届きました。

衿付きカーディガンlumberjacketsが4色。
丸首前開きベストwaistcoatsは2色です。
プルオーバーが遅れてまして、10月末ぐらいになりそうです。
今回からラベルが少し変わりました。ブランドロゴがちょっと小さくなりました。
取り急ぎ新着も在庫表に加えましたので、詳細はこちらでご確認ください。
糸偏雑筆【3】番手とかゲージとか撚りとかプライとか、タテとヨコのことも。
糸の太さ(細さ)なんかの話です。子供でもわかるくらいの話にしたいのでできる限り数字や計算を出さないようにします。
「番手」という単位を聞いたことがあると思います。焼き豚に巻くたこ糸は20番手、高級なドレスシャツの糸は100番手とか120番手とか言いますね。つまり、糸が細くなるほどに数字が大きくなるのです。
その理屈を話すと、ここからが数字の話になるのでできるだけ平易に話しますね、例えば10グラムの糸があるとします、この糸を延ばすと20メートルになったとします、それを20番手と呼ぶとしましょう。今度は同じ重さすなわち10グラムの別の糸を延ばしてみたら延びて延びて100メートルになりました。これが100番手です。
距離が5倍になったということは、この糸は5分の1の細さの糸ということです。だから100番手の糸を5本束ねると20番手一本と同じ太さになります。専門的にはこう書きます、100/5=20/1。
わかったかなぁ。つまり番手の数字は一定の重量に対する距離を表すので、糸が細くなるほどに番手の数字が大きくなるというわけです。
で、より分かりにくくさせるのが、毛(ウール)と綿と麻で、その計算基準が違うんです。毛の100番手と綿の100番手は全くの別物です。
それぞれ重さが違いますね、毛は軽くて綿は重たい、麻はもっと重たい、ので、同じ計算式では無理なのです。
これ以上話すと読むのが嫌になりますから、ここでは、素材によって番手の基準が全く異なる(しかもそれぞれに相互関係もない)ということぐらいを覚えておけばいいです。
セーターの毛糸ではゲージ(Gauge、略してG)という単位もよく使われます。これはもともと編機の針の密度を表す単位で、1インチ(約2.54cm)の間に何本の編み針があるかを示します。
太い糸なら網目は少なくて済み、細い糸になるほど編み目の数は増えます。
一般に5G以下をローゲージ、6–11Gをミドルゲージ、12G以上をハイゲージ、と呼びます。30Gのハイゲージニットが着心地抜群なのもわかりますね。
このゲージという単位も、マシンニットではなくて、今度はハンドニットの方になるとこれまた計算の基準が変わるのですが、詳しく知りたい人は調べてください。
さて、100番手双糸(100/2)はよく百双(ひゃくそう)と言われるほどシャツ生地の代表選手です。
単糸では細すぎてすぐに切れてしまうので2本を撚(よ)り合わせて(=ねじり合わせて)双糸にしています。この糸の太さは50番手単糸(50/1)と同じですが、よりしなやかで繊細な糸ができます。
1本取りを単糸、2本撚りを双糸、また三子糸と言って3本撚りの糸もあります。
最初に焼き豚のたこ糸(20番手)の話をしましたが、例えば大凧の凧糸は20/18、つまり20番手の18本撚り(6本の糸をさらに3本撚る)なんだそうです。
また、強撚糸といって、強制的に撚りを強くねじり合わせた夏の冷涼素材もあったり、撚り方もS撚りとZ撚りがあったり、と、撚りにもいろいろありますがここから先は省略します。
この撚る、ねじる、というのを英語ではply(プライ)といいます。2ply(ツープライ)とか4ply(フォープライ)とか、聞いたことがあるでしょう。当社では、Voe True Shetland という無染色ウールのセーターを長年続けていますが、1ply, 2ply, 4ply, と3種類とも扱っていて、同じカタチなのに趣きはまるで異なっていて、もともとは同じ糸からできているとは思えないくらいです。
アランセーターは当社では3plyに限定していまして、これも2plyではどうしてもアランセーターのガッチリした独特な風合いが出ないのです。
布地というのは、タテ糸とヨコ糸で織られます。(ただしニット生地はヨコ糸だけ。話がややこしくなるのでここでは省略)
例えば、タテに麻を組んで、ヨコに綿を通すと、綿と麻の混紡生地ができます。だから麻50%綿50%という表記かと思いきや、これが麻60%綿40%といった組成表記になります。
なぜかというと、重量バランスなんです。麻のほうが重たいのでこうなるんですね。誰も教えてくれないので、これが私はずっと不思議でなりませんでした。
また、スーツの世界ではよく言われることがあります。英国のスーツ服地はタテ糸もヨコ糸も双糸で織られるけれど、イタリアの服地はタテ糸は双糸でもヨコ糸は単糸で織られていることが多い、だからイタリアの生地のほうが軽くて柔らかいのだけど、英国の生地のほうが丈夫で長持ちでシワにもなりにくい、という話です。
真偽の程は確かではないのですが、この話、イタリアの服は初めから花が咲いているが、イギリスの服は売られるときはまだツボミの状態なんだ、というたとえ話に似てるような気がします。
