春物として紹介し直します。アラン・ペインAlan Paine、メリノウールの定番セーター、基本の3スタイル、メンズのみ。

去年もおととしも、ダラダラ汗の夏から一気にブルブル震えの冬に季節が変わり、秋がすっ飛んでしまいました。
おかげで売り時を逸してしまったのが、こういうもの。
これ、本来は活躍時期がとっても長く重宝に使えて、春にもとても出番が多いので、
ここで改めて紹介してみようと考えて次第です。
ただ、在庫もバラけてますし、価格も一度下げたものですので、
現在の販売価格と在庫状況はwebShopにてご確認ください。

アラン・ペインAlan Paineのブランド紹介は別項にしましたので、
こちらをご覧ください。
言うなれば、まあS社のジェネリックです。薬品だとよく似た名前を付けますよね、JoanSdemley、とでも付けときましょうか。

☆Vネックプルオーバー 26,400円。42″(M-L)と44″(L-LL)

左から、ライトグレーミックス (少し青みがかっていて、ミックス感のある杢)
ダービーグレー (青みのあるミディアムグレー)
ネイビー (濃い紺色です)

☆Vネックベスト 24,200円 42″と44″。

チャコールグレーとブラック
スーツ・ジャケットのインに着ることを考えてます。
略礼服のことも考えてこの色にしました。

☆ロールネック。27,500円。42″と44″。

マッシュルームとライトグレーミックス。
ブラック、ネイビー、チャコールあたりはもうみんな持ってるのかな、という前提で選びました。

糸は伊ゼニア・ヴァルファのニュージーランドメリノウール、先発と同じところの糸です。
12ゲージと言ってますが、S社の24ゲージと同じように見えますので、多分24Gの2plyで12Gとしているのではないかと推測します。

サイズチャートです。メーカー発表のスペック値ではなくて実測の値です。多少の伸縮(全体で±2cm)はご容赦ください。

表記(inch) 胸囲(cm)  着丈(首横リブ接点~裾口)  肩幅(O点~袖付T点) 袖丈 裄丈(肩幅+袖丈)
40″         102              66                                         19                            57        76             
42″            107              68                                         20                            59        79
44″              112               70                                         21                            60        81

感覚としては、42″でちょい大きめのM, 44″でちょい大きめのL、といった感じです。



最後に、すでに2025年秋冬のカラーチャートが発表されているので、
この3つの商品についても予約を承ります。2/24(月)まで。
これについては別項でご案内します。


月例エッセイ「倶樂部余話」を更新しました。第436話「色は色々」。

最新の倶樂部余話はこちらからお読みください。
https://www.savilerowclub.com/yowa/archives/1148

営業カレンダーも更新していますのでご確認を。
https://www.savilerowclub.com/clipboard/calendermap

同時にメルマガ435号を登録の皆さんに配信しました。
届いてません、という方、お手数ですがご連絡ください。

私も読みたい、という方は、問い合わせフォームから所定事項ご記入の上、お申し込みください。
https://www.savilerowclub.com/clipboard/toiawaseform

2月もよろしくお願いいたします。


緊急連絡。次シーズンの予約、締切を延長します。


お悩み中の方が多いようなので、以下のように延長します。

ジェイミーソンズJamiesons 2/11(火/祝)まで延長
ハーレィHarley of Scotland 同じく2/11(火/祝)まで延長
ヨーツェンJoutsen 2/3(月)まで3日間だけ延長

以上です。

次月の予約会ですが、
取り急ぎコーディングスCordingsのモールスキン色展開が決まりました。
継続色は、オリーブ、ネイビー、利休鼠、
新色は、かつてやりましたブラウンに決定しました。
廃色はコーン。
以下の色は輸入商社としては継続しますが、当店での展開は見送ります。ただし注文分だけはボツ覚悟で良ければ受注可能です。キャメル、ブラック。

