入荷速報。スペインからレザー、「サガ・イバニェス」復活です

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五年のブランクの後に復活しました「サガ・イバニェス」です。

2000年2001年と2年間、とても良いレザーウェアを供給してくれて当店としては大変お気に入りだったのですが、その後日本に売り込みに来なくなってしまい、どうしたのかな、と心配していたのでした。後で聞いたことなのですが、別に商売が悪かったわけではなくて、その反対で、自国スペインを始めとした欧州マーケットの活況でアジアにまで手を拡げられなかった、という事情だったようです。そのことがウソではないことは、五年振りに彼らのコレクションを見たときに分かりました。いやぁ、うまいです、さすがです。レザーが必ずしも得意とは言えない当店が選ぶレザーですので、お客様にもすんなりと受け入れられるものだと思います。

革は、ラムスキンで、洗いを掛けていますが、ココらしく品のある仕上がりになっています。すべてに、ラグビーボールのような同素材の収納袋が付属品として付いています。(「香り玉」が入っているので、革なのにバレンシアオレンジのいい香りがします。)

★左…メンズ。シャツ衿のジャケット丈、3色。\136,500。

★中…メンズ。衿なしのショート丈。2色。\126,000。

★右…レディスです。4色。\107,100。


入荷速報。ハイペリオンの新型ジャケット(メンズ)

ハイペリオンから届いたのは、「モダン・ブリティッシュ」といった風の新型ジャケットです。今までのシャツ袖仕立ての仕様よりもややカチッとしています。作っているのは、いつもの大阪の職人さんによる丸縫いモノです。

Hypebw 肩の作りは、少しコンケープしていて薄いパットも入っています。3つボタンの1つ掛け、衿幅は細めで、腰ポケットはスランテッド(斜め)で、小さなチェンジポケットが両玉縁の仕様で付いています。(写真では分かりにくいかもしれません) 袖口は未仕上げ状態ですので、袖丈を調整した後に本切羽の仕様に加工します。

軽めのフラノタッチの生地で、エッヂに施したミシンステッチがうまく効いています。色は、ライトグレー(写真)とクロの2色。\52,500。


ジャケット生地のお薦めモノです

英国・ハリソンズから待望の「ムーンビーム」のバンチが届きました。

Moonbeam super100’sラムズウールが75%にアンゴラ25%、という贅沢な組成で、全部で36柄。当然ですが、スコットランド製です。大人のジャケットして、強く薦めていきたいと思っています。

今までこの手の素材というのはイタリアものの独断場でして、価格もかなりのハイプライスなモノばかりだったので、「いいのは分かるけど、でも、目の保養、高嶺の花、だよね。」と、興味はありながらも諦めざるを得ない、という方も多くお見受けしてきました。

今度のコレなら手が届くでしょ、ということで、ジャケットで\99,750~となっています。


入荷速報。ハリス・ツイードを別注しました

Harris1開店20周年記念で、ハリスツイードを別注したのですが、7月末に上がるという予定が遅れに遅れて、ルイス島を出たよ、という知らせがあったのが今月初め、そしてようやく今朝店に届きました。ドーンと、その姿はマグロのようでした。

別注って言うけどなんかフツーの紺の無地じゃないの?、と思われるかもしれませんが、それが違うんです。ハリスの紺無地というのは結構明るくて、もっと濃い紺はできないのかなぁ、と常々思っていたので、今回は紺と黒を綾織りで交互に入れて織ってもらうようにしたのですね。
Harris2拡げた生地の上に従来バージョンの生地見本を載せてみました。左に乗せたのが紺無地で右が黒無地ですので、その違いがお分かりいただけることと思います。今年の20周年の隠しテーマ、ブラック&ネイビーの極みです。

クオリティもフツーのようでフツーでない。昨今のハリスツイードは目方が大体17オンスというのが通常なのですが、こいつはさらにちょっとヘビーに18オンスに上げてもらい、しかも昨今は150cmの全幅が主流のところをわざわざ75cmの半幅、つまり旧式織機での機織りをやってもらいました。

で、これで何着取れるのか、計ってみたところ、織りキズも結構あった都合でジャケットにして10着分しかありませんでした。今回は既製服は作り込まずすべて注文服で対応します。価格は\88,000~です。