さて、ここではあえてタテ糸・ヨコ糸とカタカナで書きましたが、糸偏業界では、縦と横と言わずに、経糸と緯糸と書きます。なんでだろうと思ってましたがこれも誰も教えてくれないので、ここからは私の想像です。多分そうだったんだろう、ということです。
布地を服にするとき、縦横はほとんどそのまま使いますが、時々横向きに90度変えて成型したり(吊り編みのスウェットなど。リバースウィーブと呼ばれたりします)、スカートなんかは45度に斜め(バイヤス)に取ったりもします。つまり生地のタテとヨコは必ずしも出来上がる服のタテヨコとは一致しない、ですから縦糸横糸というと間違いが起きることもありえます。
なので、普遍的な方向を示す表現として、経糸と緯糸、としたのではないか。経緯というといきさつとも読めて、事の成り立ちを表したり、中島みゆきは糸という詩にしたり、たしかに縦横よりも雰囲気あります。
経と緯、どっちがどっちだったっけ、と分からなくなったとき、そういうときは地球儀を思い浮かべます。東経135度・日本標準時の明石の子午線、北緯45度・ミュンヘン札幌ミルウォーキーはビールの名産地という古いcm、これでタテヨコ間違えることはありません。
ちなみに英語では、経糸はwarp(ワープ。たるみ、緩み)、緯糸はwelt(ウェルト。引き締め。革靴のウェルト(細革)と同義)といいます。たわんでる糸の束の中を通して締め上げて織っていく、という感じがよく分かる、いい表現だな、と思います。
さて、糸の話あれこれ、なるべく平易に語ったつもりですが、いががでしたでしょうか。
以下加筆です(2026.2.20.記)
訂正です。経糸はwarpは正しいのですが、緯糸は、weltてはなくてweft(ウェフト)です。お客様からご指摘を受けました。誤った内容を偉そうにひけらかしてしまいましてお恥ずかしい限りです。「warp & weft」で、文字通り「タテとヨコ」また日本語と同じく比喩的に「経緯(いきさつ)」の意としても慣用句として使われるようです。warpは経糸の意味の他にもたわみとか緩みとか宇宙戦艦ヤマトの高速航法とか、他にもいろいろな意味で使われる言葉ですが、対してweftは緯糸以外に他に意味を持たないようで、もっぱらwarpと対のようにして使われることが多いようです。Fさん、ご指摘ありがとうございました。
在庫更新しました。>入荷速報。アランセーター4枚届きました。オモーリャとクレオから。
在庫表に載せました。同時に記述や価格もあちこちいじりました。
改めてこちらをご覧ください。
>オモーリャから3枚、クレオから1枚、入荷しました。
えっ、オモーリャから? 閉店したんじゃなかったの?
そうなんです。店は閉めたけど、ハンドニットの仕事だけは続けていていくみたいなんです。
何枚かリストアップしてくれましたが、その中で、これは、という3枚を選びました。
おなじみペギーによるもの、白とライトグレーが2枚。
それとミックスグリーンが一枚。さらにクレオからも白が一枚。
届いたばかりでして、まだこれから計測したりするので、
在庫表に載せるには2-3日かかりますが、
取り急ぎ速報まで。
なお、AranLegendも、そろそろ仕上がるよ、との連絡が入ってますので、
9/15の週には届くはずです。
シャツを作ろう!! イベントのお知らせ&新着生地の紹介。
まず、イベントのお知らせ。
☆シャツを作ろう!!~いい生地だけ3,300円OFF。9/5(金)~9/24(水)。
恒例イベントの秋バージョン。原則18,000円(税別)以上のアッパークラスのシャツが対象です。
シャツのイベントの中で一番人気のある催事です。9/1より事前受付いたします。
☆オプションフェア。日程が決まりました。10/10(金)~10/29(水)。
3つまで無料。いつも通りです。
さて、新着生地です。
まず「いい生地」対象のものから。
左列…トーマス・メイソンの新柄。TMらしいストライプです。
中列…スペインのSIDOGRAS というところ。上段がドレスタイプ、下段カジュアル系。
右列…カリビアンコットンsilver100/2G。ツイル織のロンスト。やや肉厚で光沢もあります。
リバティプリント7柄追加です。これも3,300円offの対象です。
次は一押しモノ。
左は待望の無地の起毛生地。薄手のネルシャツ的仕上がりです。白、グレー、紺、茶。しかもナチュラルストレッチ。一枚持ってると重宝に使えるはずです。
右はキャンディストライプ。飴の包み紙みたいだから、そう呼ばれます。このキャンスト、昔のアメリカのワークシャツを目指しました、と、ドゥワンの企画者が自信満々に言ってます。実際、このヘビーな感じ、ざっくりとしていてとってもいいです。
これらは3300円引きにはならないので、オプションフェアを待ってボタンをワークシャツっぽくするなどしたらいいかな、と思います。10月まで生地が残っていることを祈ります。
ストライプ柄やダンガリーの新作。
白のドビー織8柄。よーく見るとスカルやアーガイルやペイズリーが見えてきますね。
バラケの生地サンプル入荷しました。スーツ、ジャケット、他。
お待たせしました、届きました。
色柄が揃わなくなってバラけてしまった生地、当店ではバラケと呼んでいます。
処分価格での提供です。
まずスーツから。
伊ゼニアErmenegildo Zegna ELECTA 100%wool 295g
スーツ140,800円~