取り急ぎ。


タンナー・ベイツTanner Bates (England)の10年ベルト。webShop掲載にあたり書き直しました。

10年ベルトと呼ぶにふさわしいベルトです。

英国のTannerBatesという職人3人だけの小さなところです。
イングランド南西部、コーンウォール半島の付け根あたり、デヴォン県ダーティントンという片田舎の町にあります。

ここの5mm一枚革のベルト(幅32mm)です。一枚革なのでステッチも接着剤もありません。
革は、英国唯一の樫の木でのタンニンなめしの英国牛革。
樫の樹皮(oak bark)でのタンニン鞣しは、アカシアなどに比べても大変浸透しにくいので12ヶ月以上もかかりますが、その分どんな樹液より引き締まった革に仕上がります。
小物などには加工しにくい革ですが、それがベルトには最適な素材となります。
過日姫路のタンニン鞣しの現場を見学してきましたが、改めてこの革の凄さが理解できました。

ようやく見つけた「10年ベルト」、29,700円(税込)です。それなりの価格ですが、10年使うので、2,970円、ひと月248円、です。
7つも穴があるので、中心穴でのサイズも合わせて申し上げますと、
XS=28″(71cm)~中心穴31″(79cm)~34″(86cm)
S=30″(76cm)~33″(84cm)~36″(91cm)
M=33″(84cm)~36″(91cm)~39″(99cm)

穴がたくさん余っちゃう人のために補助用のベルトループが予備にひとつ付いています。
紛失しないように保管しておいてください。
それから、製品にはブルームと呼ばれる蝋が白く吹いています。磨かずにそのままの状態でお渡ししていますので、お好みでブラシで刷り込んでください。

在庫を持つのはブラックだけです。バックル(ステンレス)もシルバー色のみ。
ナチュラルとブラウンは、半年ごとの受注発注ですので、メールにてお申し込みお問い合わせをお願いします。

何しろすごい革なので、話し始めるとキリがありません。
細かい能書きを知りたい方は、先方のサイトをご覧いただくといいでしょう。
なめしのYoutubeもあります。見ているだけで匂いそうです。

このブランド名 Tanner Bates って、どういう言葉かわかりますか。
まんま、タンニンなめし、という意味なんです。
すごい気概だと思いませんか。


ブランドの紹介はこちらもご覧ください。



在庫状況はwebShopでご確認ください。


 


改定。ゴッホ・イエロー追加決定。次冬の予約会、1月は3ブランド。その2は、ジェイミーソンズJamiesons。北海に浮かぶシェトランド島から届くフェアアイルセーター。2025年の提案はモネとターナーの継続と、同柄新色新型の最新作、の2本立てです。

モネ・ホワイトやターナー・イスリット、というなら、なんでゴッホ・イエローがないのよ。
という有力者のご意見があり、そりゃ尤もだ、と、考えを改めました。
ということで、ゴッホ・イエロー、この色が追加になります。カタチは丸首プルオーバーです。


枚挙に暇なし、ですね。



よもやま話、たくさんあるんですが、それは後回しにして、まず予約会の内容をお話します。

英国シェトランド島のジェイミーソンズJameisons、当店からの2025年の提案は二本立てです。

その一は、モネとターナーのリピートです。このブランドで同じものの繰り返しは異例なのですが、
予想以上のヒットに、一年待っても欲しい、という声が続出し、
需要に対し供給が行き渡っていないことに当社の使命を感じ、あと一年に限りリピートします。
☆まずこれ、モネ・ホワイト。



モネの睡蓮。

モネ「印象・日の出」。印象派という言葉の由来にもなった作品です。
なので、私は、この配色に「モネ・ホワイト」と名付けました。

☆次はターナー・イースリット。粗挽きのオートミール、という感じです。


この2色です。
さらに詳しい解説は2024年入荷時の記事をご覧ください。(ルノワール・ヘロンは今回は募集しません)

