ヨーツェンから遅れていた数枚が追加になりましたので、
既報の記事を一部修正して再掲載しました。
メンズはこちら、
レディスはこちらです。
アイルランド・ドニゴールの海辺の村キルカーの
スタジオ・ドニゴール(Studo Donegal)から、
今年もひざ掛けが届きました。3柄あります。
このひざ掛け(英語ではスロー throwといいます)、
見ると触るとでは大違いで、
ツイードっぽいから、きっとごわごわチクチクなのかも、という見た目に反して、
とてもふんわりとしています。
②SHANNON Amber
糸はアランセーターに使うような剛毛でなくソフトなメリノ糸だし、
織りも、手織り機でゆっくりと編むので、空気を含んでふっくらと軽く織られている。
つまり、見た目とは大違いのハイクオリティでラグジュアリーなスローなのです。
ニンジン色などカラフルな色は糸の段階から自社で染めていまして、
それをバッタンバッタンと手織りするわけです。
写真から音が聞こえてきそうです。
ひざに掛けて良し、肩に掛けて良し、の110 x 155cm。25,920円(税込)。
大道芸の声が聞こえてくると急に売れ始める、
という、毎年お馴染みの、英ブラックシープ社のニットキャップです。
☆リブキャップ
いつもの定番です。
色数を増やしました。4,104円(税込)。
0時から時計回りに(アップ画像は上から)
①Twist (ライトグレーのミックス)
②DarkGrey(こげ茶のミックス)
③Green (グリーン)
④Derby Tweed(ライトグレーに茶とグリーンのミックス)
⑤Denim Mix (インディゴのミックス)
⑥Navy (ネイビー)
⑦Charcoal (チャコールグレー)
の7色あります。
☆ツイード糸のニットキャップ
太めの糸でざっくり感があります。4,320円(税込)。
2時から時計回りに(アップは上から)
①Saddleworth Mist (グレーベージュ)
②Grey Twist ( ブラック主体のモノトーン)
③Blackstone Nep (ブラックツイードにカラフルカラーのネップ入り)
☆ブクレキャップ
最初からまだら模様になっている一本の毛糸をぐるぐると編んでいくとこうなります。
セピア色のトーン・グラデーションを楽しんでください。
4,320円(税込)。
登録商標「グレンフェルクロス」使った、オールシーズン対応のコートです。
さて、グレンフェルクロスとは…
所はイングランド。
ヘイソンウェイトさんという綿織物工場のおやじさんが、
医師グレンフェル卿のエスキモー探検話の講演を聞いて大感動。
卿の「軽くて柔らかくて防水防風のコットン生地がないのだろうか」という要望に、一念発起、
苦心の上、細番手の綿糸を高密度に織り上げた特殊生地を開発し、
これをグレンフェル卿に「どうぞお使いください」と提供したところ、
卿は大満足の大喜び。
「この素晴らしい生地に私の名前を付けることを認めましょう」との
ありがたいお言葉をいただいたのでした。
これが防水、防風、透湿、強靭、高級感、の登録商標「グレンフェルクロス」でして、
1923年の話です。
この「グレンフェルクロス」は、その後エベレスト探検のテントや
F1レースのレーシングスーツなどにも使われ、
次第にこの会社の代名詞となったので、
作る製品名までグレンフェルというブランドになっていったのです。
品名「ファリントン」Farrington。
細身の作りで、裏地はボディにも袖にも全く付けていません。
生地の滑りがいいのでなまじ裏地を付けるよりも着心地がいいのです。
(ちなみに、裏地を付けない方が縫製は面倒なのです)
セットインスリーブの袖付けで、短めの着丈、
ウェストは少しだけシェイプが効いています。
ベージュとネイビーの2色。
サイズ表記は40と42で、つくりが小さめなので、MとL、に相当します。
135,000円(税込)。
グレンフェルのクラシックなステンカラーコートです。
今でいうところの国境なき医師団のような活動を極北のカナダで行ったグレンフェル卿。
そのグレンフェル卿の崇高な精神に心打たれて付けられたのがこのブランド名です。
その歴史は1918年に英国で始まりました。あと4年で100年です。
そのグレンフェルから、これぞステンカラー、と言えるコートが届きました。
まさにステンカラーの王道、いかにも定番辞典に登場するようなコート、
古着屋に「新品同様」の札が付いて並んでいてもおかしくない、というコートであります。
品名「ユーストン」Euston。ロンドンの駅名ですね。
ゆとりのある着心地、長めの着丈、はもちろんですが、
何よりうれしいのが、この肩付け。
前側はセットインスリーブ、背側がラグランスリーブという、
見栄えと着心地を両立させたこのショルダー、
そしてこのショルダーの場合、縫製上袖の筒は3枚ハギという面倒な手法が採られます。
トレンチコートにはよく見られるこのショルダーですが、ステンカラーコートでは稀です。
素材も典型的なコットンギャバジン。世間で言うところのいわゆるバーバリークロスです。
淡いオリーブ色の単色のようですが、ルーペで見るとベースに山吹色を潜り込ませて織られているのがわかります。
ですので、少し玉虫効果が出て、これが何ともクラシックでいいです。
サイズ表記は、38.40.42.の3サイズです。
大きめの作りなので、これで、M.L.XL.に相当します。
価格145,800円(税込)。
かつては、Bーバリー、Aqアスキュータム、とともに三大コートブランド、と
並び称されたグレンフェル。
他の二つとはビジネスの規模では大きく引き離されましたが、
いまだその真骨頂を見せてくれる、うれしい逸品です。
スコットランドのカシミアニットブランドは、いろいろとありますが、
恐らく今一番勢いのあるのが、ジョンストンズでしょう。
発祥地のハイランド・エルギンと買収進出したボーダーズ地方のホーウィック、
2か所の生産地をうまく使い分けているみたいです。
※レディスニット 66,960円(税込)
リブ編みのプルオーバーです。
ヘンリーネックのように胸元にスリットが入ります。
VネックほどV字には開かないので、I(アイ)ネックとでも呼んだらいいのでしょうか。
適度な首回りの解放感、ラグランスリーブのタイトな袖付け、
ナチュラルにフィットするシルエット、
カシミアニットならではの完成度の高いスタイリングです。
※ニットのロングマフラー 20,520円(税込)
エッジ側にシェットランドレースの編み模様が入っています。
ナチュラル(ライトベージュ)とライトグレーの2色
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すべて、英国スコットランド製、カシミア100%です。