものを持ってないと困るので、
とりあえず、とっても普通の白シャツを一枚作ります。
ということで、リンクルフリーのピンオックスの白無地で、
レギュラーカラーの、いい意味でとても普通のシャツが一枚出来上がりました。
これでいつ何があっても一安心ですね。

白シャツ3枚のご注文はIさん。
左(上)、カリビアンコットンsilver 100/2Gのピケ。ホリゾンタルワイドの衿をボタンダウンにしました。
中、シワになりにくい加工をした麻100%の白無地。同様にホリゾンタルワイドのボタンダウンですが、
ボタンをマーブルボタンにして、着丈も短くして裾出しにも対応、と変化をつけました。
右(下)、シアサッカーのコットン100%。ラージラウンドカッタウェイというリゾートっぽい衿型。着丈も短く裾出し対応です。
実は、こういう、3枚がいろいろと仕様指示が異なるというご注文は、
間違いが起きやすいので、一番気を使うオーダーです。無事にお届けできてホッとしてます。
トゥとヒールカップにブローグを施したモンクストラップ、ラストの回転待ちで遅れていたOさんのもう一足です。
仏アノネイのブラック。キメの細かいカーフは持っただけでしっとりと手に馴染んできます、いい革ですね。
Nさんの今年のオーダーはこちらが一押ししている新型ローファーをお勧めしました。
27の4E,というサイズにしては、シュッとした感じに仕上がってますよね。
黒っぽく見えますが、茶系の中では一番濃いダークブラウンです。
そういえば、こないだチコちゃんで、お茶は緑色なのに茶色はブラウンなのはどうして、
っていうお題をやってましたね。私、これは知ってました。(つまんねぇ奴だなぁ…)
出来上がり紹介。靴を作ろう!!キャンペーンの仕上がりが続々と到着してます。
7月までロングランで展開していた靴を作ろう!キャンペーン、仕上がり品の到着が続いてます。
まずこれはレディス。
5月開催のトランクショーMIYAGIKOGYO FOR WOMENで受けた注文品がようやく仕上がってきました。
スコットランドの伝統靴ギリーはウイングチップの原型と言われるデザイン。
これをグレーとブラウンのコンビで仕上げました。女性モノらしく白の出し糸になっているので、
靴墨を使うときは注意しましょう。
Yさん、大変お待たせしました。
ここからはメンズの注文靴の仕上がりです。
カーセールスのMさんからダブルモンクです。
私がよく言うことなんですが、モンクストラップの靴には致命的なウィークポイントがありまして、
それは、ストラップ部分のベルトのほうが壊れると修理交換が難しいということ、
紐靴なら切れたヒモだけを取り替えればいいのですが、
モンクストラップはそこが壊れたらもう履けなくなってしまうわけです。
そのために、できるだけストラップを外したり留めたりという動作を避けたい、
ということで、金具の付け根にゴムを入れることをお勧めしています。
この靴も上の方のストラップにだけ、ゴムを入れています。
外羽根のプレーントゥはHさんの注文。4Eなのでデンのように見えますが、エッグラストです。
アメリカンなどっしり感を出すため、ストームウェルトのダブル巻きで、
よーくみてください、ハトメを表にしてあるんです。

こちらもアメリカンな外羽根のプレーントゥ。IさんもFという幅広サイズです。
型押しのステア革、この色は2足目のリピートです。
つま先ゴムはつま先だけ減りやすい人にお勧めしています。

カーディーラーのKさんからは、
チャッカーブーツなんだけどドレスシューズとして仕事で使いたい、
というご要望。
なので遊びを廃してシンプルなビジネスタイプに仕上げました。
ありそうでない、こういうオーダーは、オーダーならでは、大変嬉しいですね。
ドクターOさん、2足のオーダーのうち、まず一足が届きました。
余談ですが、一人で2足同時オーダーの場合、ラストの有効活用(回転待ち)のため、
同時には仕上がらないのです。
先に届いたのは6月に発表した新型ローファー。これをクロではなくてネイビーでやったところがうまいところ。
クロよりも優しい感じになりましたね。
靴はお盆休み明けにまだまだ届きます。
出来上がり紹介。まずシャツの仕上がりから。
オーダーシャツのエコノミーサービスの開催期間ですが、
土曜日の今日、雨も強くてぽっかり暇な感じなので、
ちょっと溜まっている、出来上がり紹介をここでやっておきます。
シャツというのは一年間を通してオーダーが途切れないアイテムで、ありがたいですね。
会計士のKさんお気に入りの七分袖。七分袖はレディスではポピュラーですがメンズでは珍しいですね。
腕まくりよりも収まりがいい、と、昨年に続いてのリピートオーダーです。
このボタンダウンの衿型もちょっと珍しい、
英国的なホリゾンタルワイドをボタンダウンにした衿なんです。
第一ボタンを標準より2センチ下げて大きく開けているのでBDで開きすぎないストッパー役をしている感じです。
左はリンクルフリーのピンオックス。右はポロシャツにあるカノコのニット素材です。
万人におすすめできるシャツではありませんが、こういうオーダーもあるんだよ、
という意味ではとても参考になるご注文です。
医師のOさんから3枚口のご注文。
左、シワになりにくい加工を施したリネン100%のネイビー。ホリゾンタルカッタウェイのカジュアルな衿型です。
中、定番カリビアンコットンsilver 100/2Gのドレスオックスですが濃いピンクをお望みでしたのであえて旧品番からのチョイスです。このところ多く方におすすめしているnewセミワイドをBDにした衿で、表前立て32mm11stでスッキリとしたフロントパネルにしています。
右、このブロードは伊モンティのブルーとグレーの細マルチストライプ。newセミワイドのラウンドチップ、剣先だけを丸くした衿です。このラウンドだと王子様っぽくない男性的な感じが残せます。ストライプがくどくならないように裏前立にしました。第一ボタン位置は1cm上げています。
3枚、シルエットやサイズは同一ですが、生地に応じて表情の出し方を変えています。
歯科医のWさん、久々にご来店で、愛娘とバージンロードを歩くためのシャツをご新調です。
なんかこういうちゃんとしたフォーマルシャツ、久しぶりに作ったなぁ。
シャツだけで見るとなんだかサマになりませんが、
これにオニキスのスタッズとカフリンクス、蝶タイにカマーバンド、を装着、ディナースーツ(タキシード)を羽織れば、花嫁の父、一丁出来上がりです。
転職したばかりのKさん(女性)、仕事に着られる麻の紺のシャツ、というご要望。
ハードマンのリネン100%の紺無地が奇跡的にまだ品切れにならずに在庫がありました。
何度かお話したかと思うのですが、ハードマン社は北アイルランドの会社で、
高級なアイリッシュリネンで名を馳せたところで、
20年ほど前にアイリッシュリネンの種を南アフリカに持っていって大規模農場を開発。これが成功して、
コストダウンを果たしたのが、ハードマンのリネンです。
毎年夏になると10色近い色展開で楽しませてくれます。