来年の販売価格は未定ですが、予約の方に限り、今年の価格36,000円(税別)での提供をお約束します。
と言いつつ、二匹目のドジョウは追いすぎると墓穴を掘るということが経験上わかっていますので、
基本的には予約に重点を置き、店売りの数は最低限に抑えます。ぜひお申し込みください。
女性からのご要望も多い(特にモネは)ので、サイズは34″から46″までの7サイズで受け付けます。
34″(レディスS),36″(レディスM).38″(メンズS), 40″(M),42″(L),44″(LL),46″(3L)が目安です。

あ、ここでひとつ、言わせてください。この色柄に印象派のモネやターナーの絵画を結びつけての説明は、これは私・野沢の全くの勝手なひらめきでありまして、Jamiesonsから示唆を受けたわけではありません。
同業他社の方々に印象派とかモネとかの表現がパクられてもこれは2年目なのでまあ仕方ないと諦めますが、Jamiesonsがそう言っている、というような事実ではないことは盛らないでください。お願いします。

さあ、もう一つ、新提案はジップジャケットです。
実はサンプル画像が間に合ってません。デザインのイメージはこれです。

アラン模様の画像を拝借しました。フードを付けるとパーカーになりますが、
フードは付けずに衿だけです。ジッパーの上下で衿の大きさや形に変化が楽しめるようにしています。ボタン式のカーディガンですと前立リブがホリゾンタルな柄の良さを邪魔してしまうのですが、
ジップにすればリブがないのでスッキリします。アウターらしさを出すのにサイドポケットを付けるつもりです。
で、注目の新色がこの2色。

実はパターンはモネやターナーと同じ柄で、その色違いの2025年新色です。
もちろん未だにマーケットには出てないNewest colourです。
ベースカラーは左がスレート(屋根瓦のグレー)と右がポートワイン。
セーターになったときの感じはこういう感じです。

カタチはこれではなくジップジャケットですのでご注意。奇しくもカーディガンの前立リブが柄を阻害するという実例がご覧いただけます。
価格です。出し値そのものは普通のプルオーバーの約4割増なので普通なら優に5万円代になりますが、
ここは直輸入で事前予約、とのメリットを活かし、予約のご注文に限り、49,940円にて承ります。
サイズは36″から46″まで。ただし36″と46″の端サイズは生産中止の可能性があります。

ご予約締切は1/31(金)です。
いつも言うように、当店が実施する予約会は、
予約金手付金等不要で、入荷直後までのキャンセルは可能です。
ご来店での受付を原則としますが、リピータの方に限り、メールでの受付が可能です。
お問い合わせはこちらのフォームより。

なお、ジェイミーソンズJamiesonsについてのブランド紹介はこちらをご一読ください。

さて、よもやま話。12月初めに来日した社長のピーター・ジェイミーソン、まずは嘆きから始まりました。乗り継ぎ時間が短すぎて、人間しか間に合わず、できたばかりの最新のサンプルを乗せた荷物が2日遅れてようやく今朝届いたばかり。「昨日の客とは商談もできず、Jack(私のこと)が新作を初めて見せる客になったよ」(私は嬉しかったけどね)
昨年この精緻な新柄と斬新なカラーリングを考えた企画担当者は、この島で生まれ育った30代の若い女性スタッフ。英国の専門学校を出て就活中にコロナになったため生まれ故郷のこの島に戻ってきたそう。デザイナーでもありプログラミングもできて、とても貢献している様子。会ってみたいな。
あとは、かみさんが大腿骨をまた負傷して、今度は本土で大手術なんだよ、なんて、ほんとによもやま話に花が咲く。
ところでピーター、このセーターの柄、一体何色ぐらい使ってるの、ものすごく複雑だけど。
彼は即答でした。これはクイズにしましょう。
A. 13色。B.25色。C.37色。
答えは秋の入荷紹介のときに発表します。もちろん、ご来店の方にはすぐに教えます。

ゴッホ・イエローを追加しましたので、再度掲載としました。