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カテゴリー: 11.イベント・お知らせ
シャツ生地、届きました。200枚の紹介です。
明日からの「エコノミーサービス」の準備が整いました。
届いた生地を簡単にご紹介します。5つのカテゴリーに分けました。
まず最初は、スワッチ、つまり小さな生地見本の一群です。
実際の生地はファクトリーに用意されています。
売れ筋の集約ですね。現物の生地を見なくてもまあ分かるでしょう、という人気の色柄をまとめています。
生地を選ぶのがもう面倒、時間を掛けたくない、という方には、ここから選んでいただければ間違いないです。
今回から、巻物スタイルではなくて、畳んだ生地を袋詰した状態で見ていただきます。
200枚の袋を外して撮影するのはさすがに大変でしたので、ビニール越しに見ていただくことでご容赦ください。
ここは、ブルーの生地ばかりを集めた一群です。
ブルー系は一番出るところなので、そのカテゴリーだけを一つにまとめました。
上段は無地を集めています。下2段はストライプを集めています。
ドレスで着るかカジュアルで着るか、で、選択眼がだいぶ異なってくるところですね。
チェックを集めています。難易度の最も高いところかもしれません。
でも実際に生地を広げて色柄が見られるというのはこのイベントならでは、のメリットでして、
ちいさな生地スワッチだけだと選ぶのに躊躇するような色柄も、
広げて合わせてみると意外な発見があるものです。
白の一群です。わかんないですよね、ごめんなさい。
これらのほとんどがドビー織りのストライプでして、無地のようで無地じゃない、というものばかりです。
同じもののように見えますが、すべて異なる柄です。
白の色合い、生地の薄さ、柔らかさ、など、一枚ずつ違いますから、根気よく選んでください。
もちろん、候補に取り上げた生地は私がどんどん袋から出しますから、遠慮なく多めに取って行ってください。
てな感じです。
もう一度概要を。
シャツを作ろう!!~エコノミーサービス
期間:7/28(木)から8/15(月)まで。
(火曜水曜は休業ですが、8/2(火)、8/9(火)、8/10(水)、8/16(火)、8/17(水)昼、は、予約制で受付可能です)
価格: どの生地でも2枚で19,360円(税込)。男女同価格。別途有料オプションあり。
納期:8/8(月)までのご注文分は9/16(金)。それ以降の方は9/27(火)。
今年の生地の内容はとてもいいです。お待ちしてます。
ニコラス・モスが届きました。
再掲。シャツを作ろう!!~エコノミー・サービス。来週7/28(木)より8/15(月)まで。年に一度の好評イベント、今年も開催します。
リマインド(改訂更新)。移動ショップ(And Woolへ)、まもなくです。7/23(土)は金谷の茶畑の真ん中に集合。今回、内容が濃いです。
恒例、島田市金谷湯日の「And Wool」への移動ショップ、
まもなく開催です。
7/23(土) 11:00~18:00,です。第6回目となります。
私は、アイルランドから持ち帰った、貴重なゴルウェイ・ウールを持っていきます。
村松さんに見てもらいたいので。
いつものセーターのオーダー会とともに、
当日は「編み物フェア」が実施中でして、こんなことが特別に行われています。
先方のご案内はこちらです。
静岡でなかなか見ることができない人気の輸入糸なども並びます。
靴下が初めての方にもおすすめの編み方で進めますので、気軽にご参加いただけます。(※予約不要)

期間限定受注販売のステンレス製ソックブロッカー
靴下を編み上げ、形を整えるときにとても重宝するのが『ソックブロッカー』です。

毛糸玉専用のカップもあります。

そして、もちろん、の、
AND WOOL
〒427-0113 静岡県島田市湯日1124-1
tel. 0547-54-4492fax. 0547-54-4493 営業時間:11:00 – 18:00 定休日: 日・月・火曜日