伊ロロピアーナLoro Piana 100%wool S130’s 他
スーツ125,400円~

伊カノニコ他
スーツ117,700円~
ジャケットにいきます。
伊ロロピアーナのバラケもの

今回の目玉、ハリスツイードの柄物11柄を処分。
昨年当店が一押しした品番(赤丸印)もあったので、
これだけは1着分確保してます。早いもの勝ちです。
伊カノニコのジャケット生地。チェック柄が多いです。

左はトラウザーズ向きのウール&ストレッチ。
右はウールのネルシャツ生地。シャツジャケットで仕立てると良いです。

これが価格表です。生地カードににある☆の数がグレードになります。
価格表の下に重ねたカードは、私が紹介にあたらず、と判断して、外したもの、
通称ブタです。
上記の生地数は、例年より少ないんじゃない、と感じた方、正解です、
お薦めできないものは予めこうして外してるんです。
バラケ到着一ヶ月はノープラン割引の継続をお約束していましたので、
9月いっぱいのスーツ、ジャケットのご注文は、仕立て代の15%をoffいたします。
抽選販売の結果を発表します。
昨日が締切でした。
博物館レプリカMuseum Aranの嫁入り先が決まりました。
左が前身頃、右が後身頃、です。そう、入荷済みなのです。
詳しくはこちらの記事を振り返ってください。
三人のオファーがありました。
神奈川県の女性Mさん、静岡県の女性Cさん、新潟県のYさん。
そのうちのCさんはご家族がすでにこのセーターの42″サイズをお持ちなので、広くお譲りしたいという私の考えからエントリーをご辞退いただきました。
またYさんは、サイズが心配で体格を詳しくお伺いしたところ、このサイズでは小さすぎてご着用が難しいことがわかり、こちらもエントリーをキャンセルすることとなりました。
昨日の締切日までに他の方からのお問い合わせがありませんでしたので、
ジャンケン抽選をするまでもなく、Mさんの当選が決定しました。
先ほどMさんに当選のご連絡を差し上げたところ、なんと今日がお誕生日だったそうで、
大変喜んでいただきました。
Mさん、おめでとうございます。
以上ご報告いたします。