今シーズンのナイジェル・ケーボンは、
三本針ステッチのメディカルシャツを素材やカタチを変えて
いろいろアレンジするという試みを多用しています。
そんな一つがこの新品番です。
生地は綿75%麻25%のシャンブレー素材、
シャツのデザインはおなじみのメディカルシャツです。
三本針ステッチがカーブで描く背中の独特なヨーク部分、

4つのハトメの色がアクセントカラーになっています。
フィルメランジェらしい、うまいTシャツが登場です。
品名は、サミュエルSamuel
リネンじゃなくてヘンプ、日本語だと大麻、タイマじゃなくてオオアサと呼びます。
いにしえの時代より日本では使われていた素材で、
例えば蚊帳(かや)なんかは今でも最高級品はヘンプで作られます。
で、そのヘンプの繊維を細く細く梳きまして、吊り編み機でゆっくり丁寧に編みたてた天竺生地です。
何ともつややかなとろとろ感です。
カットソー仕立てですが、首回りはリブ仕上げにしているので、ニットのように見えます。
うーん、たとえが適切かどうかわからないですが、着る蚊帳、でしょうか。
あ、なにも蚊に刺されない、というわけじゃないですけど。
ホワイト、ライラックブルー、ディープネイビーの3色。12,960円( 税込) 。
ビンテージ・ミリタリー・パンツの傑作にしてカーゴパンツの原型、と言われる米軍M-51をショート丈にアレンジしたデザイン、
というのがこのショーツの触れ込み文句。
といっても、私、米軍モノにはそれほど詳しくないので、全くの受け売りです。
ただ、普通の短パンやっても面白くないし、
逆に長いパンツでここまで太くてコテコテのディテールのカーゴパンツはなかなか普段扱えないし、
かえって短パンのほうが抵抗なく履けるんじゃないか、と思って、
一番ナイジェルらしい短パンを仕入れてみました。
生地はチノクロスよりもやや薄手のバックサテンという素材、綿100%です。
ほら存在感アリアリでしょ。
カーキとオリーブの2色。28,080円(税込)。
いわゆるポロシャツの生地、カノコといいますが、
ナイジェル・ケーボンが仕掛けるからには、その辺のポロシャツを真似たようなカノコ生地などやりっこないのです。
1970年代のビンテージ生地を顕微鏡レベルで分析し、
40番単糸と50番単糸という太さの違う糸の引き揃え、という恐ろしく面倒なカノコ生地を復活させています。
しっかりしたハードさがあるのに、凹凸感があり、しかも肌触りもいい、
というこの生地の特性にはそんな秘密が隠されています。
カタチも普通のポロシャツでなく、ナイジェルのお得意定番ブリティッシュ・オフィサーズ・シャツのデザインに落とし込みました。
ただしボタンダウンの留めボタンは外出しになりました。
カノコ素材で前立て全開のシャツ仕立てにすると、
一番心配なのは、前立てが波打ったり開いたりしてしまうことなのですが、
これだけしっかりした素材ならその心配も無用です。
胸にはありきたりな動物柄の刺繍ではなく、リアルなリボンの蝶結びをワンポイントにしました。
これ、大戦中のドイツ市民のアイデアを頂戴したもの。
このリボンのアクセサリーは取り外せるので、洗濯の際は外して下さい。
で、このリボンアクセサリーの裏側は、内ポケットになっています。
リボンアクセサリーの基礎部が直接肌に当たって不快にならないように、という配慮からでしょうね。
心憎いです。
色は5色。ホワイト、エクリュ、グレー、ネイビー、チャコールブラック。
16,200円(税込)です。