車がなくて行けないよ、という方には、金谷駅との間で私が送迎しますので、ご連絡ください。
09017434089
当日は静岡市では安倍川花火ですが、私も終日AndWoolに行きますので、当オフィスには不在です。
今回は、事前の来店アポは特に必要ありません。11:00~18:00の間でご自由にお越しください。
が、私、行くよ、っていう事前連絡は大歓迎です。嬉しいです。
私自身のオーダーしたセーター、2枚、紹介しておきます。どちらも愛用してます。


以下は、初めての方への説明です。
来ていただいたことのある方にはわかってもらえるのですが、
なかなか説明が難しい。
動機を言いますと、静岡県の店から近いところにとても魅力的な店があることを知り、
是非ここに当店の顧客をお連れしたかったわけです。
特に4年前に今の場所へ移って以来、レディスへの対応が弱くなってしまったので、
特に女性顧客の皆様に喜んでもらえる企画として思いつきました。
で、じゃあ当日は私を含めて店ごと客ごとAndWoolに移動しちゃおう、という感じで、
移動ショップ、と銘打った次第です。
じゃあ、AndWoolってどんな店なの、ということですが、これも実際来てみないとわかりにくい。
ということで、主宰の村松さんがわかり易い文章をブログに載せてくれていたので、
これをぜひお読みください。
【AND WOOL】で初めてお買い物していただく皆様へ
「私たちは、静岡県島田市の茶畑に囲まれた山間に、アトリエ兼ショップを構えている【AND WOOL:アンドウール】というニット専門ブランドです。私たちのブランドや製品についての「なぜ?」をご案内したいと思います。
・なぜファッションデザイナーがニットブランドを立ち上げたの?」という感じで続きます。読んで下さい。
ね、こんな店、ほかにないです。静岡県のこんな近くにこういう素晴らしい店があること、
これは嬉しいことです。
入荷速報。いよいよ発売開始です。NZ100+JN50=100周年を記念した別注生地が仕上がりました。本来はスーツ生地ですが、トラウザーズ単品やオーバーシャツ、レディスでもワンピースやドロップショルダーロングシャツに仕立てられます。
100周年事業の一つとして取り組んできたダブルクロスの別注生地が一宮の葛利毛織から届きました。
生地データ : 毛82%絹18% 376g/m 紺ストライプ織柄・ダブルクロス。愛知県一宮市葛利毛織ションヘル織機にて織布。
これについては、3月にその抑えきれない気持ちから倶樂部余話【401】で先行して触れましたが、
その原稿をベースにここでもう一度、記することにします。
3月、百年企業の先輩である葛利毛織に当社の百周年を記念する生地を織ってもらいたい、と、一宮まで相談に伺いました。
旧式のションヘル織機8台が稼働するノコギリ屋根のファクトリーで、かつて私は聞いたものでした。どうして最新の織機に買い換えないで、ションヘルを使い続けたんですか、と。社長は、設備投資するお金がなかったんだよ、と答えました。照れ隠しだったかもしれませんが、半分は本当だったと思います。
そして多分ある時期から、売上を大きく伸ばすということと違う道を選んだのでしょう。売上を伸ばさずに会社を成長させ存続させる、という決断は実はなかなかできないものです。葛谷社長に戦略家野心家という一面はひとかけらも感じません、人のいいおじいさんそのもの。しかし苦しい時期もあったはずですし悔しい思いもたくさんしてきたことでしょう。ションヘルは、新幹線の時代にSL走らせているようなものですから、手間暇はかかるし高コストにもなりますが、問屋を通さない直販体制を築いて、大量廉価販売から逃れてきました。
いつしか、たとえ同じ糸を使っても葛利でなけりゃできない生地の風合いがある、という評価を受けます。そして1912年(大正元年)の創業から110年、ションヘルが音を立てているノコギリ屋根の木造ファクトリーと母屋の敷地一帯は国の登録有形文化財の指定を受け(2020年)、同じ年に葛谷社長は旭日単光章の褒章を授かりました。もちろん更に進化することも忘れません。後継者の長男は、スーツ生地の多様性に着目し、ロリータファッションの製作者たちとコラボして、尾州ロリィタを展開、ちょっとした業界の話題になりました。
