一昔前に手ごろな価格で人気の高かった、英ウッドハウスのジャケット生地、ハイドパーク。
会社のM&Aなどでごちゃごちゃしていたのですが、
数年ぶりにリニュアルされ、復活しました。
カシミアを少しだけブレンドした糸で、厚すぎず薄すぎず、安すぎず高すぎず、の買いやすい生地です。
約20柄。ジャケット60,480円(税込)より。
こんな薄手の秋のジャケット生地、ありそでないので、待ち望んでた、
というありがたい声が多いのが、
このアマデウス・ジャケッティングです。
ジャケット生地はスーツ生地よりも季節感の演出が重要なので、
どうしても夏っぽさ、冬っぽさ、を強調するのが常なのですが、
これは、あえて薄手。これが、タンス在庫にない新鮮な服地として、
お客様のご要望にぴったりはまったのでしょう。
super100’s wool 100%、290g(9.5oz)も全50柄。
英国製だけどフランス的色柄、のドーメルらしく、
いまどきちょっと流行り気味のぼかした感じのチェック柄などが多く加わっています。
ターナーの風景画みたい、なチェック柄、です。
私の推奨は以下の3柄。
どれも小さ目のチェック柄です。
仕立て上がり標準参考価格96,120円(税込)です。
英国製らしい服地が欲しい、だけど昔の羅紗屋のようなぶ厚くて堅い生地ではなくて、
というご要望には、これを一番にお勧めしています。
ハリソンズ・オブ・エジンバラのロングセラー定番プレミア・クリュです。
生地の名前はなぜかフランス語ですが、
上記の要望に一番こたえられるシリーズです。
330g、11オンスのウェイトは秋冬としては重たい方ではなく、
それほどミルド(毛羽立ち)もされてません。
色柄はいい意味でいたって英国的。
約100柄ですが、何年も変わっていない色柄がほとんどです。
産地は、西ヨークシャーのハダースフィールドとされています。
テイラー・ロッヂなどがある英国服地の聖地ですね。私も行ったことがあります。
仕立て上がり標準参考価格126,360円(税込)です。
ドーメルはフランスの会社ですが、そのほとんどは英国製です。
英国の紳士服地をパリのテーラーに切り売りする、というのが、会社の成り立ちなのです。
なので英国製なのに、欧州大陸的な色っぽさがある、というのが特徴でして、
それは配色と仕上げのツヤによく表れています。
このアマデウスはそのドーメルらしさを一番ポピュラーに味わえる服地でしょう。
☆Amadeus ……100% super100’s wool 310g(10.5oz)
全85柄。チェックありストライプあり無地あり。
今年私が推奨品番としてセレクトしたのは以下の2つ。
スーツ仕上り標準参考価格141,480円(税込)。
この服地の売り上げの一部は東日本大震災復興支援として
南三陸町に桜の木を植える事業の資金として寄付されます。
この秋冬のスーツ生地です。
まずは、尾州最古参、100年の歴史を誇る葛利毛織です。
ふつう多くのテイラーは国産生地でもミユキとかダイドーなど大手をはじめとしていろんなところを扱いますが、
当店みたいに国産はマイナーな葛利毛織一社だけなんて言うところは大変珍しい店でしょう。
それだけ絶大な信頼を寄せているわけですが、
その理由、いろいろ挙げられますが、
最大の理由は、やはりションヘルということになるでしょう。
ゆっくりと空気を含んだ自然な張力で織り上げることで、
同じ糸を使っても最新の高速織機では出ない、ナチュラルな生地の動きが生まれ、
それが着やすいスーツの出来上がりにつながります。
************************************************
☆まずは定番のシリーズ、ほとんどが無地の品番です。
生地の薄い順、つまり季節性の弱いものから強いものへという順に並べています。
サージ、サキソニー、フラノ、と、だんだん冬っぽくなります。

インデックスシールのCAとかYTとかの記号が生地のグレードを現わしていまして、
そこから価格表でプライスを確認してください。
手頃なところで6万円台、中心価格帯8万円台、といったところです。
***********************************
☆スポット物、売り切れ御免のグループで、ほとんどが柄物ですが、
変わったメランジ色無地のサキソニーなどもあります。
並べた順、価格の見方は、定番シリーズと同じです。
***********************************
ランク分けしてあるファクトリーの違いについては、
https://www.savilerowclub.com/annai/annaf.htm
のスーツの項目をご参照ください。