入荷速報。アイルランドで紡がれた、ネップ入りのドネガルツイードの糸で、しかも着心地のいいセーター。できれば当店の定番にしていきたい品番です。ブランドはフィッシャーマン・アウト・オブ・アイルランド。男女とも。

アイルランド西岸ドネガル県の小さな海辺の町キルカー。
ここにドネガル・ヤーンという、セーター用の毛糸を作るファクトリーがあります
(旧社名キルカーラ)。
ここのツイード毛糸、好きです。

ベースの色、挿し込むネップの色、一見は堅そで重そなのに
実際はライトでソフトな風合い、
アイリッシュウールの代表選手といえます。
(原毛は豪州かNZですが、ファクトリーの存在地や染色、スピニング後の風合いから判断して、
これを一般にアイリッシュウールと呼んで間違いないということです)
シェットランドでもラムでもメリノでもない、
アイリッシュ(=ドネガル)というひとつのジャンルとして区別していきたい糸です。

このキルカーの町を海辺から内陸に10分ぐらい車を飛ばすと
牧草地の間からまたまた小さなファクトリーが現れます。
ドネガルベイというマシンニットの会社で、ブランド名はFisherman out of Ireland。
セーターはここで作られてから静岡に届きます。

つまりこのセーター、アイルランドの小さな海辺の町の中で原毛から製品までが完結するという
極めて珍しいセーターと言えます。

昨年度に引き続いて、メンズでは丸首を、レディスではタートルを、発注しました。

☆メンズ・丸首プルオーバー 23,760円(税込)
15fw_fi_m_3m

いい意味でヘラッとしているシングルリブの首元、
袖の下部から両脇下に入れた太いリブ編み、と、
何でもない無地のセーターのようですが、工夫が凝らされています。
どの色も多色のネップ入りで、アイリッシュなカラーリングです。

15fw_fi_m_3m_newneutral←New Natural

15fw_fi_m_3m_clay←Clay(陶土)

15fw_fi_m_3m_raven←Raven(カラス)

15fw_fi_m_3m_wintergreen←Winter Green

15fw_fi_m_3m_bluesmoke_2←Blue Smoke

☆レディス・タートルプルオーバー 22,680円(税込)

15fw_fi_w1

太幅の衿リブ、短めの着丈は昨年来定評のモデルです。

15fw_fi_w_ltgry1 15fw_fi_w_ltgry2
New Natural、

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Wild Flower、

15fw_fi_w_bluesmoke1 15fw_fi_w_bluesmoke2
Blue Smoke、

15fw_fi_w_wintergreen1 15fw_fi_w_wintergreen2
Winter Green。

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Fishermanからは、上記のほかに、もう一品番、入っています。
メリノウールを8本撚りぐらいに太い糸にして編んだ無地のタートルネックです。

15fw_fi_m_126x

ラムかメリノでややざっくり目でいて、しかも首回りの肌触りがいい無地のタートル、
というのを前々から探していたのですが、
なかなかコレというのが見つからずにいた中、
Fishermanの提案に理想に近いものがあったので、発注しました。
ですので、製品はアイルランド製ではありますが、
糸はアイリッシュではなくイタリアの糸です。

首回り、肩まわりの減らし目もうまく仕上がっていて、
ジャケットのインではなく一枚で着るタートルとしての存在感がしっかりとあります。

15fw_fi_126x_m_fadeddenim←FededDenim

15fw_fi_m_126x_indigo←Indigo

15fw_fi_m_126x_grey←Grey

15fw_fi_m_126x_charcoal←Charcoal

25,380円(税込)です。


入荷速報。フィルメランジェ、毎冬提案してくるウールフリースのシリーズ。今年もベストとジャケット(メンズ)、そして新登場はスカート。

フィルメランジェが毎シーズンPタゴニアのフリースをオマージュして提案してくる品番で、
内輪では内緒でマタギ物と呼んでいますが、

今年もフィルメランジェらしい、うまい仕上がりになりました。
ポリューム感がありながらも極めて軽量、そしてぽかぽかです。

15fw_fm_derrickml2

表側はオーガニックコットンの平編み、
裏側のボアは全くチクつかない上質のメリノウール、
これをダブルフェイス化、つまり一枚の布にしたうえで、
一枚仕立てでうまくはぎ合わせています。

ジッパーはフィルメランジェオリジナルのまだら模様のジップを使っています。

☆ベスト(Daphne)28,080円(税込)

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色は、メランジェ(ダークグレー)とカーキの2色展開で、
メランジェにはディーゼルブルーの、カーキにはオレンジの、
グログランテープがアクセントとして入ります。

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☆ジャケット(Derrick)37,800円(税込)

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☆スカート(Doris)
27,000円(税込)

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15fw_fm_doris3


入荷速報。ナイジェル・ケーボン、半分ずっこモノ、その5は、ホスピタルジャケットのアイデアをベストに転用した、ホスピタルベスト。今度は前と後ろで、織り地と編み地が半々です。