そんな百年の歴史を紐解きながら楽しく進んだ商談では、葛利毛織ならでは、の自慢の生地をたくさん見せてもらいました。葛利とは過去3回(フィナンシャルストライプ、棋士の背広、万能紺無地ジャケット)の別注実績がありますが、4度目の今回は選考基準が少し違います。葛利と野澤屋の百周年にふさわしい歴史を感じられるスーツ生地であり、なおかつ、それこそロリータじゃないけれど現代のファッションにもちゃんと通用する織布、そして葛利でなければ織れない生地でなければなりません。
決定した生地は、通称ダブルクロス。これ、説明が難しいのですが、建物に例えて言うと、一見平屋建てのように見えるけど実は地下室もある、みたいな織物でして、昔からよく知られるダブルクロスは、ドスキンとか縞コール、つまりモーニングの生地ですね。明治から大正にかけてはモーニングの需要が多く、丈夫で長持ちでしかも着心地がいい、という英国式のダブルクロスが重宝され、葛利毛織も創業当時はダブルクロスばかり織っていたというのです。しかしダフルクロスは大変手間がかかる、6000本で済むはずの経糸(たていと)を地下室の分を加えて9000本、しかも6000本は上に3000本は下にして仕込まねばなりません。旧式のションヘルでなきゃできない生地としていつしか葛利の得意技になっていました。
ただ昨今流行りのイタリア物のようにふわふわトロトロした生地ではないため、自信はあるのにアピールしづらいという面を持っていました。
もうこれしかないでしょ、と3時間の熱い商談に結論が出ました。アーカイブの中からロリータに通用するぐらいの現代性をも兼ね備えた色柄とウェイトをチョイス、最低単位(一反弱)の発注をいたしました。
まず見本反を急いで織ってもらい、手始めに縫製テストを兼ねてレディスのビッグショルダーシャツを作りました。4月に仕上がったのでこのサンプルは見ていただいた方も多いことでしょう。
そして本注文のその生地が予定よりも早く今月仕上がり、いよいよ受注開始となった次第です。
各アイテムの価格(税込)をご案内します。
(クロージング。ML,NY,ALは各縫製ファクトリー)
メンズ・スーツ・シングル上下 ML94,600円~、NY105,600円~、AL121,000円~。
同スリーピース ML114,400円~、NY135,300円~、AL152,900円~。
メンズ・Sジャケット ML67,100円~、NY71,500円~、AL82,500円~。
上記ダブルブレストの場合 追加3,300円~7,700円。
トラウザーズ単品 ML41,800円~、NY46,200円~、AL48,400円~。
レディスはALで対応し、追加 スーツ+11,000円、ジャケット+7,700円。トラウザーズ+4,400円。
(シャツファクトリー。Do-1 Sewing製)
メンズ・オーバーシャツ(シャツジャケットも) 46,200円~
レディス・ドロップショルダーシャツ 41,800円~
レディス・ワンピース 62,700円~。
色は紺の一色のみです。
写真によって色が違うように見えていますが、すべて同じ色の生地です。
紺は近寄ったり引いたりで、デジカメが勝手に明度調整をするので、リアルな色が出にくいのですが、
いわゆるよくある普通の紺色です。シルク入りなので少しだけ光沢感が出てます。
376gと数値だけ見ると重ためですが、実際には重たさは感じません。
むしろミルド(起毛)させていないことで、真冬っぽさが消えて、秋口から晩春まで幅広く着用が可能です。
現在の当社の体力から言って、こういうスーツ生地の別注ができるのもこれが最後になるかもしれないと覚悟してます。
野澤屋100周年の記念祝賀服地、どうかよろしくお願いいたします。