前項のホスピタルジャケットのアイデアをベストに転用しました。
ただ今度は左右じゃなくて前後の半分ずっこです。

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前身頃に、ラッセル編み生地、
後ろ身頃にローデン織り生地、
を配しています。
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同じく陸軍=アーミーと海軍=ネイビーの2色。価格36,720円(税込)。

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以上、これで、ナイジェル・ケーボン、半分ずっこのシリーズは、とりあえずおしまいです。

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ところで、半分ずっこ、って、皆さん言わないですか。
調べてみると、半分こっこ、って言うところもあるらしいですね。
「ハーフ&ハーフ」とか「フィフティ・フィフティ」とか、ほかの表現も考えてみたのですが、
半分ずっこ、が一番伝わりやすい言い方かな、と思いまして、
今回はそうしてみました。


入荷速報。ナイジェル・ケーボン、半分ずっこモノ、その4。野戦病院の傷病兵がはおるホスピタルジャケット、織り地と編み地が半々に。

いきなりですが、織り生地(weave)と編み生地(knit)の違い、ってお分かりでしょうか。

織りの物は経(たて)糸と緯(よこ)糸の2本の糸を使い面にします。
対して編みの物は一本の糸を往復させて絡ませて面にしていくものです。

ですので同じ糸を使っても織り生地と編み生地とでは手法が違うので
同じような風合いに仕上げることはかなり困難なことで、

例えばコンビネーション物をデザインするにしても、
織物同士、または編物同士で組織を変えたりしてコンビを考えるのが普通のやり方です。

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ところが、です。そこが普通じゃないのがナイジェル・ケーボンでして、
このジャケット、同じ糸を使いながら、

片やローデンクロスという織り生地、
こなたラッセルニットという編み生地、の

半分ずっこ、になっているというシロモノであります。

15fw_nigel_hospitaljacketk5 15fw_nigel_hospitaljacket5

ただし同じ色の同じ糸なので、パッと見は普通の単色ジャケットに見える、というのがミソ。
着込んでいくうちにそれぞれが違う経年変化をおこすので、
だんだんと二つの生地が区別のつくように見えてくるはずです。

さて、よく見て下さい。
前身頃も後ろ身頃もそして両方の袖も、
ついでに腰のポケットも、
見事に左右の生地が異なっているのですが、不思議に違和感がありません。

15fw_nigel_hospitaljacketk3 15fw_nigel_hospitaljacketk4

デザインはホスピタルジャケットと呼ばれているもので、
野戦病院などの傷病兵が外出の際に寝間着の上に羽織るようにと考案されたモノ。

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オリジナルはかなり強いブルーだったそうで、
防寒だけでなく、脱走防止の意味もあったようです。

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入院兵が入れ代わり立ち代わり交互に着たり脱いだりするので、
ややゆったり目の作りでデザインも極めてシンプルなものになっています。
裏地もなく、また生地自体も多少の伸縮性があるので、
ニットジャケットのようなふんわりとした着心地です。

メンテナンスのしやすさを考えたのでしょうか、
前ボタンは取り外せる仕様になっています。

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陸軍=アーミーと海軍=ネイビーの2色。価格69,120円(税込)。


入荷速報。ナイジェル・ケーボン、半分ずっこモノその3は、ガンジーセーター。まえうしろ両面着られます。

私、「アイルランド/アランセーターの伝説」の著者ですので、
ちょっと偉そうに言ってしまいますと、
アランセーターの発祥は、1910年ごろにそのころすでにポピュラーだった
ガンジーセーターをベースにして、
アラン諸島の女性の独自の感性とスキルによって
より装飾性が加味されて進化したたものです。
ですので初期のアランセーターの中には、
ガンジーセーターのように上半身にしかなわ編み模様の柄が入っていない、
ガンジーからアランへの過渡期を示唆するようなセーターも散見されています。

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多分ナイジェルもそういう古いセーターを何枚か資料として見ているんでしょう。
そして、二つの柄の違うガンジーセーターを前と後ろでつないでしまったんです。

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だから、前&後ろで、どっちでも着られる両A面なんですが、
背中のポケットに手を入れる奴はいないと思うので、
一応ポケットのある方を表と考えましょう。

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本来ガンジーセーターは紺なのですが、
その後アランセーターに昇華してから白が加わりました。
なので白と紺の2色です。価格31,320円(税込)。


入荷速報。ナイジェル・ケーボン、半分ずっこモノその2。二大定番シャツをミックスするとはなんという芸当でしょう。

半分ずっこのその2は、シャツです。

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ナイジェル・ケーボンの二大定番シャツ、
オックスフォードのブリティッシュ・オフィサーズシャツ、と、
シャンブレイのエベレストメディカルシャツ、
この二つを大胆にも左右で分割して、半分ずっこしてしまうという、
なんという芸当でしょう。

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これもまた作るにはかなり面倒な苦労があったろうと想像できます、
遊びも真剣にやるのです。

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色は、インディゴとエクリュの2色。価格25,920円(税込)。